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理学療法士・作業療法士が文章を推敲する際のポイント
理学療法士・作業療法士も文書作成の際にはひらがなと漢字を組み合わせよう
理学療法士・作業療法士も仕事の中でさまざまな文書を作成する機会があります.
クライアントの情報提供書なんかはその代表ですが,企画書なんかを作成する場合もありますし,理学療法士・作業療法士によっては論文執筆に取り組まれる方もいらっしゃると思います.
文書で問題となることが多いのが誤字・脱字です.
誤字・脱字を減らすためには文章を丁寧に遂行することが重要となります.
今回は理学療法士・作業療法士が文章を推敲する際のポイントについて解説させていただきます.
文章を推敲する目的
理学療法士・作業療法士は何のために文章を推敲する必要があるのでしょうか?
理学療法士・作業療法士が文章を推敲する目的というのは以下のような目的が挙げられると思います.
誤字や脱字をなくす
文字を付け加えたり,削ったりして読みやすくする.
情報に間違いがないかを確認する.
より分かりやすい表現に差し替える.
いずれにしても読み手のことを考えて,読み手に文章を伝わりやすくするという目的が大きいと思います.
文書を推敲する際のポイント
理学療法士・作業療法士が文章を推敲する場合にはいくつかポイントがあります.
ここでは4つポイントを挙げてみました.
時間を置く
プリントアウトする
声に出して読む
他者の目を入れる
時間を置く
私自身も経験がありますが,文章は必ず時間を空けてから推敲することをお勧めします.
人間というのは文書を書いた直後ですと,頭の中にある文章を補って書き終えた原稿を読んでしまいます.
また書いた直後だと,書いた時の気持ちが残っていて客観的に読むことができないことが多いんですよね.
ではどれくらい時間を置けばいいでしょうか?
最低でも1日は空けて遂行できるとよいですね.
可能であれば一週間空けると効果的です.
数日間読まずに改めて読み返すと客観的に読める他の人の書いた原稿として推敲できるわけです.
私もよく経験しますが,改めて読み直してみると何でこんな表現にしたんだなんてのがよくあります.
プリントアウトする
これは皆様にも必ず行っていただきたいのですが必ず推敲する際にはプリントアウトして推敲しましょう.
紙で読んだ方が確実に分析力がアップします.
PC画面ですと全体を一望して構成を見るのが難しいんですよね.
用紙に出力することで書き手から読み手へ意識が変わって第三者の視点でチェックできます.
プリントアウトして読んでみるとPC画面では気付かない誤った表現に気付かされることは多いですね.
声に出して読む
推敲する際には必ず音読が原則です.
音読では読み飛ばすことができませんので,黙読のように誤字や脱字を見逃すことが少なくなります.
誤字や脱字,読みやすさ,文章のリズム,句読点の位置,言葉の重複など,音読することでチェックできる部分も多いのです.
すらすら読めないところ読みにくいところリズムの悪いところは問題が潜んでいると考えた方がよいでしょう.
他者の目を入れる
他人に読んでもらえればもっともよい推敲ではなく添削になりますが,最も効果的な推敲がこれです.
第3者は先入観を持たない分,自分では気づけないミスを指摘してくれますからね.
今回は理学療法士・作業療法士が文章を推敲する際のポイントについて解説させていただきました.
今回ご紹介した4つのポイントを意識してより伝わりやすい文章を作成したいですね.