理学療法士・作業療法士も知っておきたい新型コロナウィルスってマスクで予防できるのか?

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理学療法士・作業療法士も知っておきたい新型コロナウィルスってマスクで予防できるのか?

中国・武漢に発祥したとされるコロナウイルスによる新型肺炎が世界的に流行の兆しを見せております.

日本でも奈良県・大阪府・東京都と日本人感染者が報告されており,コンサート等のイベントが中止される状況です.

新型コロナウイルスへの感染予防の方法についてはさまざまですが,基本的には飛沫感染・接触緩染といった感染経路で感染するようですので,マスクを使った飛沫感染とアルコール消毒(アルコールで十分に予防可能のようです)が感染予防の基本となります.

これってわれわれ理学療法士・作業療法士が毎日行っている標準予防策ですよね.

これを日常生活でも実践できれば良いわけですね.

さてその中でも今回はウイルス感染対策の1つであるマスク装着に関して考えてみたいと思います.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マスクが店舗から消える

1月末に入ってから日本人感染者が報告されてからというもの,全国的にマスクが品薄状態です.

特に箱買いのマスクに関しては在庫がない店舗が非常に多くなってきております.

メルカリやヤフオクでもマスクが高価格で売買されている状況です.

こんなに高価格で売買されているマスクですが本当にマスクでコロナウイルスからの感染を予防することができるのでしょうか?

 

 

 

 

 

感染者がマスクをすることが第一に重要

上述したようにコロナウイルスの感染経路は飛沫感染と接触感染です.

飛沫感染予防の基本は感染者が「飛沫を出さない」こと,つまりせきエチケットを守ることが重要となります.

実は感染者やその疑いのある人がマスクを着用することが最も重要なのです.

例えば感染者がマスクをしておけばかなりの確率で飛沫感染は予防できます.

もちろん感染者がウイルスの付着した手で電車のつり革を触るなどして,そのつり革を非感染者が触れ,その人がその手をよく洗わずに食事をしたり,口に触れたりしたら「接触感染」を呼ぶことになりますので,感染者が触る範囲を考慮する等の接触感染予防も欠かすことはできません.

 

 

 

 

 

 

 

非感染者のマスク装着の効果は限定的

残念ながら未感染者が予防のためにマスクを装着しても効果は限定的です.

Facemasks for the prevention of infection in healthcare and community settings - PubMed
Facemasks are recommended for diseases transmitted through droplets and respirators for respiratory aerosols, yet recommendations and terminology vary between g...

この研究ではマスク単独でのインフルエンザやかぜなどの予防効果は無いと結論付けております.

もちろんしないよりはましです.

せきやくしゃみによって感染者から放出された飛沫は,秒速30~80センチメートルの速度で1~数メートルの距離まで飛びます.

至近距離にいる感染者から,せきやくしゃみが放たれてわずか1秒から数秒の間,その飛沫がたまたま顔面に付着しそうになった時にのみ,マスクによって飛沫の吸引を予防できるということになります.

ただこういった場面ってあまりありませんよね…

むしろなんらかの形で飛沫に触れてしまうことで,それが食事等の機会にといった接触感染が多いのが実際のようです.

ですのでマスクも重要ですが,感染予防には定期的な消毒が重要ですね.

 

 

 

 

 

 

 

N95マスクであればより高い予防効果が期待できるのか?

上述した通り,新型コロナ騒動でマスクがバカ売れしている状況です.

その中でも最も売れているのが「N95マスク」です.

理学療法士・作業療法士の皆様も一度は目にされたことがあるかもしれませんが,先のとがったような形をしているマスクですね.

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N95マスクというのは細菌や花粉など直径0.3μm(マイクロメートル※)以上の微粒子を95%以上捕集できるといった画期的なマスクです.

でも考えてみてくださいよ.

新型コロナウイルスは0.1μm程度の大きさですので,結局のところN95マスクでも捕集効果に疑問が残るわけです.

医療従事者はこのN95マスクをしばしば利用しますし,私も使用した経験があります.

装着されたことのある方ならわかりますが,通常のマスクとは異なり装着するとかなり息苦しいのがこのマスクの特徴です.

当然です.0.3μm(マイクロメートル※)以上の微粒子を95%以上捕集できるわけですから,酸素が入ってこないわけですよ.

現在は結核患者等が入院した場合に装着することが多いと思いますが,マスクに慣れていない一般人がN95マスクを1日中装着することは不可能だと思います.

結果的に苦しくなってマスクをずらせばつけないのと同じになってしまいます.

 

 

 

 

 

 

 

 

マスクは安くても良いので小まめに交換することが重要

マスクは廉価品でいいので,清潔なものを毎日交換することが重要です.

昨日もTVを見ていると内科の医師が午前中の外来診察の時間だけでマスクを10回交換するとおっしゃられておりました.

安いマスクだったら0.1μmのウイルスには効果がないのではと思うかもしれませんが,N95マスクでも同じなわけです.

 

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ダイソーのマスクですが,こういった不織布製のものでも5マイクロメートル以上の粒子を捕捉する性能を持っておりますので,N95マスクとあまり変わりません.

ウイルスを含んだ唾液や鼻水といった飛散物をブロックするには十分なわけです.

またマスクを装着することで鼻や喉の粘膜への保湿効果がありますので,結果的にウイルスが侵入しにくい環境を作ることができます.

ただダイソーからもマスクが消えている状況で,110円のマスクが5倍以上の高値で取引されている状況ではありますが…

 

 

 

 

今回はウイルス感染対策の1つであるマスク装着に関して考えてみました.

これを機会に理学療法士・作業療法士の皆様もマスクの装着に関して考えてみていただければと思います.

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