これから数年で理学療法関連の投稿雑誌の選択肢は急増する?

学会発表・論文投稿
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これから数年で理学療法関連の投稿雑誌の選択肢は急増する?

最近は学術研究に勤しみ,論文投稿をされる理学療法士・作業療法士は以前に比較すると増加しております.

ただ理学療法士・作業療法士が投稿する和文雑誌ってあまり多くありませんよね?

理学療法ジャーナルや理学療法なんかの商業誌はそもそも原著論文掲載数が少ないですし,理学療法学なんかは敷居が高いですし,理学療法科学なんかは掲載料が40,000円もかかってしまいます.

これまで理学療法士・作業療法士が投稿する和文雑誌って非常に限られていたわけですが,これから数年で理学療法関連の投稿雑誌の選択肢は急増しそうです.

今回はこれから数年で理学療法関連の投稿雑誌の選択肢は急増しそうといったお話です.

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認定理学療法士・専門理学療法士の更新要件

まず理学療法関連の投稿雑誌の選択肢の急増に寄与すると思われるのが認定・専門理学療法士の更新要件の改定です.

 

新生涯学習制度(2022年4月~)における認定理学療法士・専門理学療法士資格の更新条件が明らかに
新生涯学習制度(2022年4月~)における認定理学療法士・専門理学療法士資格の更新条件が明らかに 2022年4月からはじまる新生涯学習制度に関して認定・専門理学療法士制度がどのように変わるのか気になっていた理学療法士も多かったのではないか...

 

上のリンクにも記載しておりますが,認定理学療法士・専門理学療法士の更新要件として以下の3つのいずれかが必要となります.

 

・都道府県理学療法士会学術雑誌への投稿(筆頭著者に限る)

・ブロック主催学会での一般発表の筆頭演者

・都道府県理学療法士学会での一般発表の筆頭演者

 

なかでも1番目の都道府県理学療法士会学術雑誌への投稿(筆頭著者に限る)というのがポイントです.

この認定・専門理学療法士更新要件の変更によって,今後都道府県理学療法士会が発行する学術雑誌は増えそうです.

今のところどのくらいの都道府県が発行しているのかはわかりませんが,印象的にはまだ半数程度なのでしょうか?

こういった更新要件が掲げられたからには各都道府県理学療法士会で学術雑誌を刊行する流れが進むでしょう.

都道府県理学療法士会の雑誌であればおそらく掲載料は不要でしょうし,そこまで敷居の高い雑誌にはならないものと思われます.

一方でISSNもきちんとついているし形には残るのでこれは投稿の選択肢としてはありでしょうね.

 

 

 

 

 

 

 

分科学会の法人化

また理学療法関連の投稿雑誌の選択肢が急増に寄与すると思われるのが,分科学会の法人化です.

先日も専門会員の募集がありましたが,徐々に分科学会の法人化が勧められております.

現在のところ法人化にともなって,各分科学会から学術誌が刊行される予定です.

12の分科学会から学術誌が刊行されれば,理学療法士が論文を投稿する際の一つの選択肢にはなるでしょうね.

各分科学会から学術誌が刊行されるとなると,理学療法学への投稿論文数の減少も危惧されますね.

 

 

 

 

 

 

 

 

学会発表したら論文に使用

理学療法士の場合には学会発表はしているものの発表したままで論文投稿までいきついていない研究が多く存在します.

これはもったいないですよね.

今後は理学療法関連の学術誌も増えそうですし,都道府県が刊行する雑誌などの場合には少し論文投稿に対する敷居も低くなります

理学療法士の皆様も学会発表したらそれを論文投稿するようにしたいですね.

 

今回はこれから数年で理学療法関連の投稿雑誌の選択肢は急増しそうといったお話でした.

理学療法士にとって投稿できる雑誌の選択肢が増えるというのはありがたいですね.

世に理学療法士が発信する有益な情報が増えるとよいですね.

 

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