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理学療法士・作業療法士が学会発表して論文を書かないと数十万円損をしていることに
最近は学術活動に励む理学療法士・作業療法士も多くなっておりますが,特に臨床の理学療法士・作業療法士に多いのが学会発表はするけど論文投稿はといったケースです.
研究内容を論文化せず学会発表で終わらせていると,エビデンスとしても認められないわけですが,なかなかハードルが高いのも事実です.
ただせっかく学会発表できるような研究内容を論文化しないとこれは数十万円をどぶにすてているようなものなのです.
今回は理学療法士・作業療法士が学会発表して論文を書かないと数十万円損をしていることになるといったお話です.
論文化がなぜ難しいのか?
なぜ学会発表はできるのに論文化ができない理学療法士・作業療法士が多いのでしょうか?
一番は学会発表の場合には内容査読があることってあんまりなくてどんな内容でも倫理的に問題が無ければ発表できてしまいます.
ただ論文投稿となると有識者による査読が行われ,採用・不採用が決まるわけです.
つまり論文投稿の場合には審査がありますので何でもかんでも論文化できるわけではないといった特徴があり,学会発表はできても論文化が難しい理学療法士・作業療法士が多いわけです.
論文化しないともったいない
ただ学会発表できるってことはおおよそデータはまとまっているわけですし,かなり勿体ないですよね.
論文投稿って期限があるわけじゃありませんのでついつい後回しにしてしまって,結局はお蔵入りなんてことが多いわけですね.
学会発表の場合には抄録の提出期限も決まっておりますし,嫌でも発表資料を作成するようになるわけです.
おそらく学会発表ができるってことは既に論文の半分以上は書けているようなもんなんですけどね.
原著論文にはどのくらいの価値があるのか?
理学療法士・作業療法士の場合には原著論文が職場に評価してもらえるところは少ないかもしれm癬が,どれくらいもったいないかというと1論文当たり数万~数10万円分損している可能性があります.
論文の価値は査読付きの英論文であれば1本100万円以上,国内の雑誌であっても10万円以上の価値があるといわれております.
なぜ論文にここまでの価値があるかという話ですが,もちろん自身の研究業績としてのこるものですのでそれだけで価値があるわけですが,加えて自分自身の宣伝効果や医学上の価値も加えると非常に価値が高いというわけです.
論文を見て講演を依頼するといったパターンも多いですから,論文を投稿したところでその論文そのものが直接的にお金を生むわけではありませんが,論文の力は大きくて,論文が間接的にお金を生み出すというケースは少なくないでしょう.
今回は理学療法士・作業療法士が学会発表して論文を書かないと数十万円損をしていることになるといったお話でした.
学会発表までできれば論文の半分は出来上がっているようなものです.
それを論文化しないのは数十万円の価値を捨てているのと一緒ですね.
発表したものは論文化できるようにしたいですね.
自戒を込めて…
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