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会議や症例報告会の中でダンマリなのに後でゴチャゴチャ言う理学療法士・作業療法士ってどうなの?
理学療法士・作業療法士であれば職場での会議へ出席したり,症例報告会に参加して,ディスカッションをする機会って多いと思います.
せっかく時間を作って皆が集う場ですから,会議や症例報告会の中で自分の意見を述べることは重要だと思います.
ただ中には会議や症例報告会の中でダンマリなのに後でゴチャゴチャ言う理学療法士・作業療法士って多いですよね?
今回は会議や症例報告会の中でダンマリなのに後でゴチャゴチャ言う理学療法士・作業療法士ってどうなのといったお話です.
会議の場で発言することの意義
例えば症例報告会であれば会議の場で質問や発言をすることで発表者以外にもプラスになるわけですね.
会議の場での質問や意見がさまざまなディスカッションを生むわけですし,このディスカッションに大きな意味があります.
特に組織としてどういった考えでサービスを提供するかといったところにもつながりますので,会議の場で発言するというのは非常に意味があります.
症例報告会が終わった後に,発表者のところへ言ってゴチャゴチャ言うくらいなら症例報告会の場面で発言すべきですよね.
そのためにわざわざ時間を取っているのに,後でゴチャゴチャ言うのってどうなんでしょうか?
症例報告会で質問や意見すると発表者を責めることになる?
中には症例報告会で質問や意見すると発表者を責めることになると考える理学療法士・作業療法士も多いかもしれません.
確かに理学療法士・作業療法士界隈では昔から臨床実習生の症例報告に対して責め立てるように質問や意見を投じるといったのが悪しき慣例になっております.
そのため質問や意見をするというのが何となく発表者を責めることになると考える理学療法士・作業療法士も多いわけですね.
もちろん意地の悪い一方的な指摘や質問ではなく,建設的な意見や質問であれば,発表者を責めることにはならないと思いますので,このあたりは質問や意見の内容や伝え方というのがポイントになるでしょう.
自分がたたかれるのが怖い?
また会議の場で発言しない理学療法士・作業療法士の中には,発表に対して質問や意見をすると自分がたたかれてしまうのではないかといった恐怖心から意見や発言ができないといった方も多いでしょう.
反論=たたかれるといった認識を持たれる理学療法士・作業療法士も多いのでしょうが,ディスカッションするというのは意見を戦わせることですので,これを怖がっていては前には進みません.
批判を受け入れる覚悟も必要ですし,批判を怖がっていては成長はできませんよね.
反論を批判ととらえるのではなく,ありがたい意見としてとらえられるかどうかが重要でしょうね.
ディスカッションから生まれるものは多い
衝突を避けたいといった理学療法士・作業療法士もいらっしゃるかもしれませんが,ディスカッションから今れるものは多いですね.
学会によってはいまだに葬式みたいな学会もありますが,最近は神経理学療法学会をはじめ,熱いディスカッションが繰り広げられる機会も増えております.
こういった熱いディスカッションというのは参加者にとっても大きなプラスになりますので,後で裏でごちゃごちゃ意見するのではなく会議の場で発言できるようにしたいですよね.
会議の場での発言が組織全体の成長にもつながりますからね.
今回は会議や症例報告会の中でダンマリなのに後でゴチャゴチャ言う理学療法士・作業療法士ってどうなのといったお話でした.
せっかくディスカッションのための時間を設けているわけですので,怖がらずに意見や発言できるようにしたいですね.
また他者の意見を批判として受け入れる姿勢も重要でしょうし,意見や発言をする際にはできるだけ建設的な内容や伝え方が求められるでしょうね.