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転職経験のある理学療法士・作業療法士しか知らないこと
昔の理学療法士・作業療法士の働き方といえば一つの施設に長年勤めるという働き方が多かったと思います.
理学療法士・作業療法士の場合,年功序列の色がまだまだ強いですし,終身雇用制度を取っているところがほとんどですので,30年勤務したけど,1つの職場しか知らないといった方も多いでしょう.
ただ転職を経験すると,経験した理学療法士・作業療法士にしかわからないことがあるのも確かです.
今回は転職経験のある理学療法士・作業療法士しか知らないことについて考えてみたいと思います.
理学療法士・作業療法士の職場の常識は世間の非常識
特に理学療法士・作業療法士業界は世間から考えれば非常識なことが多いんですよね.
プラットフォームで昼寝をしたり,夜遅くまで残ってボランティアで勉強会を強いられたり,職場で当たり前になっていることが世間からしたら非常識ってことは少なくないと思います.
自分が退職しても職場は回る
理学療法士・作業療法士の皆さんは自分が職場を退職したら職場が回らないんじゃないかなんて考えて,転職を躊躇されている方もいらっしゃるかもしれません.
ただ自分が退職すると職場が回らなくなるのではないかなんて不安は感じる必要はありません.
私の経験でも,例えば職場の管理職が1人抜けてもなるようになるものです.
誰かが抜ければ誰かがその仕事をするだけで,少し時間はかかるかもしれませんが数ヶ月後にはあなたがその職場にいたことは忘れ去られ,職場は回っているのです.
そもそもその人がいないと回らない職場は組織として問題がありますし,自分が退職したら職場が回らないなんてことはありません.
転職してみればわかります.
合わない職場で消耗するのは時間の無駄
実際に転職してみればわかることは多くあります.
転職が成功すると,それまでになんて無駄な時間を過ごしていたかに気付いて後悔することになります.
自分に今の環境が合っていないとわかっていながら長居するのはもったいないんですよね.
時間の無駄です.
どこに行っても通用しないはあてにならない
理学療法士・作業療法士が退職を切り出した際に上司からおまえはどこへ行っても通用しないからと退職を止められるケースも少なくないでしょう.
ただ考えてみてください.
退職する理学療法士・作業療法士がポンコツならそもそも引き止めることすらしないと思います.
きっと戦力として期待しているから退職を止めるだけであって,こういった場合には他の職場では通用しないといったことはないと思います.
みんな頑張っているからと引き止められる
理学療法士・作業療法士が退職を切り出した際に上司からみんな頑張っているんだから一緒に頑張ろうなんて退職を止められるケースも少なくないでしょう.
ただ考えてみてください.
頑張っているのが危険なんですよね.
余裕がないから頑張っているわけで,頑張らなくても働ける職場を探した方が良いです.
みんなが頑張っていることは理学療法士・作業療法士のキャリアとは関係ない話ですよね.
今回は転職経験のある理学療法士・作業療法士しか知らないことについて考えてみました.
転職を経験するとわかるのですが,転職して外の世界を知ると前の職場を客観的にみられるようになります.
前の職場のあのシステムは良かったなといったものもあれば,前の職場ではどうしてあんなルールで部門運営をしていたんだろうとか感じることもさまざまです.
ただ1つの職場にこもっているとどうしても視野の狭い人間になってしまいます.
1つの職場で勤め上げるのも良いことだと思いますが,学会や研修会などに参加して周囲を見ることは理学療法士・作業療法士としての視野を広げる上でも重要だと思います.
井の中の蛙,大海を見ずですね…