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若手理学療法士・作業療法士業界も知っておきたいリハビリテーション部門の暗黙のルール
理学療法士・作業療法士が勤務するリハビリテーション部門というのは病院や施設の中でも閉鎖的なことが多いです.
今の時代を考えると到底理解できないような暗黙のルールがまだまだ残っているリハビリテーション部門も多いでしょう.
時代に合わないリハビリテーション部門の暗黙のルールに若手理学療法士・作業療法士は従うしかないわけです.
先輩方も暗黙のルールで仕事を長年行ってきたためそれが当たり前になっているケースです.
今回は若手理学療法士・作業療法士業界も知っておきたいリハビリテーション部門の暗黙のルールについて考えてみたいと思います.
残業代出ない問題
新人理学療法士・作業療法士は残業代が無いのが当然といったルールです.
残業代は上司の許可が下りないとつけられません.
基本的に新人理学療法士・作業療法士は仕事が遅いんだから,超過勤務が発生しても残業代は支払われないのが当たり前になっている職場です.
ただこれっておかしいですよね.
新人であろうが経験者であろうが,雇用している側からすれば超過勤務が発生したら残業代を支払わないとこれは後々大きな問題になります.
病院や施設によっては超過勤務1時間は残業代は出ないのが暗黙のルールになっているところもありますね.
1時間くらいはサービスで働くのが当たり前になっているわけですね.
超過勤務というのは1分でも発生したら,残業代が支払われないと問題です.
休暇が自由に取れない問題
最近は365日体制でリハビリテーション部門を運営する医療機関や施設が増えておりますので,勤務表作成にあたって事前に休み希望を提出する職場が多いと思います.
ただ新人理学療法士・作業療法士の場合には,独り立ちするまでは希望なんて出せないといった暗黙のルールがある職場も存在します.
仮に休み希望を出せたとしても,休み希望が重なった場合には,結婚していない人や後輩が譲るのが暗黙のルールになっている職場が多いのも実際です.
また有給休暇は家族の体調不良か自分の体調不良で無いと取得できない,遊びのための有給休暇の取得は基本的に認められないなんて職場もまだまだあります.
さらに理学療法士・作業療法士の勤務先では夏季休暇が数日与えられることが多いですが,6~8月の間に取得が義務付けられていることが多いのですが,新人理学療法士・作業療法士の夏季休暇の取得は有無を言わさず6月取得ということも多いです.
8月は子供が夏休みということもあって既婚者や経験者が夏休みをす得するため,新人理学療法士・作業療法士は梅雨時期の6月に意味の無い夏季休暇を取得させられるのです.
新人の記録問題
最近は電子カルテシステムを導入している職場がほとんどだと思います.
職場によってはPCが不足しているがために,新人理学療法士・作業療法士が使用したくても使用できないなんてケースも少なくありません.
新人理学療法士・作業療法士はPCを譲るのが基本で新人理学療法士・作業療法士はデスクトップを使ってはいけないなんておかしな暗黙のルールもあります.
これもおかしなルールですよね.
コーヒー・お茶準備問題
令和の時代にいまだに新人理学療法士・作業療法士がコーヒーやお茶の用意をしている職場も少なくありません.
明らかなパワハラですよね.
仮に準備が必要なのであれば,少なくとも新人理学療法士・作業療法士も経験者も関係なく,輪番制で行うべきですよね.
そもそもコーヒーやお茶なんてそれぞれが準備すればよいと思いますが…
満足に休憩取れない問題
新人理学療法士・作業療法士であれば昼休憩は食事をとったら早めに業務に戻って情報収集するのが当たり前といったルールです.
休憩室の座る場所は新人が手前で電話対応なんてのもあるあるですね.
これでは新人理学療法士・作業療法士は満足に休憩を取ることもできません.
今回は若手理学療法士・作業療法士業界も知っておきたいリハビリテーション部門の暗黙のルールについて考えてみました.
ここに挙げた以外にもさまざまな暗黙のルールが存在します.
ここには書けないようなブラックなルールが存在する医療機関や施設も多いでしょうね.
時代は令和です.
いつまでもリハビリテーション部門によく理解できない暗黙のルールが残ってしまっているのは問題でしょうね.