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理学療法士・作業療法士が雇用されるメリット
コロナ禍以前から起業する理学療法士・作業療法士が増えておりましたが,コロナ禍に入って雇われの身のメリットを感じることが多くなりました.
自費リハビリ施設を経営されている理学療法士・作業療法士においても,コロナ禍では厳しい経営状況を強いられている施設も多い状況です.
今回は理学療法士・作業療法士が雇用されるメリットについて改めて考えてみたいと思います.
有給休暇がある
まず雇用される立場であれば有給休暇を取得できます.
自分で起業していると有給休暇というものはあったとしても,休んでいる暇などありません.
休みというのは名ばかりで休みの日もさまざまなマネジメント業務に追われるというのが多いと思います.
その点,雇用されている身であれば有給休暇を取得してリフレッシュすることもできます.
最近は昔に比べれば理学療法士・作業療法士の数も増えましたので,有給休暇も取得やすくなった職場が多いと思います.
学会で補助が出る
雇用されている理学療法士・作業療法士の場合には,学会参加や研修会参加に際して病院や施設から金銭的な補助が出ることも多いと思います.
自分が経営を行っていれば,当然学会費や研修費もかさんでしまうと自分の懐に響くわけですから,雇用されている立場でこういった学会費や研修費を補助してもらえるというのは非常にありがたいことですよね.
社会的信用
また一定の規模の病院や施設に就職していれば,雇用されている理学療法士・作業療法士が住宅ローンや自動車ローンを組む際にもローン審査を簡単にパスすることができます.
これが自費リハビリ施設だとなかなか難しい場合も多いです.
雇用されている理学療法士・作業療法士が住宅ローンや自動車ローンを組む場合には,信用を担保する必要があるわけですが,一定の規模の病院や施設への就職というのは社会的な信用にもつながりますので,瀋陽の担保になります.
施設の器具を使用できる
雇用されている理学療法士・作業療法士の施設にもさまざまな機器や物品があると思います.
普段は何気なく使用されていると思いますが,こういった機器や備品だって自費リハビリ施設で揃えれば数百万円の費用が必要となります.
備えられた機器を使用できるのってとてもありがたいことなわけです.
職場によってはかなり高額な機器を備えている施設もあると思いますが,個人では絶対に購入は難しいですし,リースだってある程度の規模の施設でなければ難しいでしょう.
施設のデータを利用できる
臨床研究に取り組む理学療法士・作業療法士にとっては施設のデータを利用できるというのも大きなメリットになるでしょうね.
最近は電子カルテシステムからデータを抽出することが容易になりましたので,これを生かさない手はありません.
もちろんデータを使用するにあたってはそれなりの手続きを踏む必要がありますので,好き勝手に利用して良いというわけではありません.
黙っていてもクライアントが集まってきて経験が詰める
自費リハビリ施設ではクライアントの集客からスタートする必要がありません.
病院や施設で理学療法士・作業療法士がクライアントを募るなんてことはあまりありませんよね.
急性期医療機関であればほっといてもどんどんクライアントが集まってきて経験を積むことができます.
集客するために広告を掲載するだけでもお金がかかってしまうわけですからね.
やっぱり理学療法士・作業療法士にとって経験というのは何にも代えがたいものですからね.
これも当たり前に思いがちですが,非常にありがたいことなわけです.
今回は理学療法士・作業療法士が雇用されるメリットについて改めて考えてみました.
こうして考えてみると理学療法士・作業療法士が雇ってもらえるのってメリットだらけですね.
給料が安いなんて言ってたら罰が当たりますね.
雇用されているからには,雇用されているメリットを最大限に生かせるよな働き方をしたいですね.