天下の千里リハグループが自費リハを開設

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天下の千里リハグループが自費リハを開設

先日,自費リハ(自称リハ)にメスが入れられるといった記事を投稿させていただきました.

ついに自費リハにメスが入れられる?自称リハと自費リハ
ついに自費リハにメスが入れられる? 2020年6月4日に日本医師会総合政策研究機構が,経済産業省からの委託を受けて作成した「公的保険外・医療周辺サービス実態調査」の報告書を公開しております. この報告書では,民間事業者による自費リハ...

回復期リハビリテーション病院としては全国的にも有名な千里リハビリテーション病院のグループが「リハビリテーション医療」が受けられる自由診療(保険適用外)のリハビリテーションクリニックを開設しております.

今回は千里リハビリテーション病院グループが開設した自費リハについてご紹介させていただきます.

 

 

 

 

 

 

 

 

千里リハビリテーションクリニック赤坂

開設は大阪でなく東京の赤坂といった点が個人的には最も驚いた点です.

大阪で自費リハ施設を開設すれば千里リハビリテーション病院を退院した後のクライアントを顧客として取り込むことが可能ですので,このニュースを目にした際には自費リハ施設の開設は大阪を拠点としたものかと考えておりましたが,今回開設された自費リハ施設は東京です.

ちなみに千里リハビリテーション病院の母体は香川県ですので,香川県から大阪に回復期リハビリテーション病院を開設して,自費リハは東京を拠点にと考えれば違和感はないわけですが…

これから全国展開されるのかもしれませんが,まず一番驚いたのはこの点です.

 

 

 

 

 

 

 

 

確かに発症後180日は短い

ご存知の通り脳卒中後遺症例が医療保険で集中的なリハビリテーションを受けられる期間というのは180日が限界です.

また職場復帰を果たしたい現役世代やこれからの人生の方が長い若年層にとっては180日というのは人生をかけたリハビリテーションを行う上ではかなり短い期間です.

また国の医療保険制度や介護保険制度では受けられるリハビリテーションの量や期間などに制限がありますので,そういった方々を対象に自費リハビリテーション施設を開設する法人が昨今増えてきております.

脳梗塞リハビリセンター○○で全国展開する法人はまさにその代表です.

保険制度に保険制度にとらわれることなくリハビリテーションを提供できるというのは脳卒中後遺症例にとっては非常に夢のある話です.

 

 

 

 

 

 

 

 

マネジメントスタッフ・担当セラピスト

マネジメントスタッフですが橋本康子医師,吉尾雅春理学療法士,熊倉勇美言語聴覚士の3名です.

理学療法士であれば吉尾雅春先生を知らない人はいないと思いますが,おそらく吉尾雅春先生が中心となって開設された施設であることは想像に難くないと思います.

担当セラピストも非常に豪華で千里リハビリテーション病院 セラピー部部長の増田知子理学療法士を皮切りに,千里リハビリテーション病院の理学療法士たちが名を連ねております.

ここまで千里リハビリテーション病院の人材をこちらに回しても千里リハビリテーション病院の方は安泰といった状況なのでしょう.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

診療費用

気になるのは診療費用です.

初診料 医師による診断
セラピストによるリハビリテーション評価
20,000円(税別)
リハビリテーション料 セラピストによるリハビリテーション 外来(1時間)20,000円(税別)
訪問(2時間)40,000円(税別)
※訪問交通費
23区内:無料
その他:5,000円(税別)/回

1ヶ月(4週間)あたりのリハビリテーション料にすると在宅入院コースで1日4時間 × 週5回 × 4週 で1,600,000円(税別),マネジメントコースで1日2時間 × 週3回 × 4週 で480,000円(税別)となっております.

全国で最も自費リハビリテーションサービスを展開している脳梗塞リハビリセンターのメインメニューの60日間改善リハビリコース(60日間×週2回)が1回150分で275,000円ですから,時間で考えても利用料は少し高額と考えることができますが,これまでに多くの実績を出している病院グループが立ち上げた自費リハビリテーションサービスであり,本法で最も質の高いリハビリテーションサービスを受けられると考えればお金に糸目はつけないといった利用者も東京であれば多いでしょうね.

東京であればターゲットとするセレブ層人口も多いですし,高額サービスですが東京で開設したのはこういった狙いもあるものと考えられます.

 

 

 

 

 

 

 

主体は訪問系サービス

いずれも施設でのリハビリテーションサービスではなく訪問系のサービスであるといった点もポイントで,驚くのは在宅入院コースは急性期病院を退院後に病院でなく直接自宅でリハビリテーションを受けられるといった点です.

土日祝を除くほぼ毎日,回復期リハビリテーション病棟への入院と同程度のリハビリテーションを実施できるといった特徴があります.

ただ在宅で生活される方が対象ということは在宅介護等を考慮すると,それなりのADLの方を想定していると考えられます.

 

 

 

 

今回は千里リハビリテーション病院グループが開設した自費リハについてご紹介させていただきました.

コロナ禍においてどこまでこのグループが集客できるかは非常に興味がありますが,これまでにも数々の実績を残してきたグループですし,吉尾雅春先生のメディア露出は非常に多いので,十分に集客できると予測しますが…

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