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日本理学療法士協会が理学療法の日に合わせて数千万円かけて読売新聞全国版朝刊に全面広告を掲載
2020年4月27日にも日本理学療法士協会が新型コロナウイルス感染症による外出自粛に伴い,国民に向けて生活不活発病予防を啓発する全面広告を読売新聞朝刊に掲載しました.
国民のために素晴らしい取り組みだと思われる一方で,かかった費用が4500万円と聞いてとても驚きました.
日本理学療法士協会は7月17日の理学療法の日に合わせて本日の毎日新聞朝刊全国版に全面広告を掲載しております.
今回は理学療法の日に合わせて掲載された全面広告について考えてみたいと思います.
今,この状況で数千万円をかけて理学療法を国民にアピールする意味は?
理学療法の日に合わせて新聞の全面広告を使って国民に理学療法をアピールするというのは非常に意味があると思います.
まだまだ理学療法というのは多くの国民に周知されていないところがありますので,読売新聞朝刊の全面広告を使ってアピールするというのは非常に大きな効果があるでしょう.
ただ今この状況で誰が理学療法に興味を持ちますか?
こんな新型コロナウイルス感染拡大状況でこのタイミングで広告を出す意味って何でしょうか?
大企業も不景気で広告を出せない時期に読売新聞からすればいい鴨です.
被災地に寄付が普通では?
今回は新聞の広告掲載に関してはどのくらいの費用がかかったものかわかりませんが,先日の広告掲載費が4500万円だとすると,おおよそそれに近い費用が掛かっていることは言うまでもありません.
4500万円ですよ,この時期に医療職種であれば先日の豪雨災害で被災された地域へ寄付というのが普通ではないでしょうか?
日本医師会・日本看護協会だって寄付に動いてますし…
こんな非常事態でも理学療法の宣伝するのってなんか感覚ずれてますよね…
こんな非常事態に自分たちの宣伝なんかするのって悪徳通信販売くらいじゃないですか?
なんてお気楽な職業なんだと思われてゴミ箱にポイされるのが関の山でしょうね…
正直,理学療法士として恥ずかしいですよ.
読売新聞と癒着でもあるの?
前回も読売新聞で,今回も読売新聞です…
他にも新聞はありますので何か読売新聞と癒着があるんじゃないかと疑ってしまいますね…
4月・7月と立て続けに数千万円を使うなんて,今年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響で協会事業が縮小されているとはいえ,そんなに余裕があるということなのでしょうか?
それなら被災地へ寄付しましょうよ.
熊本をはじめ九州では理学療法士も被災してますよ.
こんな時にみんなで助け合う方向でお金を使いましょうよ.
日本理学療法士協会が4月末に続いて本日の理学療法の日に合わせて,数千万円をかけて毎日新聞朝刊全国版に全面広告を掲載した件について考えてみました.
この感染拡大に豪雨災害といった非常事態の状況下,広告掲載して理学療法の日をアピールしてるのってKYな職種だなといった印象しか持たれない気がしますけどね.
コメント
[…] この非常事態に理学療法の日の広告掲載って必要?日本理学療法士協会が4月末に続いて本日の理学療法の日に合わせて,数千万円をかけて毎日新聞朝刊全国版に全面広告を掲載した件に […]