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理学療法士・作業療法士がスポーツ整形外科へスポーツトレーナーとして就職するためには?
理学療法士・作業療法士を目指した動機を問われてトレーナーとしてスポーツ選手に関わりたいと回答する方は非常に多いと思います.
そのためスポーツ整形への就職を希望している理学療法士や将来的にはトレーナーとして働きたいと考えている理学療法士・作業療法士は少なくありません.
理学療法士・作業療法士を目指したきっかけが自分自身の怪我であり,その経験を活かしてスポーツトレーナーとして働きたいと考える方は非常に多いです.
ただ現実って厳しくて,スポーツ整形の理学療法士・作業療法士求人は非常に少ないです.
スポーツ整形外科の特徴
私の同級生にも○○スポーツ整形外科といった名前のクリニックに勤務している理学療法士がいますが,スポーツ整形外科というのはスポーツ選手ばかりの診療を行っているわけではありません.
一言でスポーツ整形といっても,大半の業務は高齢者の整形外科疾患に対する理学療法・作業療法といったケースがほとんどです.
スポーツ整形の診療だけで成り立っている整形外科というのは全国的にも有名なスポーツドクターが勤務しているような医療機関だけであってほんの一握りに過ぎないと思います.
そのためスポーツトレーナーとして働きたいと思ってスポーツ整形外科に就職したにもかかわらず,スポーツトレーナーとしての仕事はほとんどなく,ただただ腰痛や変形性膝関節症といった整形外科疾患に罹患した高齢者を対象に理学療法を行っている若い理学療法士が多いのも実際です.
スポーツ整形外科といった名前だけで就職先を選択してしまうと,自分が思った職場と違ったなんていうパターンは非常に多いです.
最も多いパターンとしては午前中~夕方は高齢者に対する理学療法を行い,夕方以降にスポーツ選手に対して理学療法を行うといったケースが多いでしょう.
考えてみれば当たり前ですが,学生のスポーツ選手は学校に通っているため,夕方以降しか来院できないわけです.
実際には9割は高齢者の整形外科疾患で残り1割がスポーツ選手といった場合が多いでしょう.
このあたりも就職活動を行う際に事前にしっかりと調査しておきたいですね.
スポーツトレーナーとして活動ができるか?
スポーツに興味のある理学療法士・作業療法士にとっては,就職後にスポーツトレーナーとしてチーム帯同等の活動ができるかどうかといった点も非常に気になるところだと思います.
特にスポーツ整形外科へ就職すると,高校や大学の部活のトレーナーとして帯同できる職場もあります.
中には日本代表やプロチームのトレーナーとして活躍している先輩もいるかもしれません.
ただスポーツチームに帯同できるかどうかについて,求人に記載してあることはほとんどありません.
病院でチーム帯同を支援しているところというのは実際にはほとんどなく,大半は業務時間外で自分の時間を使って活動している場合がほとんどです.
プロチームのトレーナーになれば報酬を頂ける場合もありますが,考えてみると高校・大学のスポーツチームのトレーナーをしてもクリニックの利益にはならないことがほとんどですので,トレーナー活動というのはボランティア活動という場合が多いでしょう.
ボランティアでもトレーナーとして活動したいといった思いを持った理学療法士・作業療法士も多いと思いますが,トレーナーとして活動するためには,就職する施設に既にトレーナー活動をしているスタッフがいるかどうかも重要です.
就職した施設の先輩がトレーナー活動をしていれば,一緒に行かせてもらえる可能性があり,環境としてもトレーナー活動を行いやすいですが,高校・大学・企業のスポーツチームとつながりがない状況からトレーナー活動を始めるにはかなりパワーが必要となります.
そのため就職活動や転職活動を行う場合には,必ず事前に情報を得ておきたいところです.
クリニックは昇給しやすい
理学療法士・作業療法士がクリニックで勤務するメリットはスポーツリハビリテーションに携わることができるといった点だけではありません.
総合病院ですと経営者と理学療法士・作業療法士の間に何人もの人が介在します.
クリニックの場合には経営者である院長と理学療法士・作業療法士の距離が非常に近いので,院長のニーズを満たし続ければ昇給もしやすいわけです.
理学療法士・作業療法士がスポーツ整形外科での就職を成功させるには?
理学療法士・作業療法士がスポーツ整形外科での就職を成功させるためにはどうすればよいでしょうか?
他の求人と比較してスポーツ整形外科のの理学療法士・作業療法求人というのは数が非常に少ないのも実際です.
また上述したようにスポーツ整形外科とうたっていても,実際には高齢者の整形外科疾患に対する理学療法・作業療法がメインのクリニックも少なくありません.
さらに病院に勤務しながらトレーナー活動ができるかどうかを,求人情報のみから把握するのは不可能に近いです.
チームに帯同するとしても条件(業務内か業務外か)も病院によって異なります.
理学療法士・作業療法士がスポーツ整形外科での就職を成功させるためには,求人サイトを利用することをお勧めします.
求人サイトへの登録は無料です.
サイトへ登録すると転職エージェントが,あなたに合ったスポーツ整形外科の求人を紹介してくれます.
気になるスポーツ選手診療の割合や,先輩理学療法士・作業療法士がトレーナー活動をどのくらい行っているかといった情報もエージェントを通じて得ることができるでしょう.
今回は私が過去に利用したことのある求人サイトをご紹介させていただきます.
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マイナビは転職サイトの大手ですので知らない方はいらっしゃらないかもしれませんが,理学療法士の求人数も5000件を超えているマンモス人材バンクです.
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