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理学療法士・作業療法士の就職活動時の面接で不採用に繋がるNG行動
そろそろ就職活動を開始する理学療法士・作業療法士の学生さんも多いと思います.
また来年度以降の転職に向けて準備を進めておられる理学療法士・作業療法士の方も多いのではないかと思います.
理学療法士・作業療法士の就職試験と言えば,一般教養や専門知識を問う試験が行われることは実は少なく,面接と小論文の実が課されるといった形式のところが多いです.
試験の形式はさまざまですが,理学療法士・作業療法士の就職活動で避けては通れないのが面接試験です.
転職を考えておられる方にとっては,学生時代にどうやって面接対策をされたか記憶が定かでないといった方も多いのではないでしょうか?
今回は理学療法士・作業療法士の就職活動時の面接で不採用に繋がるNG行動について考えてみたいと思います.
NG行動その①挨拶をしない・声が小さい
挨拶は社会人として基本的なことです.
挨拶が出来ないと即不採用になってもおかしくありません.
なかには挨拶をしているつもりであっても,声が小さくはっきりと聞えないという場合もあるかもしれませんが,声が小さくて相手に聞こえていなければ挨拶をしていないのといっしょです.
面接を受ける際に,挨拶をしないという方はいないでしょう.
面接官への挨拶はもちろんですが,就職先ではあなたは全ての職員から評価されていると考えた方が良いでしょう.
病院や施設に入ったら,全ての人に,相手に伝わる声の大きさでハキハキと挨拶することを心がける必要があります.
面接は,面接会場に入る前から,つまり病院や施設に着いた時点から始まっていると考えた方が良いでしょう.
NG行動その②無断で遅刻
無断での遅刻は即不採用になってもおかしくない程の行為です.
例えば天災や人身事故などによる交通機関の乱れなど,やむを得ない事情であれば考慮してもらえるかもしれません.
しかしながら余裕を持って行動していれば遅刻しなくてすんでいたといったような場合には,マイナスイメージにつながりかねません.
まず基本的に面接で遅刻はご法度ということを覚えておいた方が良いです.
遅刻をすると,普段からギリギリでしか行動しない,時間が守れない人だと思われてしまいます.
仕事の締め切りも守れない人だろうといった印象を持たれてしまいますので良いイメージには繋がりません.
やむを得ない事情での遅刻しそうな場合には,まず面接先に連絡を入れ事情を伝えることが重要です.
面接に行く際は,交通機関が乱れることも予測し早めに出発することを心がけましょう.
ただ時間に遅れないように行くことは大切なことですが,早すぎる到着も良くありません.
早めに到着したとしても5~10分前の程よい時間になるまでは中に入らないようにしましょう.
NG行動その③座り方・姿勢が悪い
座り方や姿勢はその人の気持ちが現れる行為です.
面接中にだらしない座り方や姿勢をしていると,志望動機や自己PRが完璧でも取り繕っているようにしか見えずイメージは良くありません.
特に面接での椅子やソファーの座り方には注意が必要です.
どんな座り方が良くないのかというと「椅子やソファーの背にもたれかかる」「猫背になっている」「顔を下に向けている」などです.
採用担当者は,座り方や姿勢からもあなたの性格や人柄を見ているため、上記の座り方では「だらしない」「やる気がない」という印象になってしまいます.
椅子やソファーに座る際には,浅く座る,背もたれは使わない,背筋を伸ばし前を向くといった3点に気を付けましょう.
また面接を待っている間の座り方もしっかりと見られています.¥
面接前で気を抜いてしまい、足を組んだりと普段のクセが出てしまいやすいので注意が必要です.
NG行動その④身だしなみが整っていない
面接でまず目が行くのは身だしなみです.
服や髪型などを見て,清潔感を感じられないと印象は悪くなります.
身だしなみを整えることは社会人としてのマナーですので,その基本が出来ていないとなると,仕事面でも大丈夫だろうかといった評価をなされても仕方ありません.
特に理学療法士・作業療法士は高齢者を相手にすることが多いので,身だしなみが整っていないと,クライアントからも苦情が寄せられることが危惧されます.
採用担当者が最初に得るあなたの情報は,視覚情報となるため見た目はとても重要です.
身だしなみを整えるポイントは清潔感があることです.
事前に当日着ていく服にアイロンをかけたり,髪が伸びていればカットに行くなど準備をしておきましょう.
NG行動その⑤落ち着きのない行動
面接って緊張しますが,落ち着きのない行動は悪目立ちしてしまい良い印象にはなりません.
人と接する仕事ですので、仕事面で支障が出ないか不安に感じます。
誰しも緊張すると無意識に出てしまうしぐさがあります.
あまりにもその行動が表に出てしまうと,周りの人に緊張が移るだけではなく,逆に目立ってしまい挙動不審な人だと思われてしまいます.
髪や顔をずっと触る,貧乏ゆすり,やたら深呼吸をするといったような癖がある場合には注意が必要です.
無意識に出てしまっている行動ですので,なかなか自分では気付きにくいところでもありますが,周りの人に自分にはどんなクセがあるのかを聞いてみるのもおすすめです.
NG行動その⑥予想した質問の回答を丸暗記
面接で受ける質問や回答を暗記してくる方がいますが,あまり良い印象を得られません.
面接では,応募者と会話をすることで,人柄や性格を知りたいと思っています.
しかし受け答えを暗記している方に限って,食い気味に回答し始めたり,質問内容と回答にズレがあることが多く,会話をしている感じにはなりません.
ある程度シミュレーションをしておくことは重要ですが,できるだけ自然な形で回答できるように練習しておくことも重要です.
NG行動その⑦質問に答えていない
質問した内容と違う答えが返ってくると,話を聞いていないのではないかとマイナスイメージに繋がってしまいます.
理学療法士・作業療法士はコミュニケーション能力が問われる仕事ですので,人の話をきちんと聞き答えられるということは必須条件になります.
きちんと質問を聞き意図に沿った回答をすることが重要です.
質問の意味が理解できなかった場合には,分からないまま答えるのではなくもう一度質問内容を聞き直すことも重要です.
質問に対して,全て即答でなければならない訳ではなく,数秒の沈黙があっても問題ありません.
しっかりと考えをまとめてから回答しましょう.
今回は理学療法士・作業療法士の就職活動時の面接で不採用に繋がるNG行動について考えてみました.
当たり前のことですがなかなか実践するのが難しいことでもあります.
養成校時代には養成校で面接の練習をされたと思いますが,転職となると面接の練習をするのも難しいと思います.
こういった場合には転職サイトの利用がお勧めです.
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