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理学療法士・作業療法士に増える時差出勤
COVID-19の感染拡大により理学療法士・作業療法士の働き方も変わりつつあります.
特に東京・大阪では通勤に公共交通機関を使用される方も多いと思いますので,通勤中の感染リスクというのも非常に高い状況です.
そんな中で通勤ラッシュや職場内での3蜜を避ける目的で理学療法士・作業療法士の時差出勤というのも増加してきております.
今回は理学療法士・作業療法士に増える時差出勤について考えてみたいと思います.
濃厚接触者の定義の変更
先日,皆様もニュース等で耳にされたことと思いますが,嚢口切傷k社の定義が変わりました.
国立感染症研究所によると患者への接触時期について,従来は「発症日以降」でしたが,「発症2日前」に早めております.
また患者との距離についても「手で触れる,または対面で会話することが可能な距離(目安2メートル)」を「手で触れることのできる距離(目安1メートル)」と短くしております.
さらに患者との接触時間については,「(マスクなどの)必要な感染予防策なしで15分以上の接触があった者」と定めております.
考えてみてください.
満員電車ってこの1メートル以内,15分以上に当てはまりますよね?
もちろんマスクをしておけば問題無いわけですが,こう考えると満員電車って濃厚接触のオンパレードですし,通勤って命がけですよね.
理学療法士・作業療法士の時差出勤
時差出勤で対応している職場で多いのが,外来クリニックです.
外来クリニックではそもそも18時以降の業務も多いので,遅出勤務を作って早出組と遅出組に分けて仕事をされているところが増えてきているようです.
また時差出勤をしている職場では全国各地の通勤電車の混み具合や,理学療法士・作業療法士公共交通機関使用を考慮して,時差出勤をされているようです.
実際に時差出勤を経験した理学療法士に話を聞いてみると,やっぱり通勤ラッシュに巻き込まれないというのはすごく大きいようです.
また時差出勤させることで昼食の時間もスタッフ間でずらすことができますし,リハビリテーション室内での3蜜を回避することにもつながります.
こう考えると理学療法士・作業療法士を時差出勤させるというのは非常に効率的ですね.
有給休暇の強制取得も
昨年度から働き方改革法案が施行され,理学療法士・作業療法士も年間5日以上の有給休暇を取得する必要があります.
外来リハビリテーションを中心とするクリニックではクライアントの数も減少しており,それに合わせて有給休暇を強制的に取得させて職場も多いです.
こんな時に休暇を取得させられても困るというのが実際のところだと思いますが…
仕事がなければ今のうちに有給休暇を消化させたいというのが管理者の思いでしょう.
今回は理学療法士・作業療法士に増える時差出勤について考えてみました.
少しずつ新型コロナウイルス感染も終息しているようにも見えますが,今後の状況次第でわれわれ理学療法士・作業療法士の働き方も変化しそうですね.
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