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理学療法関連雑誌の今後の特集予定 2020年11月~
理学療法士の皆様も雑誌や文献を使って学習する機会は多いと思います.
書籍と雑誌の大きな違いは刊行までにかかる時間ですので,雑誌の方が情報が新しいといった特徴が挙げられます.
そのため理学療法士が所属する病院や施設では雑誌を定期購読されていることが多いと思います.
今回は理学療法関連雑誌の2020年11月以降の特集予定についてご紹介させていただきます.
予定をしっかりと把握して見逃さないようにしたいですね.
理学療法ジャーナル
まずは医学書院が発行している理学療法ジャーナルです.
歴史も古く,おそらく理学療法士が最も多く読んでいる雑誌ではないでしょうか?
第54 巻第11号(2020年11月号)
特集/歩行 PARTⅠ:脳神経疾患と歩行
エディトリアル歩行と理学療法
内山靖(名古屋大学大学院)
歩行の観察評価
盆子原秀三(了徳寺大学健康科学部)
歩行障害への治療介入―部分法と全体法
星文彦(埼玉県立大学)
歩行障害への治療介入―装具・歩行補助具との融合
長谷川隆史(名古屋大学大学院)
脳卒中による歩行障害の評価と治療
高村浩司(健康科学大学)
パーキンソン病による歩行障害の評価と治療
岡田洋平(畿央大学)
バランス低下による歩行障害の評価と治療
望月久(文京学院大学)
不全脊髄損傷による歩行障害の評価と治療
古関一則(茨城県立医療大学付属病院)
脳性麻痺による歩行障害の評価と治療
大畑光司(京都大学大学院)
Close-up 糖尿病
糖尿病に関する幹細胞・生命工学研究
桑原知子(産業技術総合研究所)
糖尿病における薬物治療
笹子敬洋(東京大学大学院)
糖尿病におけるフットケアとチーム医療
渥美義仁(永寿総合病院)
この特集は本当に楽しみですね.
歩行は理学療法士にとっては切っても切り離せませんし,内山先生,星先生,望月先生,大畑先生と執筆メンバーも大御所ばかりですね.
中枢神経疾患の歩行を再考する上でこの1冊は見逃せませんね.
第54 巻第12号(2020年12月号)
特集/歩行 PARTⅡ:運動器疾患と歩行指導
「歩く」ことをどう教えるか?―目的にみあった指導のために
石井慎一郎(国際医療福祉大学大学院)
歩行指導の基本と応用歩行
小玉裕治(医療法人我汝会えにわ病院)
足部・足関節に起因する歩行障害の評価と治療
越野裕太(NTT東日本札幌病院)
膝関節に起因する歩行障害の評価と治療
赤坂清和(埼玉医科大学)
股関節に起因する歩行障害の評価と治療
石羽圭,他(広瀬整形外科リウマチ科)
体幹の運動器疾患に起因する歩行障害の評価と治療
藤本鎮也(人間総合科学大学)
運動器疾患をもつ高齢者の歩行指導
高橋浩平(田村外科病院)
転倒しない歩き方&安全な転び方
神先秀人(福島県立医科大学)
Close-up 理学療法士としての有意義な「同職種連携」
よりより治療の質のために―理学療法士の院内同職種連携
中谷知生(宝塚リハビリテーション病院)
シームレスな理学療法のために―病期を超えた同職種連携
徳久謙太郎(友紘会総合病院)
理学療法士を育てる―養成校と実習指導者の同職種連携
玉利誠(国際医療福祉大学)
理学療法士を育てる―養成校と実習指導者の同職種連携
小林賢(慶應義塾大学病院)
12月号は運動器疾患の歩行についてです.
石井先生の総説は久しぶりですね.
個人的にはclose upが楽しみです.
第一線で組織管理をされている先生に臨床実習教育のエキスパートのお2人の先生が執筆されておりますので非常に楽しみです
第55 巻第1号( 2021 年1 月号)
特集/高齢者の膝関節の痛み
高齢者の膝関節痛の疫学
田中亮(広島大学大学院)
高齢者の膝関節痛の原因
中宿伸哉(吉田整形外科病院)
姿勢と膝関節痛
森健太郎(石川県済生会金沢病院)
高齢者の疼痛の特徴
西上智彦(県立広島大学)
高齢者の膝関節痛と変形性膝関節症
井野拓実(北海道科学大学)
高齢者の膝関節痛と半月板損傷
木村佳記(大阪大学医学部附属病院)
高齢者の膝関節痛と膝蓋大腿関節
野尻圭悟(福岡リハビリテーション病院)
高齢者の膝関節痛と膝周囲軟部組織
赤羽根良和(さとう整形外科リハビリテーション科)
この特集は楽しみですね.
