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これからの理学療法士・作業療法士は平社員としていかに稼ぐかが重要
理学療法士・作業療法士の給与に関してはこれまでも幾度となく取り上げてまいりましたが,理学療法士・作業療法士が給与を上げる方法として管理職になるといった方法が挙げられると思います.
これまでの理学療法士・作業療法士のキャリアアップと言えば職場内で管理職となって管理職手当をもらってといったのが王道でした.
ただ今後はこういった王道を歩める理学療法士・作業療法士というのはほんの一握りです.
今回はこれからの理学療法士・作業療法士は平社員としていかに稼ぐかが重要だといったお話です.
これまでの理学療法士・作業療法士の出世の王道
これまでの理学療法士・作業療法士というのは年功序列である程度の経験年数をむかえると管理職に昇格し,キャリアアップを図るといったパターンが多かったと思います.
職場にもよりますが,15年くらいのキャリアで職場内におけるキャリアが長く,運良く管理職として勤めているといった理学療法士・作業療法士も少なくないと思います.
理学療法士・作業療法士としてどうかということよりも,勤務している年数というのが重要視されてきたというのが実際だと思います.
これまでの理学療法士・作業療法士は同年代にライバルが少なく,簡単に出世できたわけです.
これからは出世できる理学療法士・作業療法士はほんの一握り
20代の理学療法士・作業療法士って自分の周りに同期や同年代の理学療法士・作業療法士がどのくらいいますか?
理学療法士の平均年齢をみるとわかることですが,40代・50代の理学療法士・作業療法士が少ない一方で,20代・30代の理学療法士・作業療法士ってものすごく多いですよね.
つまりこれまでのようにただただ勤務年数を重ねれば,職場内の管理職としてキャリアアップできるといった時代は終わったわけです.
皆様の職場でもそうだと思いますが,既に自分より経験年数が長い理学療法士・作業療法士がたくさんいて,いつ役職が回ってくるかといった状況がほとんどだと思います.
むしろ今後は,理学療法士・作業療法士は平社員として働くのが当たり前の時代になってきていると思います.
また昔と異なり,リハビリテーション部門も非常に大所帯となっておりますので,以前よりも管理の仕事も非常に煩雑となっております.
診療報酬も非常に厳しくなってきておりますし,以前よりもマネジメントのスキルが必要であることは言うまでもありませんが,仕事量も多くなっていることは間違いありません.
理学療法士・作業療法士は平社員としていかに稼ぐかが重要
上述したように,今後理学療法士・作業療法士は平社員としていかに稼ぐかが重要となります.
昔のように管理職になって管理職手当で昇給なんていうのは難しい時代になってきております.
病院によってはリーダーやサブリーダー制度を設けて,雀の涙ほどの手当をつけている病院もあるようですが,手当も5000円とか10,000円とかほんのわずかで手当てとも呼べないようなものです.
こういった状況を考えると,理学療法士・作業療法士は平社員としていかに稼ぐかが重要となるわけですが,そこで注目されるのがセミフリーランスとしての働き方です.
働き方改革法案の施行で社会的に副業に関する緩和が図られている昨今はさまざまな形で副業をされている理学療法士・作業療法士も増加してきております.
副業の形式もさまざまですが,理学療法士・作業療法士が平社員として収入を増やすには,一定の職場で安定した給与を得ながらも,副収入を得るといったセミフリーランスとしての働き方が重要です.
今回はこれからの理学療法士・作業療法士は平社員としていかに稼ぐかが重要だといったお話でした.
今後は何年待っても平社員のままの理学療法士・作業療法士がほとんどです.
管理職といってもトップ以外は管理職手当が10,000~20,000円といったところがほとんどでしょう.
そう考えると若い理学療法士・作業療法士ほど今から平社員のままいかに稼ぐかを考えることが重要でしょうね.
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