理学療法士急増に歯止めがかかる?

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理学療法士急増に歯止めがかかる?

先日の株式会社geneの無料セミナーでも理学療法士の急増に関する話題が取り上げられましたが,日本理学療法士協会の総会の中でも理学療法士の定員数に関する今後について協議がなされております.

今回は理学療法士急増に歯止めがかかるのかどうかといったお話です.

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2021年度 第1回 理事懇談会 抄録によると

2021年度 第1回 理事懇談会でも理学療法学科1学年定員の今後に対する考え方について日本理学療法士協会の元会長半田先生から提言がなされました.

 

 

 

 

 

 

 

 

現在の定員数(厚生労働省資料より)

1学年定員数

合計14,490名(昼間部:13,280名,夜間部1,210名)

募集停止

合計770名(昼間部:570名,夜間部200名)

特徴

  • 40名定員の養成校が圧倒的に多い(263校中128校)
  • 80名定員の養成校が次いで多い(263校中52校)
  • 最大定員は120名で2校
  • 定員が20名以下の養成校はすべてが官公立

 

 

 

 

 

 

 

 

今後考えられる日本理学療法士協会としての課題と選択肢

課題

  • 需給状況の逼迫化による雇用条件の引き下げと雇用不安
  • 受験生の四つの低下による理学療法士の社会的信頼の減少

 

 

 

 

 

 

 

 

対策案

  • 国立大学理学療法学科については理学療法教育の象徴として存続に努力する
  • 理学療法士国家試験の合格ラインの引き上げを要望する(リハビリ学校協会と日本作業療法士協会は同意しないことが予測される)
  • 養成校の定員引き下げを学校協会に提案する(これも同意が得られない可能性が高い)
  • 護送船団的対応を再検討する
  • 人口動態を考慮し急ぎ必要定員数を特定する

 

 

 

 

 

 

 

 

主な意見

今後の対応としてポイントをどこに置くか,入学定員の問題か,国家試験の合格率(人数)の問題なのか,臨床実習で臨床推論を学ばなくても,試験対策をすれば解ける問題であることがある.臨床実習をしっかりしていなければ合格できないような問題にする,あるいは入学定員を絞るなどいくつかの視点はあろうが,教員の会員もおり,難しい問題だ.

人数をコントロールしていくことは現実的にすぐには難しいと思う.質を担保する中でよい教育をしているところがどう生き残っていくか,法的な部分の担保とは別に本会として 4 年制大学の推進とあわせて教育水準・研究水準・推奨プログラムなどを打ち出してはどうか.

視点に付け加えて欲しいのが研究レベルの維持,教員の定員が絞られると研究がどのくらいできるか.ポストを取られてしまうということが実際に起こっている.質の高い研究をしている人を引き上げる,認める仕組みを設けて,高めていってほしい.研究の水準が不十分なところには戒告もしてほしい.

数が多すぎることは目に見えて明らかで,何らかの対策は必要.卒前システムと卒後システムへのアプローチがそれぞれある.国家試験をプロパーが作成するのは適切なので,その体制をとっていきたい.養成数が多すぎることは何ともしがたい部分があるが,法律を変更する必要があれば,関係各位に問題共有を図っていく必要がある.職能団体としてどうあるべきかという構想を提示し,厚労省の方針を問うというやり方もあるだろう.リハビリテーションを考える議員連盟の議員の方にも,本当の意味で職能だけでなく,職能を支える教育について理解していただく必要がある.

新執行体制でも知恵を出し合って対処してほしい.

 

今回は理学療法士急増に歯止めがかかるのかどうかといったお話でした.

今後どうなっていくのかはわかりませんが,日本理学療法士協会として定員数の削減に向けて公に歩みを進めはじめたというところではないでしょうか?

長い戦いになると思いますが,どうにかしなければいけない問題だとは思いますので,何かしらの解決策が見つかるとよいですね.

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