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理学療法士・作業療法士の臨床実習で時間外に野球やサッカーを強制される
男性理学療法士・作業療法士であれば学生時代の臨床実習で実習施設の理学療法士・作業療法士から時間外に野球やサッカーに誘われた経験はありませんか?
バレーボールとか他のスポーツもあるかもしれません.
理学療法士・作業療法士ってスポーツ経験者も多いですし,体育会系の方が多いので実習生を実習時間外も巻き込んでスポーツ活動に強制参加させる実習施設も少なくありません.
勉強はできないけど野球ができるから指導者に気に入られて実習をパスできたなんて伝説を自慢げに話している理学療法士・作業療法士も多かったりします.
今回は理学療法士・作業療法士の臨床実習で時間外に野球やサッカーを強制される件について考えてみたいと思います.
養成校側も野球やサッカー経験者を実習生として送る
理学療法士・作業療法士の臨床実習で時間外に野球やサッカーを強制される場合って,養成校側も黙認していることが多いんですよね.
実習を受け入れてもらうために,実習施設の言いなりになって野球やサッカーの経験のある学生を実習生として送り込むわけです.
これって学生からしたら迷惑でしかありませんよね.
課題学習が週5時間までという時代に,実習後の時間を束縛されて,やりたくもない野球やサッカーに付き合わされるなんてこの時代にあり得ませんよね?
養成校側がこういった実習先のやり方を黙認しているところに大きな問題があります.
そんなことを要求してくる実習先なんか早く実習施設から外した方が良いです.
課題ができるわけもない
実習中って実習だけでも疲れますよね.
緊張感の中でクライアントや指導者に気を使って8時間実習をするだけでもかなりの疲労感です.
それなのに実習後に運動を強制されるってブラックすぎます.
そのうえ,運動から帰宅したら12時を回っているにもかかわらず,そこからレポートやデイリーの作成って…
本当にいつ寝れば良いのでしょうか?
もっともやっかいなのが運動に勧誘するスタッフと臨床実習指導者が別の理学療法士・作業療法士の場合です.
臨床実習指導者が運動に勧誘してくる場合には,課題についてもある程度の猶予を与えてくれるかもしれませんが,別のスタッフの場合にはそういうわけにもいきません.
場合によっては臨床実習指導者に「実習中になんでスポーツなんかしているの?」と怒られる始末です.
時間外の束縛は違法
臨床実習生というのは決められた時間に実習を行うわけですから,時間外の時間の束縛というのは基本的には違法です.
仮に自主的な参加であっても半強制のようなものですから,勧誘すること自体に問題があるでしょう.
理学療法士・作業療法士の皆様も間違えても臨床実習生を運動なんかに誘ってはダメですよ.
今回は理学療法士・作業療法士の臨床実習で時間外に野球やサッカーを強制される件について考えてみました.
時代は令和です.
スポーツ活動を通じてチーム医療を学ぶなんてわけのわからない理由でスポーツ活動に学生を強制参加させるのはやめましょう.
学生にとっては迷惑でしかありません.
臨床実習生も実習時間外の活動はきっぱりと断りましょうね.