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菅義偉首相誕生で理学療法士・作業療法士の勤務する病院が統廃合される?
理学療法士・作業療法士の皆様もご存じのとおり,2020年9月14日に投開票が行われた自民党総裁選で,菅義偉氏が新総裁に選出されました.
2020年9月16日召集の臨時国会で,衆参両院の本会議での総理大臣指名選挙を経て,第99代の総理大臣に就任する運びとなりました.
この菅義偉首相誕生は理学療法士・作業療法士の働き方にどんな影響があるでしょうか?
菅義偉首相と言えば
菅義偉首相と言えば旧公立病院改革ガイドライン策定に関与したことで知られております.
また投開票後の挨拶でも菅首相は,「自助・共助・公助」を強調し,「自分でできることはまず自分で」と徹底した自己責任論を展開し増した.
この挨拶からも自民党政治が医療や保健所体制を弱めてきたことに反省なく,公的病院の統廃合・病床削減が加速される可能性は高いと考えます.
これ以上,医療・介護に税金は使いませんよと言わんばかりの挨拶でした.
菅首相の就任により,公立病院をはじめとした全国の医療機関の統廃合が勧められる可能性は高いと思います.
全国424病院の統廃合
2019年9月26日に厚生労働省から全国の公立病院や赤十字病院などの公的医療機関のうち,診療実績が乏しいなどと判断した424病院に統廃合を含めた再編の検討を求めることを決め,病院名が公表されました.
公立病院や赤十字病院といえば理学療法士や作業療法士にとって入職出来れば一生安泰なんてイメージがありましたがもうそんな時代じゃなくなったわけです.
詳しくは以下の記事をご参照ください.
強制力はないが前進したのは確か
これまでにも病床数を削減の話はありましたが,ではどこの病院のどのベッドを削減するのかについては全く言及されておりませんでした.
昨年度公表された統廃合に関する発表では,過剰とされる病床数の削減を踏まえた議論を促すことを狙った異例の措置で,病院名が公表されたというところに大きな意味があります.
病院名が公表されたからといって強制力があるわけではありませんが,対象病院には2020年9月には具体的結論を示すように要請がなされております.
強制力はないものの今回の公表で事実上,今後ベッドが削減される,または統廃合される可能性の高い病院が明らかになったわけです.
統廃合されたら理学療法士・作業療法士の仕事も当然なくなっちゃいますよね?
今回は菅義偉首相誕生が理学療法士・作業療法士の働き方に及ぼす影響について考えてみました.
これまで以上に理学療法士・作業療法士の働き方にも大きな変化が出そうですね.
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