理学療法士・作業療法士が関わる機会の多い膝関節痛についてさまざまな視点での総説記事が予定されております.
中宿先生,西上先生,井野先生,赤羽根先生と執筆陣も非常に豪華ですね.
Close-up 非侵襲的脳刺激 NIBS
経頭蓋磁気刺激(TMS)
久保仁(国際医療福祉大学成田病院)
経頭蓋直流刺激(tDCS)
山口智史(順天堂大学)
直流前庭刺激(GVS)
松木明好(四條畷学園大学)
Close-upは最近話題の新しい刺激装置に関する特集ですね.
まだまだ臨床で導入されいるところは少ないかもしれませんが目を通しておきたいですね.
第55 巻第2号(2021年2月号)
特集/関節可動域評価のABC
関節可動域評価のABC
谷口匡史,他(京都大学大学院)
肩関節の可動域評価のABC―治療計画につなぐ応用的解釈まで
宮坂淳介(京都大学医学部附属病院)
体幹の可動域評価のABC―治療計画につなぐ応用的解釈まで
柿崎藤泰(文京学院大学)
股関節の可動域評価のABC―治療計画につなぐ応用的解釈まで
熊谷匡晃(松阪中央総合病院)
膝関節の可動域評価のABC―治療計画につなぐ応用的解釈まで
田中繁治(神奈川県立保健福祉大学)
足関節の可動域評価のABC―治療計画につなぐ応用的解釈まで
伊藤浩充(甲南女子大学)
関節可動域運動といえば理学療法士が行うことの多い運動療法の1つです.
この特集はとても楽しみですね.
柿崎先生に,リハノメ動作再生数が爆発的に伸びている熊谷先生と執筆陣もとても豪華です.
これは見逃せませんね.
Close-up 訪問理学療法のおもしろさ
複雑な状態を見極めながら
大森豊,他(株式会社かわさきハートネット)
さまざまな背景を的確にとらえて
光村実香
呼吸を極めて効果的に
中田隆文(マリオス小林内科クリニックリハビリテーション科)
理学療法
次はメディカルプレスが発行している理学療法です.
これも歴史は古く,理学療法ジャーナルと肩を並べて理学療法士が多く購読している雑誌の1つですね.
2020年11月号 小脳疾患患者に対する理学療法の進め方
小脳の構造と役割
画像で捉える小脳疾患の病巣と臨床症状
小脳疾患患者の理学療法評価
小脳疾患患者の眼球運動障害に対する理学療法アプローチ
小脳疾患患者の運動失調に対する理学療法アプローチ
小脳疾患患者の高次脳機能障害に対する理学療法アプローチ
小脳疾患患者に対する生活動作指導
小脳の特集なんて時代は変わりましたね.
理学療法ジャーナルにしても理学療法にしても最近は病巣部位別ごとの特集が多いのが特徴ですね.
脳の機能別に理学療法を再考する良い機会になりそうですね.
2020年12月号 膝関節周辺の外傷・障害に対する理学療法診断の進め方
膝関節周辺の外傷・障害の病態特性
膝関節周辺の外傷・障害に対する理学療法診断の進め方
膝半月板損傷に対する理学療法診断の進め方
膝内側側副靱帯損傷に対する理学療法診断の進め方
膝前十字靭帯損傷に対する理学療法診断の進め方
変形性膝関節症に対する理学療法診断の進め方
膝蓋大腿関節障害に対する理学療法診断の進め方
股関節疾患に対する理学療法診断に続いて膝関節周辺の外傷・障害に対する理学療法診断の進め方についての特集ですね.
変形性膝関節症・半月板損傷・前十字靭帯損傷と理学療法の対象となる主要疾患が網羅されております.
これも非常に楽しみです.
2021年1月号 肩関節周辺の外傷・障害に対する理学療法診断の進め方
肩関節周辺の外傷・障害の病態特性
肩関節周辺の外傷・障害に対する理学療法診断の進め方
肩関節不安定症に対する理学療法診断の進め方
腱板損傷に対する理学療法診断の進め方
肩関節周囲炎に対する理学療法診断の進め方
投球障害肩に対する理学療法診断の進め方
鎖骨骨折および肩鎖関節脱臼に対する理学療法診断の進め方
来年の1月には膝関節疾患に続いて肩関節疾患に対する理学療法診断の特集が組まれるようですね.
今回は理学療法関連雑誌の2020年11月以降の特集予定についてご紹介させていただきました.
毎月面白そうな内容が続きますので,皆様も必ずチェックしてみてください.
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