コロナウイルス感染拡大で演題登録していたのに学会が中止になったら生涯学習ポイントはどうなるの?
先日もお伝えいたしましたように日本理学療法士協会主催の研修会はコロナウイルスの感染拡大によって3月中に開催されるものはほとんどが中止または延期となりました.
また都道府県理学療法士会が主催する学会や研修会も次々と中止されている状況です.
こんな中で気になるのが演題登録したのにもかかわらず,学会発表できなかった場合には学会参加ポイントや学会発表ポイントは無効になるのかどうかといった点です.
特に現行制度での認定理学療法士の取得があと1年に迫っている中で,ポイントが認められるかどうかというのは非常に大きいですよね.
今回は演題登録したのにもかかわらず,学会発表できなかった場合には学会参加ポイントや学会発表ポイントは無効になるのかどうかについて,日本理学療法士協会から発表された内容をご紹介させていただきます.
目次
認定理学療法士ポイントに関する日本理学療法士協会からの発表(以下,抜粋)
2月28日付で以下のような文章が公表されております.
また、延期となった場合は、改めて開催後にご申請ください。2020年2月中旬以降に開催予定の学会等につきましては、審査時に開催有無の確認を行います。
中止・延期となっている場合は、郵送申請をいただきましてもポイント登録をいたしかねます。
予めご了承くださいますようお願い申し上げます。状況をご賢察の上、ご理解・ご協力を賜りますよう何卒お願い申し上げます。<該当項目>
大項目1 学会参加
大項目4 学会発表等
※参加費等の返金有無を問いません
※WEB開催・誌上発表等の場合も対象外
学会が中止になったら生涯学習ポイントは付与されない
学会が開催されていないわけですから,学会参加ポイントが付与されないのは当然です.
一番気になるのは発表ポイントです.
学会発表を行う上では当日の発表や質疑応答はもちろんですが,その準備にもかなりの時間を要することになります.
発表が行えなかったにしても,このあたりがどのように扱われるのかは以前から非常に気になっておりました.
特に現行の認定理学療法士制度で認定理学療法士を取得できる期間が1年をきっておりますので,ポイント取得に必死な方も多いと思います.
今回の日本理学療法士協会から出された発表によると,学会発表ポイントは演題登録を行っていたとしても付与されないということになります.
まぁ考えてみれば当たり前ですね.
緊急事態だからこそ何かしらの配慮があるのかと期待してしまいましたが,発表していないわけですから発表ポイントは付与されないのは仕方ありませんね.
ただここまで学会や研修会が中止されている現状を鑑みますと,認定理学療法士取得に関する期間を延長する,必要なポイント数を少なくするといった何らかの配慮があって良い気もします.
今回は演題登録したのにもかかわらず,学会発表できなかった場合には学会参加ポイントや学会発表ポイントは無効になるのかどうかについて,日本理学療法士協会から発表された内容をご紹介させていただきました.
残念ですが演題登録していてもポイントは付与されないというのが結論ですね.
延期となって発表できればポイントを取得できることになりますね.
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