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理学療法士・作業療法士がZOOMでウェビナーを行うためにはインターネットの通信速度が重要
新型コロナウイルス感染拡大の影響によってZOOMによるウェビナーを開催する理学療法士・作業療法士も増えてきております.
現状では新型コロナウイルスとの戦いは長期間を要する状況であり,今後もウィズコロナ時代における理学療法士・作業療法士の研鑽のあり方としてウェビナーが主流になる可能性もあります.
そんな中でセミナーを開催する理学療法士・作業療法士としては非常に気になるのがセミナーの最中に急に通信が途絶えないかどうかといった不安です.
今回は理学療法士・作業療法士がZOOMでウェビナーを行うためにはインターネットの通信速度が重要であるといったお話です.
通信速度が重要
理学療法士・作業療法士の皆様もこれまでにWeb会議やオンラインセミナーを受講していて相手の映像が途切れたり,動きがカクカクしたりといった経験はありませんか?
こういった現象が起こる原因はさまざまですが,その原因の1つとしてインターネットの通信速度が挙げられます.
インターネットの通信速度が遅いと,音声が途切れたり,画面がカクカクしたりといった問題が起こりやすくなります.
安定してZoomを使える通信速度は?
ではどのくらいの通信速度であれば,安定してZOOMを使ったセミナーを行うことが可能なのでしょうか?
Zoomヘルプセンターのシステム要件によると求められる通信速度は以下の通りです.
- 1対1のビデオ通話 高品質ビデオ:600kbps(上り/下り)
- HDビデオ:1.2Mbps(上り/下り)
- グループビデオ通話 高品質ビデオ:600kbps/1.2Mbps(上り/下り)
- ギャラリービュー:1.5Mbps/1.5Mbps(上り/下り)
- 画面共有のみ(ビデオサムネイルなし):50~75kbps
- 画面共有(ビデオサムネイルあり):50~150kbps
これらの通信速度をみていくと,ZOOMによるセミナーを行うために,安定して講義を行うためには少なくとも1.5Mbpsの通信速度が必要であることがわかります.
どうやって通信速度を把握すればいいの?
通信速度が重要なのはわかったけど,ではどうやって通信速度を測定すればよいのでしょうか?
①Webブラウザを開く
WebブラウザはGoogle ChromeでもMicrosoft Edgeでもなんでも問題ありません.
Webブラウザを開いたら画像の赤枠部分に「速度テスト」と入力して検索します.
②通信速度テストを行う
検索結果が表示されますので,インターネット速度テストの中にある速度テストを実行をクリックします.
すると以下のような画面となり、速度テストが実行されます.
まずはじめにダウンロードの通信量がチェックされ,その後にアップロードにおける通信量がチェックされます.
↓ダウンロードのテスト
アップロードのテスト
こんな感じですね.
通信速度のテストは30秒ほどで終わります.
今回はダウンロードが15.1Mbps、アップロードが50.1Mbpsといった結果でありました.
上述したように安定してZOOMを使用できる通信速度は1.5Mbpsですので,これであればウェビナーを開催する上でも通信速度に関しては大きな問題はないと考られます.
もし通信速度が遅い場合には?
仮に通信速度のテストをしてみて速度が1.5Mbpsに満たなかった場合はどうすればよいでしょう?
解決方法としては以下の方法が考えられます.
PCとルータを近づける
ルータを再起動する
LANケーブルで有線接続にする
パソコンとルータの距離が遠と,通信が弱くなってしまいますので,PCとルータを近づけることで通信速度が改善する可能性があります.
ルータのサーバー回線がそもそも遅い場合には,ルータを再起動することでサーバを切り替えることも可能です.
また無線LANは通信が不安定になりやすいといった特徴がありますので,直接LANケーブルを接続することで通信を安定させることも可能です.
今回は理学療法士・作業療法士がZOOMでウェビナーを行うためにはインターネットの通信速度が重要であるといったお話でした.
理学療法士・作業療法士の皆様も通信速度を確認してみてください.
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