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こんなにも早く理学療法士が淘汰される時代が来るとは
某理学療法士・作業療法士の大手サイトによると新型コロナウイルス感染拡大に伴い,理学療法士が解雇になる事例が早くも出てきております.
新型コロナウイルス感染拡大に伴い整形外科クリニックでは外来リハビリテーションを受けるクライアントが減少し,通所施設でも利用者が減少している状況です.
もちろんこの新型コロナウイルス感染拡大の波は自費リハ業界にも影響を及ぼしておりまして,非常に厳しい状況になっているようです.
こんなにも早く理学療法士が淘汰される時代が来るとは想像しておりませんでした…
理学療法士は生き残れるのか?
以前にも記事にさせていただきましたが2040年には理学療法士の供給数が需要数の1.5倍になることが明らかにされております.
私自身は理学療法士が淘汰されるのは高齢者数が著しく減少する2040年以降だと考えておりましたが,新型コロナウイルスパンデミックで理学療法士・作業療法士業界も大きく変化しております.
昨年までは高齢者数が減少するまでは理学療法士・作業療法士というのは基本的には安定している職業だと考えておりました.
他の会社に比べたらクビになるリスクも低いですし,ここ5年・10年でそこまで大きな変化は無いと考えておりました.
ただ新型コロナウイルスパンデミックで第一次理学療法士淘汰時代が早くもやってきてしまったのです.
自営理学療法士・作業療法士のオンラインサロンの増加
新型コロナウイルスパンデミックの影響で,関東・関西圏の自費リハビリなんかはかなりの影響を受けております.
極端に収益が減少した自営理学療法士・作業療法士がオンラインサロンをはじめ,note等の有料商材を多数販売してなんとか収入を補てんしようとする動きが増えてきております.
元々オンラインサロンを立ち上げている理学療法士・作業療法士の多かったわけですが,経営難に陥り,時間ができたからサロンを開設といった理学療法士・作業療法士が多いのでしょうか.
新型コロナウイルスパンデミックで,やはり自営というのはそうとうな実力が無いと難しいなと感じさせられます.
クリニックにおける理学療法士・作業療法士の解雇
またクリニックにおいても著しく外来リハビリテーション患者数が減少しており,収益面でかなり厳しい状況になっているようです.
クリニックによっては新型コロナウイルス感染拡大による経営悪化で,5月から理学療法士を一斉解雇にしたところもあるようです.
5月で既にこの状況です.
徐々に感染者数は減少しておりますが,外来リハビリテーション患者の外来リハビリ自粛がこのまま続けば,6月・7月と経営不振のクリニックが理学療法士・作業療法士を解雇する事例が増える可能性もあります.
そもそも外来リハビリテーションって微妙な位置づけです.
確かに必要性の高い方もいらっしゃいますが,新型コロナウイルス感染拡大で外来リハビリテーションを自粛するようなクライアントというのは元々リハビリテーションの必要性があったのかといった議論にも発展すると思います.
13単位以内で細々と外来リハビリテーションを継続されていた方も多かったのだと思いますが,こうなると厳しいですね.
こんなにも早く理学療法士が淘汰される時代が来るとは想像しておりませんでした.
悲しい話ですが理学療法士・作業療法士のリストラ話が今後ますます出てきそうですね.
やっぱり公務員が安定しているといった話もありますが,公的医療機関に関しては経営統合の話もありますので,どの職場が安定しているのかと考えると安定している職場は無いのではないかと思ってしまいます…
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