理学療法士・作業療法士がオンライン学会で発表する際にはスライド枚数に注意が必要

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理学療法士・作業療法士がオンライン学会で発表する際にはスライド枚数に注意が必要

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて理学療法士・作業療法士界隈の学会もオンライン形式での学会開催が増えてきております.

オンライン学会となると気になるのが発表形式です.

今回は理学療法士・作業療法士がオンライン学会で発表する際の注意点について考えてみたいと思います.

person discussing while standing in front of a large screen in front of people inside dim-lighted room

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オンライン学会ではスライド枚数が制限される

日本心臓リハビリテーション学会の演題発表要項を見るとスライド枚数に制限があることがわかりました.

ではオンライン学会ではスライド枚数がなぜ制限されるのでしょうか?

オンライン学会の場合には主催者側としては可能な限りデータ量を軽くしたいわけです.

そのためデータダイエットの一環としてスライド枚数の制限が設けられているわけです.

学会によってはファイルサイズが制限されている学会もあるようです.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そもそもスライド枚数は制限する必要がない

昔はOHPを使って学会の発表スライドを作成していました.

OHPでスライドを作成していた時代というのは,数週間前にはスライドを完成してOHPを業者へ依頼してといった流れを経る必要がありましたが,Powerpoint形式でのスライド作成になってからは学会発表直前までスライドを修正することが可能なことも多く本当に便利になりました.

またOHPでスライドを作成する場合には1枚スライドを増やすたびに業者へ依頼する作成料が増額されておりましたので,可能な限り少ないスライド枚数でスライドを作成する必要がありました.

ただPowerpointやKeynoteを使ってスライドを作成する場合というのはスライド枚数を制限する意味ってあまりありません.

たまに学会によってはスライド枚数は10枚までといったような枚数制限がある学会もありますが,これって何のためにスライド枚数の制限を設けているのかよくわかりません.

PowerpointやKeynoteの場合には,時間制限内であればスライドを何枚使ってもよいわけですね.

スライド枚数を制限するのに何の意味があるのでしょうか?

またアニメーションの使用を制限する学会も多いですが,アニメーションもうまく使えば(うまく使えない理学療法士・作業療法士が多いのが実際ですが)非常に効果的です.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スライド枚数を制限することによる弊害

スライド枚数を制限することでどのような弊害が生じるでしょうか?

スライド枚数を制限してしまうと1枚当たりのスライド内の情報が増えてしまいますので,スライドが煩雑になってしまいます.

1枚のスライドの中に情報が詰め込まれてしまうと,フォントサイズは小さくなってしまいますし,伝えるべきことを伝えにくくなってしまいます.

 

 

 

 

 

 

 

 

オンライン学会におけるスライド作成のポイント

上述したようにオンライン学会ではスライド枚数が制限されますので,その分対面での学会発表よりもさらに発表内容の焦点を絞る必要があります.

再度,自分自身がこの発表の中で聴衆へ伝えたいなようが何なのかをきちんと整理した上で,情報の優先順位付けを行うことが重要となります.

情報の優先順位を考えた上で可能な限りビジーなスライドにならないような工夫が必要でしょう.

 

今回は理学療法士・作業療法士がオンライン学会で発表する際の注意点について考えてみました.

しばらくオンライン形式での学会が続くことが予想されます.

われわれ理学療法士・作業療法士もオンラインならでは発表形式に徐々に慣れていく必要がありそうですね.

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