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理学療法士・作業療法士臨床実習における実習地訪問もZOOMで十分?
新型コロナウイルス感染拡大に伴い理学療法士・作業療法士養成校における臨床実習も変化しつつあります.
臨床実習指導がさまざまな変化を遂げている中で実習地訪問も変わりつつあります.
今回は理学療法士・作業療法士臨床実習における実習地訪問がZOOMで十分ではないかといった件について考えてみたいと思います.
理学療法士・作業療法士臨床実習における実習地訪問とは?
理学療法士・作業療法士臨床実習における実習地訪問はこの実習の中頃に,教員が実習先を訪問し,実習生と実習指導者と面談するものです.
実習生の悩みなどを共有して,より良い実習にすることを目的としております.
実習地訪問を通して学生の状況を共有し,問題の早期発見と解決に向けた取り組みを共同でおこなっています.
また実習地へのお礼訪問を兼ねているというのもこの実習地訪問の特徴だと思います.
教員の旅費を実習費に充ててほしい
実習地訪問では養成校の教員が実習地を訪問するわけですが,当然ながら訪問する教員の旅費が必要となります.
中には中には泊まり込みで実習地へ訪問することもあります.
実習地が沖縄の場合には,教員にとってはちょっとした小旅行になりますので,教員も実習地訪問を楽しみにしているといった場合も少なくありません.
ただこれってZOOMで十分じゃないですか?
実習先を訪問する教員の旅費が節約できれば,もっと違う使い道もあるでしょうし,個人的には1日の実習謝礼金を増額することにあててほしいなと思うわけです.
ZOOMによる実習地訪問
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて増えているのが,ZOOMによる実習地訪問です.
もはや実習地訪問と呼べないと思いますが…
ZOOMを用いることで学生および実習指導者とネット上で意見交換をするわけですね.
正直,これで十分だと思います.
もちろん問題のある学生のケースで対面して話をした方が良いケースもあるでしょうが,概ね8割以上はZOOMを使えば教員が実習地へ足を運ぶ必要はないのではないでしょうか?
実習地訪問がZOOMで代替できれば教員の旅費や拘束時間が削減されます.
この新型コロナウイルス感染拡大を契機に今の実習地訪問のスタイルをZOOMスタイルに変更するチャンスだと思います.
大学ではそもそも実習地訪問の無い養成校も多い
私が養成校時代がそうでしたが,大学の場合にはそもそも実習地訪問が無く電話連絡のみといった養成校も少なくありません.
電話でも済んじゃうんですよね.
学生や指導者の表情を確認したいということであれば,テレビ電話って手もありますし,この時代にわざわざ実習地まで足を運んでというのは時代錯誤な気がします.
今は感染管理の関係もあって実習地訪問が少なくなっているようですが…
今回は理学療法士・作業療法士臨床実習における実習地訪問がZOOMで十分ではないかといった件について考えてみました.
ウィズコロナ時代の実習地訪問はZOOMで十分ですね.
その分,実習謝金を増やしてもらえる方向で進めていただきたいですね.
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