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理学療法士業界も捨てたもんじゃない ボランティアで募集したCOVID-19関連情報特別チームへの応募が殺到
2020年4月20日に日本予防理学療法学会からCOVID-19 関連情報特別チームの立ち上げに関するメルマガが送付されてきました.
日本予防理学療法学会が中心となり,理学療法士として新型コロナウイルス感染患者に対する理学療法を考案するチームを発足しようといった取り組みです.
この取り組みに関してはこれといった予算が計上されているわけではありませんので,完全なボランティアです.
どのくらいボランティアで理学療法士が手上げをするのかなと思っておりましたが,なんと2020年4月23日の段階で150名を超える応募があり,募集を締め切っております.
いやはや理学療法士業界も捨てたもんじゃありませんね.
世の中には熱い理学療法士がたくさんいるもんだと感激しました.
今回は日本予防理学療法学会がボランティアで募集したCOVID-19関連情報特別チームへの応募が殺到した件について考えたみたいと思います.
COVID-19 関連情報特別チームの立ち上げにおいて日本予防理学療法学会が担う役割と協力者募集のお願い(抜粋)
現在、様々な形で新型コロナウイルス(COVID-19)に理学療法士として何ができるかを協会全体で模索していることと存じます。
こういった活動の一環で、日本理学療法学会より、COVID-19 関連情報特別チーム作成の依頼がございました。
予防においては、COVID-19患者に対する理学療法に関する情報収集と情報共有する「COVID-19 関連情報特別チーム」の作成を以下の班で構成します。
・身体活動制限対策班
・感染予防行動変容班
・社会的制約改善班
・心の健康予防班
・在宅勤務による環境変化対策班
・コロナ関連エビデンス収集班
・新興感染症の歴史班
誠に申し訳ありませんが、完全有志の事業であることから、無報酬であることをご理解願います。
また、申し込み後でも、業務により参加できない場合は遠慮なくお申し出ください。
ご協力いただける方は、以下のURLのページよりご登録ください。
期限:募集締め切りは4月末予定(協力者の数により、早期終了の可能性もございます)
感染拡大が早期に収束することを切に願っております。
皆様のご協力の程、何卒宜しくお願い申し上げます。
ボランティアでの募集でこれだけ応募があるのは素晴らしい
この募集自体は4月末の締切でありましたが,わずか3日で応募定員に達し募集を締め切ることとなりました.
無報酬にも関わらずこれだけ多くの理学療法士の応募があったというのは驚きですし,世の中には熱い理学療法士が多いのだなと感銘を受けました.
もちろんこういった無報酬での繋がりが新たな仕事につながることもありますし,これだけ世の中が混乱している状況ですから,報酬如何ではなく,世のためにといった志が素晴らしいなと感じるわけです.
医療機関においては新型コロナウイルス感染対策でいつもより仕事量は増えておりますし,教育機関においても慣れない遠隔授業のコンテンツ作りに多忙をきわめておられる理学療法士が多いのも実際です.
そんな中でこの取り組みに応募された理学療法士の方々に敬意を表したいと思います.
今回は日本予防理学療法学会がボランティアで募集したCOVID-19関連情報特別チームへの応募が殺到した件について考えてみました.
理学療法士も捨てたもんじゃありませんね.
これだけ熱い理学療法士が集まったわけですから,関連情報特別チームからの報告が楽しみですね.
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