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理学療法士・作業療法士が職場でパワハラにあったら…
最近はハラスメントに対する認識も高まっておりますが,まだまだリハビリテーション部門もハラスメントが横行している業界の1つだと思います.
理学療法士・作業療法士の場合,経験年数という絶対的な指標で上下関係ができやすく,理不尽なことでハラスメントが行われることも少なくありません.
でも実際に理学療法士・作業療法士がハラスメントにあった場合,どのように対処すればよいのでしょうか?
今回は理学療法士・作業療法士が職場でパワハラにあった際の対応策についてご紹介させていただきます.
パワーハラスメントの証拠を集める
まずパワーハラスメントに限ったことではありませんが,ハラスメント対策として重要なのは,ハラスメントに関する証拠を集めることです.
理学療法士・作業療法士が上司にパワハラにあったならば,愚痴を言ったり嘆いている前に証拠を集める作業を一番に行う必要があります.
口頭で「上司である理学療法士・作業療法士にこんなことを言われた,された」等と訴えても信じてもらえない場合が多いですし,上司である理学療法士・作業療法士も「いじめていない,教育の一環として指導しただけだ」と弁解するに決まっています.
場合によっては声を上げたことで,自分の立場が不利になってしまうこともあるでしょう.
組織は管理者である上司を信じる可能性が高いわけです.
そのため上司のいじめやパワハラがあった証拠をコツコツと集めておくことが重要となります.
この証拠さえあれば,第三者がその証拠を確認した時に「これはパワハラだ」と判断することができるわけです.
証拠として何を集めておけばよいのか?
証拠として集めておくべきなのは以下の情報です.
日時・時間
ハラスメントをされた相手の名前
された行為
その時の気持ち(不快感・恐怖感など)
写真撮影
音声
動画
日時・時間やハラスメント行為を記録するだけでなく,可能であれば音声や動画記録があれば確たる証拠になります.
メモなんかに比べると信頼度が高いです.
最近はスマートフォンにもボイスレコーダーがついておりますし,市販のボイスレコーダーを使うのも良いでしょう.
上司に呼び出された際には,ちょっと待って下さいと言ってボイスレコーダーの録音を開始するといった方法がお勧めです.
パワハラを相談窓口に報告する
証拠が集まったら相談窓口に相談しに行きましょう.
最近は大きな病院では相談窓口が設置されている場合が多いので,ハラスメントの相談窓口が設置されている場合には,まず相談窓口へ証拠を持って相談しに行きましょう.
ハラスメントに関する相談窓口が設けられてなければ,病院の総務課や人事課なんかに相談するとよいでしょう.
場合によっては労働組合への相談というのも効果的ですね.
昔はハラスメントを訴えてもあしらわれることが多かったわけですが,今の時代パワハラに厳しいのですぐに動いてくれる可能性が高いです.
裏でこっそり動くのが吉
パワハラを受けて絶対やってはいけないのが表立ってパワハラの仕返しをするといった行動です.
あくまでこちらは被害者ですので,仕返しという形で加害者になってはいけません.
仕返ししたところで組織での立場が上の人に勝てるわけがありません.
ひっそりと証拠集めをして,出すべきところに証拠を出すのが賢明です.
今回は理学療法士・作業療法士が職場でパワハラにあった際の対応策についてご紹介させていただきました.
この記事がパワハラに悩む理学療法士・作業療法士の助けになれば,またパワハラを行っておられる上司の方がおられればその抑止になれば嬉しく思います.
パワハラから逃げることも考えよう
パワハラ上司に打ち勝つのも実はかなりエネルギーが必要です.
またパワハラ上司を告発することで逆に働きにくくなってしまう場合もあります.
そのためパワハラが続いている職場を早く辞めることを考えても良いでしょう.
理学療法士・作業療法士であれば,一般職に比較すれば転職も簡単ですし,パワハラを告発したとしてもその上司が存在する限り,その職場で働き続けるのはきついです.
告発の計画を立てながら転職先を考えるのも一つの手でしょう.
ただ一度パワハラに悩まされると転職先選びにも慎重になりますよね.
外からだと転職先の上司がどんな人かってわかりませんもんね.
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