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理学療法士・作業療法士の皆さんも病室のカーテンの開け方に注意しよう
理学療法士・作業療法士が入院されているクライアントに理学療法・作業療法を行うためには,大部屋の場合にはカーテンで仕切られた部屋に入室する必要があります.
クライアントの部屋に入室する際に重要となるのがカーテンの開け方です.
今回は理学療法士・作業療法士も注意したい病室のカーテンの開け方について考えてみたいと思います.
何も言わずにカーテンを開ける
理学療法士・作業療法士の皆様は何も言わずにカーテンを開けるなんててないですよね?
病室の中のカーテンの中ってクライアントにとってはお部屋です.
カーテンをいきなり開けるというのは玄関のチャイムを鳴らすことなく勝手に家に入っているようなものです.
不法侵入ですよね.
いきなりカーテンを開けられたらびくっとして,そりゃいい気はしませんよね.
場合によってはクライアントが正式中の場合もありますし,声をかけずにカーテンを開ける行為地王のは言語道断です.
これって当たり前の話なんですが,理学療法士・作業療法士に限ったことではありませんが,この当たり前ができない医療職が多いのも実際です.
私自身もベッドサイドでリハビリを行っていたら,看護師が無言でいきなりカーテンを開けて入ってくるなんて機会を何度か経験したことがあります.
理学療法士・作業療法士にありがちな対応
カーテンの内側はクライアントにとってのプライベート空間です.
クライアントからずれば,ベッドでくつろいでいる所へ,突然カーテンが開き理学療法士・作業療法士が登場するわけですね.
いきなり来て,いきなり痛いことをして,風のように去っていくなんて印象を持たれているクライアントも多いのではないでしょうか?
ベッド周囲,特にカーテンの内側はクライアントにとってプライベートな空間です.
そこへ挨拶も無く現れた理学療法士・作業療法士,その上クライアントの私物を勝手に物色し始めて,勝手に靴を準備してなんてあり得ませんよね.
こんな理学療法士・作業療法士に自分の理学療法・作業療法を行ってほしいと思うでしょうか?
特に第1印象というのは重要ですので初回には細心の注意が必要です.
正しい入室の方法
まずはカーテンを開ける前に病室に入る前に,「失礼します」と声をかけます.
これでクライアントからすれば誰かが部屋に入ってきた.
自分の病室にも入ってくる可能性があるなといった準備ができます.
その上で「●●さん,失礼しますよ,入って良いですか?」と声をかけます.
相手から返答があればそこで初めてカーテンを開けます.
間違えても「●●さん」と呼びながら急にカーテンを開けるなんてのはNGですね.
ここで仮にクライアントから返事が返ってこない時はどうしましょうか?
場合によっては入眠されていることもあるでしょう.
そんな場合には,急にカーテンを開けるのではなくてゆっくりと覗くような形でカーテンを開けましょう.
その上で入眠されていたらゆっくりと起こしてあげましょう.
今回は理学療法士・作業療法士も注意したい病室のカーテンの開け方について考えてみました.
当たり前すぎる入室の方法ですが,こういったこともきちんと教育されていない職場もあるのでしょう.
皆様も改めてクライアントのお部屋への入室の方法について見直してみてはいかがでしょうか?
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