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具体的なアドバイスができない先輩理学療法士・作業療法士が痛すぎる
若手理学療法士・作業療法士が何か分からないことがあった場合に先輩理学療法士・作業療法士に意見を求めることって多いと思います.
先輩理学療法士・作業療法士に相談して,不安や悩みが解決される場合もあれば全く解決されない場合もあるでしょう.
若手理学療法士・作業療法士に相談を受けた場合に,先輩理学療法士・作業療法士の立場としてはより具体的にアドバイスを行うことが重要です.
今回は具体的なアドバイスができない先輩理学療法士・作業療法士が痛すぎる件について考えてみたいと思います.
具体性のないアドバイス①
クライアントのことで先輩理学療法士・作業療法士に相談したらよく指摘を受けるのが,「評価がきちんとできてないのでは?」なんて指摘です.
これってどのクライアントに関する相談でも返せるアドバイスですので,先輩理学療法士・作業療法士としたら非常に使いやすいのです.
なんとなくそれっぽいですし…
ただ若手理学療法士の立場としては,「もっとしっかり評価して」なんてアドバイスを受けても何の打開策にもなりません.
もう少し歩行時のここを評価してみてとか,X線写真をよくみてみてとか具体的にアドバイスをもらえないと相談した意味がありませんよね.
こういった先輩理学療法士・作業療法士に限って結局のところクライアントの全体像をつかむことができなくて何をアドバイスしていいか分からないという場合が多いのです.
具体性のないアドバイス②
「基礎的なところがわかってないね,運動学や解剖学をもう一度勉強してみて」,これもどのクライアントに関する相談でも返せるアドバイスですので,先輩理学療法士・作業療法士としては使いやすいですよね.
ただもう少し具体的にどこを勉強しなおした方が良いのかをアドバイスしてもらえないと全く前へ進めません.
具体性のないアドバイスはアドバイスではない
それっぽいアドバイスでごまかしている先輩先輩理学療法士・作業療法士も多いと思いますが,アドバイスって具体的でないとアドバイスじゃないんですよね.
具体性のない観念的な話をされても全く役に立ちません.
横で聞いててもこれじゃ駄目だなと思うことがしばしば…
自分で気付いてこそ学び?
場合によっては自分で気付かないとそもそもダメですよなんて考え方もあります.
この対応って先輩理学療法士・作業療法士にとっては楽ですよね.
相談があっても全て同じようなアドバイスにもなってないような言葉で返しておけば済むわけですから…
ただ若手理学療法士・作業療法士の教育には結びつかないと思いますし,そもそも若手理学療法士・作業療法士も相談したはいいもののたいしたアドバイスがもらえなかったら2度と相談しませんよね.
まぁ理学療法士・作業療法士って感覚的に仕事をされている方が多いので,よくわからずに経験的にこうやってるみたいなのが多いのでしょうね.
今回は具体的なアドバイスができない先輩理学療法士・作業療法士が痛すぎる件について考えてみました.
せっかく若手理学療法士・作業療法士が相談してきてくれたのですから,全身全霊で具体的なアドバイスができるように心がけたいですね.
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