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理学療法士・作業療法士も眠たいときってありますよね?知っておきたい効果的な居眠り対策
理学療法士・作業療法士の平均年齢は30代前半です.
20代・30代っていくら寝ても眠たいんですよね.
でもカンファレンスや訪問リハビリの移動中に睡魔が襲ってきたといった経験って誰しもお持ちだと思います.
社会人として仕事中に居眠りというのはあってはならないことですので,理学療法士・作業療法士も効果的な居眠り対策を知っておきたいですね.
今回は理学療法士・作業療法士も知っておきたい効果的な居眠り対策についてご紹介させていただきます.
理学療法士・作業療法士と居眠り
- カンファレンス中に居眠りをしてしまった
- 居眠り運転をして事故を起こしそうになった
- 高額な研修費を支払ってセミナーに参加したのに眠気が襲ってきてしまった
こんな経験をされたことのある理学療法士・作業療法士も多いと思います.
居眠り予防対策① 食事時間を考慮
居眠りを考える上では,食事を摂取する時間は非常に重要です.
特に食後は胃などの内臓への血流量が多くなり,脳への血流量が低下しやすくなります.
また食後は血糖値が低下しますので,それに伴って眠気に襲われる可能性があります.
前日の睡眠時間が短くて居眠りをしてしまう可能性がある場合には,食事の時間をずらすことや,食事の量を減らす方法が有効です.
お腹いっぱい食べてしまうとどうしても眠たくなってしまいます.
居眠り予防対策② 糖質を控える
食事の量や時間も重要ですが,食事内容も居眠りを考える上では重要です.
食物の栄養素を分類すると,糖質・たんぱく質・脂質に分類できます.
眠気を考える上ではこの中でも糖質の摂取が重要なポイントとなります.
たんぱく質や脂質というのは基本的には摂取しても血糖値が上がることはありませんが,糖質を摂取すると血糖値は上がります.
また糖質の種類によっても,血糖値が上がるまでの速度にも差があります.
特にジュースや果物に含まれる砂糖や果糖は,血糖値の急激な上昇に注意が必要です.
さらに同じ主食でも白米より蕎麦などの方が血糖値の急激な上昇は起こりにくいといった特徴があります.
午後から大切なカンファレンスが控えているとか,長距離運転が控えているような場合には,意識的に糖質の摂取量を減らすことが重要です.
居眠り予防対策③ 仮眠をとる
眠気対策の根本的な対策ですが,昼休憩を利用して仮眠をとるのも勧められます.
最近は昼寝が勉強や仕事の効率改善に有効であることが明らかにされており,学校や大企業では昼寝が取り入れられているところもあります.
30分以内の短い昼寝をすると頭がスッキリして,午後からの仕事や授業に臨むことができます.
居眠り予防対策④ 夜の睡眠の質をあげる
しっかりと睡眠時間をとったはずなのに眠たいといったような経験はありませんか?
こういった場合には,睡眠の質を考えることも重要です.
睡眠の質を上げるためにはいくつか方法があります.
- 枕を自分にあったものに変える
- アルコールを摂取して寝ない
- 寝る直前にスマホやパソコンを触らない
- 適温のお風呂にゆっくりつかる
- 日中に体を動かす
居眠り予防対策⑤ カフェインを摂取する
ご存じのように,カフェインには意識を覚醒させる作用があります.
私も研修会で眠気が増してきたらコーヒーなどのカフェインを摂取することが多いですが,カフェインの錠剤の利用もお勧めです.
居眠り予防対策⑥ 温度管理・換気を適切に
ヒトというのは深部体温が下がることで眠りに入ります.
そのため眠気は室内の気温によっても影響を受けます.
特に冬場に室内の空調が温かく心地よい温度だと眠気が増します.
少し寒いくらいに温度設定にしておくと眠くなりにくいわけです.
また眠気が増してくるとあくびが出ますが,このあくびというのは脳の酸素不足による生理現象です.
あくびをして酸素を取り込もうとする反応なのです.
密閉された空間で室内の酸素が少なくなると,脳が酸素不足に陥って眠気が増します.
そのため適切なタイミングで換気をすることも重要です.
今回は理学療法士・作業療法士も知っておきたい効果的な居眠り対策についてご紹介させていただきました.
どれも簡単に取り組めることが多いと思いますので,前日の睡眠時間が短くなってしまって,居眠りしてしまいそうな際には事前対策として取り組めるとよいですね.
理学療法士・作業療法士が居眠りしていると,重大な事故を引き起こしかねませんし,クライアントとの信頼関係も崩れてしまいます.
ぜひ試してみてください.
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