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理学療法士はプライドが高い人間が多い?
理学療法士・作業療法士として誇りをもって仕事をすることは非常に重要なことだと思います.
最近はなんとなく理学療法士・作業療法士になったという方も増えてきておりますので,むしろ理学療法士・作業療法士であることに誇りを持っていないという方も少なくないと思います
ただプライドが高すぎると大きな問題が起こります.
他職種や後輩に対して上から目線で物を言ったりというのは見ていても気持ちの良いものではありません.
今回はプライドの高い理学療法士について考えてみたいと思います.
なぜ理学療法士にプライドの高いヒトが多いのか?
原因はさまざまだと思いますが,原因の1つとして,理学療法士・作業療法士の業界では,自分の実力を数値化できないことが挙げられます.
例えば保険の営業マンであれば,契約件数が多いとか,医師であれば手術の経験数とか,成果が客観的である場合が多いので,変に見栄をはらなくても実力は明らかなわけです.
しかし理学療法士・作業療法士の場合には,クライアントはこの世に1人ですので,理学療法士・作業療法士間で比較しようがないわけです.
自分が担当していたから良くなったのか,誰が担当しても良くなったのかなんていうことは誰にもわからないわけです.
そうなると自分をすごいと認めてほしいと思えば,いかに自分がすごいかを相手にアピールするしかないわけです.
これが過剰になると,プライドが高すぎると他者から敬遠されることになってしまいます.
プライドが高すぎるヒトの心理
プライドが高すぎるヒトは自分に実力があるように思われたい,自分が優位であることで安心感を得たい,自分に権威や影響力があるように思われたいといった願望を持っている場合が多いです.
結局のところ,自分に実力がない,自分が優位ではない,自分に権威や影響力がないと思っているからこそ,コンプレックスや劣等感があり,自分が下に見られるのが怖いので,人一倍恐怖心が強いわけです.
そのためプライドを高く保ち,自分の実力以上に自分を大きく見せるわけです.
つまりプライドの高い人は,コンプレックスや劣等感・恐怖心を抱えているのだと考えた方が良いです.
本当に誰もが認める実力や権威を持っている理学療法士・作業療法士であれば,わざわざ見栄を張る必要もないのです.
実力のある理学療法士・作業療法士は見栄を張らなくったって,自然と周りの理学療法士・作業療法士から評価され,外からも講演依頼が殺到するはずです.
プライドの高い理学療法士・作業療法士との関わり方
プライドの高い理学療法士・作業療法士との接し方って難しいですよね.
基本的には,プライドの高い理学療法士・作業療法士はコンプレックスや劣等感・恐怖心が強いわけですのでそういった目で易しく見てあげた方が良いです.
恐怖心を緩和できるような関わりをしてあげて,主張した内容にできるだけ共感してあげるといった対応が最も有効です.
間違いがあれば,こちらから指摘するのではなく,気づいてもらえるように誘導する方法が有効です.
こういった対応がうまくいけば,プライドの高い理学療法士・作業療法士もあなたを敵だと警戒せず,良好な関係が築けるようになります.
面倒くさいなと思われるかもしれませんが,円滑に仕事をするためにも少しでも良い関係を保てるようにしたいですね.
プライドの高過ぎる理学療法士にならないためには?
仕事に誇りを持つことは非常に重要だと思いますが,他人を蹴落としてまで,自分の価値を上げようとしている理学療法士・作業療法士は,周囲にも悪影響です.
否を認められないと,自分自身も成長できませんし,自身にとっても損になります.
悪いプライドを捨てるためには
理学療法士・作業療法士が変なプライドを捨てるためには,他者と比較しない,わからなものはわからないと言う,素直になるといったことが重要です.
これがなかなか難しいわけです.
プライドの高い理学療法士・作業療法士には,自分は実力がある,認められたいと思いながらも自分自身に自信がないという矛盾があります.
まずは自分自身に自信が持てるように,変なプライドを持たなくても良いように自己研鑽に励む必要がありますね.
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