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筋膜博士が整体院を開業
筋膜博士といえば昨年は理学療法士・作業療法士界隈を大変騒がせました.
筋膜博士を理学療法士として信頼する若い理学療法士も多かっただけに非常に残念な結果でした.
首都大学東京で教鞭ととられていたので教え子も多く,がっかりされた方も多かったのではないかと思います.
残念ながら所属する大学を懲戒解雇となったわけですが,これまでの筋膜博士が残した理学療法士・作業療法士領域における功績は非常に大きく,今後も理学療法士に有益となる情報発信を行っていただきたいと個人的には思っております.
その後,どうなったのかなと思っておりましたが,どうやら整体院を開業されたようです.
今回は筋膜博士の整体院開業について考えてみたいと思います.
昨年の騒動
皆様も記憶に新しいと思いますが,昨年はいろいろありました.
まずは生徒に対するハラスメント問題です.
複数の女子学生に抱擁を求めるなどのセクハラやアカデミックハラスメント行為をしたということでセクハラ・アカハラを受けた学生が9人連名でハラスメント苦情申し立て窓口に苦情を申し立てたことで問題が発覚したわけです.
首都大学東京徒手理学療法学コースの授業が原因で大学院生が仙腸関節障害を発症 大学は隠蔽?
大学院生が仙腸関節障害を発症したなんてニュースもありましたね.
33歳の大学院生は首都大学東京の国際徒手理学療法学コースに在籍されていたようですが,この国際徒手理学療法学コースの中で関節マニュピレーションを学んでいたようです.
関節マニュピレーションの危険性については,理学療法士であれば誰でもご存知だと思いますし,死亡例も報告されており,昨今は実施されることが少なくなっている手技です.
この大学院生はこのマニュピレーション手技を毎週3時間の授業で被験者として受け続けたことで,上記の障害を発症したということです.
最終的には懲戒解雇となってしまったわけです…
懲戒の際に問題となったのは大学院の入試で試験問題を漏えいしたり,2016年の参院選で特定候補者への投票を働き掛けたりしたということですが,上述したハラスメントも含めて問題が罪課さなかったことで大学側としても解雇せざるを得ない状況に至ったようです.
その後は…
非常に名前も実力もある理学療法士だっただけに昨年はつらい思いをされた理学療法士の方も多かったのではないでしょうか?
その後がどうなったのかが気になりますが,どうやら巣鴨で開業されているようです.
さすがにどこかに雇用してもらうことは難しいでしょうが,日本でも屈指の徒手療法技術を持つ理学療法士ですから独立して整体院として開業すれば,けっこうお客さんも集まるんじゃないですかね?
こんなに早く開業してなんて声も聞こえてきそうですが,ご自身の知識や技術を生かして社会貢献してくださるとよいですね.
何より活発に活動されているのを見て安心しました.
緊急事態制限が出ている現状ですのでお客さんの集客が気になるところですが,この先生のクラスであればコロナに負けることもなさそうですよね.
いろいろと問題はあったわけですが,教え方は上手ですし,真の筋膜リリースを教えられる理学療法士というのは日本に少ないのも実際です.
また研修会講師として筋膜博士が活躍される日もそう遠くないのかもしれませんね.
今後も理学療法士に有益となる情報発信を行っていただきたいですね.
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