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日本理学療法士学会分科学会運営幹事の選挙の時期がやってきました
今年はあっという間にすぎてしまった感がありますが,日本理学療法士学会分科学会運営幹事の任期が2021年3月をもって満了を迎えます.
2年間の任期満了を迎えるにあたって2021 年 1 月から3 月の間に分科学会運営幹事選挙が行われます.
皆様はこの分科学会運営幹事の選挙って投票されていますか?
今回は分科学会運営幹事の選挙について考えてみたいと思います.
何を決めるの?
日本運動器理学療法学会運営幹事 15 名
日本基礎理学療法学会運営幹事 15 名
日本呼吸理学療法学会運営幹事 15 名
日本支援工学理学療法学会運営幹事 15 名
日本小児理学療法学会運営幹事 15 名
日本神経理学療法学会運営幹事 15 名
日本心血管理学療法学会運営幹事 15 名
日本スポーツ理学療法学会運営幹事 15 名
日本地域理学療法学会運営幹事 15 名
日本糖尿病理学療法学会運営幹事 15 名
日本予防理学療法学会運営幹事 15 名
日本理学療法教育学会運営幹事 15 名
基本的には12の分科学会の運営幹事を決めることになりますが,立候補者数が定数の15人を超えた場合に選挙になります.
前々回までは定数を超える分科学会がほとんどなかったわけですが,前回の2019年に行われた選挙では「運動器」,「基礎」,「支援工学」,「神経」,「スポーツ」,「予防」の5つの分野で,立候補者が定数の15名を超えたため投票選挙が行われました.
選挙方法は?
選挙の方法ですが,2020 年 12 月 7 日(月)(選挙告示日)時点において,当該分科学会への登録が済んでいる正会員を基準に作成される選挙人及び被選挙人名簿によって選挙が行われます.
つまり投票をしようと思うと分科学会に登録しておく必要があるわけですね.
どのくらいの理学療法士協会員が登録しているのか気になりますよね?
分科学会・部門の登録者数ですが平成29年3月31日のデータでは,のべ107,190人,実人数15,306人であり,新人教育プログラム修了者(59,982人)から見た割合は実人数で25.5%となっております.
新人教育プログラムが修了しても分科学会に登録している理学療法士が少ないのが実際です.
正直,興味のない方も多いと思いますので,登録状況はあまり高くない状況です.
どのような理学療法士が立候補可能なの?
2020年12月7日(月)(選挙告示日)時点において,当該分科学会へ登録が済んでおり,かつ公益社団法人日本理学療法士協会が認定した専門理学療法士または認定理学療法士の資格を有する正会員を基準に作成される被選挙人名簿に登録されている者が立候補可能となっております.
専門理学療法士の専門分野や認定理学療法士の認定領域によって立候補できる分科学会が異なりますので,立候補される場合にはこの点にも注意が必要です.
立候補から投票までの流れ
立候補届の事前相談期間:2020年12月21日(月)正午~12 月 25 日(金)正午まで
立候補受付期間:2021年1月4日(月)正午~1月11日(月)正午まで.
投票期間:2021年2 月1日(月)正午~2月14日(日)正午まで
開票日:2021年2月14日(日)13 時~
このような流れとなっております.
投票率は低いの?高いの?
皆様も御承知の通り,この分科学会運営幹事の選挙ですが,残念ながら投票率は高くありません.
前回は最終的な投票率が約23~24%と,それまでに比較すれば投票率は上がりましたが,新人教育プログラムを修了した理学療法士の4分の1に投票の権利があって,そのうち4分の1しか投票していないと考えると投票者は非常に少ないわけです.
前回はSNS上でも投票を促すような投稿が目立ちましたが,そのおかげもあってか,それまでの選挙に比較すれば投票率は1.5倍まで伸びました.
今回はもう少し投票率が上がるとよいですね.
今回は分科学会運営幹事の選挙について考えてみました.
全く興味のない方も多いと思いますが,選挙になれば自分の尊敬する理学療法士を応援してもいいかもしれませんね.
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