目次
理学療法士・作業療法士はナースコールを取るべき?
理学療法士・作業療法士の皆さんは病棟のスタッフステーションで電子カルテを記載したり,事務作業を行っている時にナースコールがなったらどういった対応をされていますか?
先日からSNSの中で,理学療法士・作業療法士は暇そうなのにナースコールをなぜ取らないんだといった看護師のツイートが盛り上がっておりますが,そもそも理学療法士・作業療法士はナースコールを取るべきなのでしょうか?
今回は理学療法士・作業療法士はナースコールを取るべきかどうかについて考えてみたいと思います。
ナースコールを取るのは理学療法士・作業療法士の仕事ではない
考えてみると,ナースコールへの対応は理学療法士・作業療法士の仕事ではありません.
われわれはナースコールに対応するように教育されておりませんし…
仮に病院の運用で理学療法士・作業療法士もナースコールに対応するように取り決めが行われていれば話は別ですが…
ナースコールがなっているのに理学療法士・作業療法士がカルテを書きながら私語
上述したようにナースコールへの対応は理学療法士・作業療法士の仕事ではありません.
ただスタッフステーションに人がいない状況で,ナースコールがなった場合に,完全に無視しておいてもよいでしょうか?
クライアントが助けを求めているわけですから,自分の仕事ではないといって全く無視というのはいただけませんよね.
ナースコールを取って看護師へ伝える
ではスタッフステーションに人がいない状況で,ナースコールがなった場合に,どういった対応をすべきでしょうか?
私がよく行う対応としてはナースコールを取って看護師へ伝えるという対応です.
仮にわれわれがナースコールをとったとしても理学療法士・作業療法士の専門性からするときちんと対応できないことがほとんどでしょう.
であるとするならばナースコールを取って看護師へ伝えるというのが,われわれ理学療法士・作業療法士にできる対応ではないでしょうか?
実際にこういった対応をすると看護師からもものすごく感謝されます.
ナースコールが鳴っているのに理学療法士・作業療法士が私語をしている
よくあるのがナースコールが鳴っているのにもかかわらず,お構いなしで理学療法士・作業療法士がスタッフステーションで死語をしているケースです.
これだとSNSの中のついーとではありませんが,理学療法士・作業療法士もナースコールに対応してよと言われても仕方ありませんよね.
看護師のいないスタッフステーションでの家族への対応なんかも重要です.
家族が「すいません」と呼びかけているのに理学療法士・作業療法士が無視ではこれは病院や施設としてもまずいですよね.
今回は理学療法士・作業療法士はナースコールを取るべきかどうかについて考えてみました.
ナースコールへの対応は理学療法士・作業療法士の仕事ではない,ナースコールに対応していたら単位を取得できないなんて意見もわからなくありませんが,われわれ理学療法士・作業療法士もクライアントからすれば病院の職員です.
またナースコールを取って看護師へ伝えるといったような対応の積み重ねが結局は看護師からの信頼を勝ち取ることにもつながります.
面倒くさがらず,自分には関係ないと思わず,適切な対応ができるとよいですね.
コメント