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理学療法関連雑誌の今後の特集予定 2020年7月~
理学療法士の皆様も雑誌や文献を使って学習する機会は多いと思います.
書籍と雑誌の大きな違いは刊行までにかかる時間ですので,雑誌の方が情報が新しいといった特徴が挙げられます.
そのため理学療法士が所属する病院や施設では雑誌を定期購読されていることが多いと思います.
今回は理学療法関連雑誌の7月以降のの特集予定についてご紹介させていただきます.
予定をしっかりと把握して見逃さないようにしたいですね.
理学療法ジャーナル
まずは医学書院が発行している理学療法ジャーナルです.
歴史も古く,おそらく理学療法士が最も多く読んでいる雑誌ではないでしょうか?
第54 巻第7号(2020年7月号) 特集/脊椎・脊髄疾患の多彩な症状と理学療法
エディトリアル 脊椎・脊髄疾患の多彩な症状と理学療法・理学療法士
永冨史子(川崎医科大学総合医療センター)
脊椎・脊髄疾患治療の今―脊椎外科医から理学療法士に期待すること
二階堂琢也,他(福島県立医科大学医学部整形外科学講座)
脊椎・脊髄疾患による体幹柔軟性低下と隣接関節症状
建内宏重(京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻)
脊椎・脊髄疾患をもつ高齢者とサルコペニア
松尾咲愛,他(和歌山県立医科大学附属病院紀北分院 脊椎ケアセンター)
脊椎・脊髄疾患の歩行練習
井上靖悟,他(東京湾岸リハビリテーション病院リハビリテーション部)
脊椎・脊髄疾患者の姿勢特徴と「きれいに歩きたい」願い―理学療法的みかた
多々良大輔(福岡志恩病院リハビリテーション部)
脊椎・脊髄疾患の能力障害と心理的要因
田村典子,他(あんしん病院リハビリテーション科)
脊椎・脊髄疾患の生活と指導
田島健太郎(東前橋整形外科病院リハビリテーション科)
脊椎・脊髄疾患の特集です.
執筆されている先生方も建内先生に多々良先生にと非常に豪華です.
脊椎・脊髄疾患の診療に携わる理学療法士は必見ですね.
再生医療に関する最新の知見に関する特集も組まれております.
第54 巻第8号(2020年8月号) 特集/パフォーマンス向上のための筋力トレーニング
筋力トレーニングの基礎と応用
木藤伸宏(広島国際大学総合リハビリテーション学部)
成長・加齢と筋力・筋の働きの関係
池添冬芽(京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻)
パフォーマンス向上に役立つ筋力評価の方法
高鳥真(晴陵リハビリテーション学院)
脳血管障害患者のパフォーマンス向上のための筋力トレーニング
渡邊裕文(六地蔵総合病院リハビリテーション科)
神経変性疾患患者のパフォーマンス向上のための筋力トレーニング
松田直美(国立病院機構東名古屋病院リハビリテーション科)
変形性膝関節症患者のパフォーマンス向上のための筋力トレーニング
山田将弘(森寺整形外科)
呼吸循環障害患者のパフォーマンス向上のための筋力トレーニング
田屋雅信(東京大学医学部附属病院リハビリテーション部)
高齢者のパフォーマンス向上のための筋力トレーニング
村田伸(京都橘大学健康科学部理学療法学科)
Close-up
装具―理学療法士が知っておくべきこと
装具製作の流れも知ろう
栄健一郎(適寿リハビリテーション病院)
教科書通りの下肢は多くない
安室真紀(大浜第二病院)
理学療法士としてどこまで学ぶか・教えるか
遠藤正英(桜十字福岡病院)
筋力トレーニングに関しての特集です.
理学療法士が行う機会も多い筋力トレーニングですので最新の知識を得るためにも必見ですね.
Close upの装具に関する特集も楽しみですね.
第54 巻第9号(2020年9月号) 特集/軟部組織に着目した理学療法の最前線
超音波ガイド下インターベンション
宮武和馬(横浜市立大学附属病院整形外科)
肩関節周囲組織の動態と理学療法
林典雄((株)運動器機能解剖学研究所)
腱板損傷に対する軟部組織理学療法
工藤慎太郎(森ノ宮医療大学保健医療学部理学療法学科)
頸部神経の疼痛メカニズムと理学療法
上田泰久(文京学院大学保健医療技術学部)
血行動態と胸郭出口症候群
井上彰(慶友整形外科病院リハビリテーション科)
肘関節障害と投球障害
宮下浩二(中部大学生命健康科学部理学療法学科)
投球肘の病態解釈と理学療法
福吉正樹(名古屋スポーツクリニックリハビリテーション科)
腰痛に対するMuscle Imbalanceと理学療法
荒木茂(PTオフィス荒木)
鼠径部痛に対する組織間リリース
蒲田和芳(広島国際大学総合リハビリテーション学部)
上臀皮神経起因の臀部痛に対する理学療法
石川博隆(いわもと痛みのクリニック)
Close-up
理学療法士が「死」に向き合うということ
終末期医療の実際と理学療法士の役割
平原佐斗司(梶原診療所)
終末期の看護とグリーフケア
宮林幸江(東北福祉大学健康科学部保健看護学科)
理学療法士が「死」に向き合うということ―
①病院 上野千沙 市立三次中央病院リハビリテーション科
理学療法士が「死」に向き合うということ―
②在宅 三村健 ケアライフ訪問看護リハビリステーション
このメンバーすごくないですか?
林典雄先生から始まり,工藤先生,上田先生,荒木先生,蒲田先生って豪華すぎでしょ.
運動器エコーを志す理学療法士は必見の1冊になりそうですね.
理学療法
次はメディカルプレスが発行している理学療法です.
これも歴史は古く,理学療法ジャーナルと肩を並べて理学療法士が多く購読している雑誌の1つですね.
2020年7月 足の障害と靴
足の機能・構造障害に対する靴の処方
靴の形状と足圧分布特性
足の機能・構造障害と靴
外反母趾および扁平足と靴
関節リウマチ患者の足の障害と靴
糖尿病患者の足の障害と靴
小児の足の障害と靴
最近はシューフィッターの資格を取得されている理学療法士も増えておりますが,やっぱり靴って大切ですよね.
さまざまな足部疾患を対象に理学療法士がどのように履物の選択を指導するかは非常に重要ですのでこれも必見の内容となっております.
2020年8月 股関節周辺の外傷・障害に対する理学療法診断の進め方
股関節周辺の外傷・障害の病態特性
股関節周辺の外傷・障害に対する理学療法診断の進め方
大腿骨頚部・転子部骨折に対する理学療法診断の進め方
骨盤骨折に対する理学療法診断の進め方
変形性股関節症に対する理学療法診断の進め方
大腿骨寛骨臼インピンジメントに対する理学療法診断の進め方
鼠径部痛症候群に対する理学療法診断の進め方
理学療法士・作業療法士が股関節疾患についてしっかり学べそうな1冊ですね.
また理学療法診断という概念について学ぶにはうってつけの内容ですね.
発行されるのが楽しみな1冊です.
今回は理学療法関連雑誌の今後の特集予定についてご紹介させていただきました.
毎月面白そうな内容が続きますので,皆様も必ずチェックしてみてください.
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