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理学療法士・作業療法士は歩行練習の際になぜ後に手を組みたがるのか?
屋外歩行練習の際によく見かける光景ですが,理学療法士・作業療法士が後ろに手を組んでいるのってよく見かけませんか?
これってリスク管理の面で全くの無防備ですし,見た目の印象もよくありませんよね.
今回は理学療法士・作業療法士は歩行練習の際になぜ後に手を組みたがるのかについて考えてみたいと思います.
後ろに手を組むのってどういった印象ですか?
後ろに手を組むのってあまり印象よくないんですよね.
私自身もそうでしたが,目上の人と話をするときに,ついついやってしまいがちなのが「手を後ろに組む」という姿勢です.
両手を無意識に後ろに回して組むと胸腰椎も伸展されますし,なんとなく良い姿勢に見えます.
ただこれってビジネスマナー的には失礼な姿勢なわけです.
後ろに手を組んでしまうと,相手に対しては横柄な態度に見えたり,相手を萎縮させてしまうこととなります.
そのため基本的には両手を後ろに組むような姿勢というのはNGなわけです.
ただこれって癖みたいになっている場合も多くて,本人には悪気はないのですがなかなか直らないんですよね.
若いうちから意識して直した方が良いマナーの1つだと思います.
リスク管理ができるのか?
仮に杖歩行が自立していて転倒リスクの低いクライアントであっても100%転倒しないなんてことはありません.
健常人だって若年者だって転倒する時には転倒します.
転倒しそうになった時に手を後ろに組んだ状態で対応できるでしょうか?
仮にクライアントが転倒してしまった際に付き添っていた理学療法士・作業療法士が後ろに手を組んでいたということが明るみになれば,注意義務違反で確実に訴えられたら負けてしまうでしょうね.
手を前方に位置させておけば少しでも転倒を食い止められる確率が上がるのは明白ですよね.
散歩感が増す
半田会長の「なんちゃってリハビリ」ではありませんが,後ろに手を組んだ状態で付き添って歩いていると何となく散歩感も増しますよね.
理学療法士・作業療法士がぼーっと後ろに手を組んで散歩をしている.
なんて気楽な職業なんだといった見られ方をしてしまいます.
今回は理学療法士・作業療法士は歩行練習の際になぜ後に手を組みたがるのかについて考えてみました.
外観の印象もそうですが,何よりも後に手を組むというのはリスク管理の面で適切ではありません.
心当たりのある理学療法士・作業療法士の方は注意した方が良いでしょうね.
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