理学療法士・作業療法士はもう少しお金に興味を持とう

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理学療法士・作業療法士はもう少しお金に興味を持とう

十数年前には理学療法士・作業療法士は生涯安泰な仕事だと考えられておりました.

年収が600万円を超える理学療法士・作業療法士も多くいましたし,そもそも理学療法士・作業療法士の数そのものが少なかったため非常に希少価値の高い職業でした.

それが今はどうでしょうか?

平均年収も年々下がっており,思っていたのと違ったといった理学療法士・作業療法士の方も多いのではないでしょうか?

また理学療法士・作業療法士して知識や技術を深めようとすれば,それだけお金も時間もかかります.

今回は理学療法士・作業療法士はもう少しお金に興味を持つべきだといった話をさせていただきます.

1 U.S.A dollar banknotes

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

理学療法士・作業療法士の給与

以前からこのブログの中でも理学療法士・作業療法士の給与については取り上げさせていただいておりますが,理学療法士・作業療法士の平均的な初任給は,幅があるもののおおよそ15~25万円といったところが多いと思います.

年収にすると400万円前後です.

過去には理学療法士・作業療法士の平均年収が400万を下回ったと大きなニュースになりました.

以前のように新卒で年収600万という職場はかなり少なくなってきている状況です.

 

 

 

 

 

 

お金のことを考えるのはみっともない

日本ではお金のことを口にするとみっともないといった考えを持った方が多いです.

理学療法士・作業療法士の業界でも同様です.

給料のことよりも,知識・技術を磨いてクライアントのために働きなさいといった考え方をされる理学療法士・作業療法士が多いと思います.

お金に対して貪欲になる事はみっともない行為であるといった感覚がわれわれ日本人にはあるわけですが,実際にお金が無いとどうでしょうか?

例えば理学療法士・作業療法士が担当しているクライアントを考えてみてください.

 

  • お金が十分にあれば,自費サービスを受けられて長期的な機能改善が望める.
  • お金が十分にあれば,適切な家屋改修が行えて,安全な生活が受けられる.
  • お金が十分にあれば,サービスの質の高い有料老人ホームへ入所できる.
  • お金が十分にあれば,介護保険外で介護サービスを受けることができる.

 

さまざまなクライアントを担当している理学療法士・作業療法士であれば,誰もが経済的に貧弱で在宅復帰の際に,経済面で難渋した症例を経験されたことがあるのでしょうか?

確かにお金が全てではありませんが,お金によって解決出来ることは非常に多いです.

一方でお金が無いために困ってしまうことも非常に多いわけです.

 

こう考えるとお金について考えるのは,決してみっともない行為ではないわけです.

お金は理学療法士・作業療法士が人間らしく生きていくために必要不可欠な要素です.

もちろんお金が一番とは言いませんが,お金のことを考えずに生活をしていると将来どうなるかは目に見えてます.

 

 

 

 

 

 

お金について考えないと本当に大変

理学療法士・作業療法士が若いうちは,研修費が多くかかっても,知識を獲得して,技術を磨いて,お金をかけて大学院へ進学してと自己投資をすることが将来的な収入につながるといった考え方もできるでしょう.

これまではそうだったかもしれませんが,これだけ多くの理学療法士・作業療法士が排出されている状況で,従前のレールに乗っかっていても成功は得られないでしょう.

 

  • お金があればサービスの質の高い有料老人ホームに入所できる
  • お金があれば満足な社会資源を受けられる
  • お金があれば楽しく生活できる
  • お金があれば家族が介護してくれ,在宅で長く生活できる

 

理学療法士・作業療法士であれば,お金があるから救われているクライアントを多くみてきているはずです.

お金が大切だからこそ,若いうちから将来のことを考えて,自分の生活をコントロール出来るように努めないといけませんね.

 

 

 

 

 

今回は理学療法士・作業療法士はもう少しお金に興味を持つべきだといった話をさせていただきました.

改めて理学療法士・作業療法士の皆様がお金について考える気かになればうれしいです.

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