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理学療法士・作業療法士が仕事をテキパキこなすためには?
理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)の仕事も経験年数を重ねるたびに仕事量が増えていきます.
特に最近は診療報酬や介護報酬上で定められた書類が以前に比べてかなり増えてきておりますので,業務も非常に煩雑となっております.
特にリーダー職や中間管理職になった理学療法士(PT)や作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)は,クライアント対応以外にもさまざまな業務を併行して行っている方が多いと思います.
今回は理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)が仕事をテキパキこなすためにはどうすればよいかを考えてみたいと思います.
課題とは何か?
理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)が仕事をテキパキこなすためには課題の管理を行うことが重要となります.
課題とはというのは自分でやろうと決めたものはもちろんですが,上司から依頼されたものも含まれます.
つまりやるべき仕事が過大ということになりますが,この課題を自分自身で整理することが重要です.
今,自分にはどのような課題があって,それぞれの課題をいつまでに行う必要があるのか,またそれぞれの課題を遂行するためにはどのくらいの時間がかかりそうか,さらに現在それぞれの課題がどのような進捗状況にあるのかを整理する必要があります.
特に複数の課題がある場合には優先順位をつけたうえで課題を効率的に遂行していく必要があります.
なぜ課題が溜まってしまうのか?
課題が溜まってしまう原因は簡単です.
何らかの原因で仕事が遅れてしまっているからです.
社会人であれば誰しも「1日の仕事の流れ」「1週間の仕事の流れ」「1カ月の仕事の流れ」といったように,ある程度の仕事の予定を組み立てながら業務を行う必要があります.
計画通りに仕事が進めば,課題が溜まるはずはありません.
1つの課題に時間がかかってしまうと,また次の課題にも遅れが出ますので悪循環になってしまいます.
それではなぜ課題遂行に遅れが出てしまうのでしょうか?
まずは課題遂行の目的が明確ではない場合には,課題遂行に遅れが出てしまいがちです.
どうしてもたくさん課題があると,すぐに取り組みたい課題と,気分がのらなくて後回しにしたくなる課題が出てきます.
特に上司に依頼された仕事は後者になりがちです.
依頼された仕事を何のために行うのかが不明瞭ですとモチベーションも上がりませんので目的を明確にすることが重要です.
さらに良くあることですが,課題遂行中にイレギュラーな仕事の依頼が入ってしまう場合があります.
さらに優先順位をつけられないのも課題遂行を遅らせる原因となります.
同時に複数の仕事を抱えていると課題遂行に要する時間や労力も違いますので,課題をいつまでに行う必要があるのかを考慮した上で,複数の課題の中からまず優先的に行うべき課題を明確にすることが重要です.
課題を整理しましょう
まずは自分がどれだけの課題を抱えているのか,目に見える形にすることから始めます.
アナログでもデジタルでも構いませんので,これからやるタスクをすべてメモに書き出しましょう.
私の場合は週1回はWindowsのメモ帳で作成した課題管理シートを使って課題の進捗状況や新たな課題を整理します.
全ての課題を書き出したうえで,すぐにできるもの,期限を設けなくていいもの,などに分類します.
すぐにできるものはその場でさっと片付けてしまいましょう.
塵も積もれば山となると言いますが,1つ1つの課題は短時間で済むものであっても,たくさんたまってしまうと,後に多くの負担となります.
一方で期限の無いものは先延ばしになりがちですので,いつまでに課題を遂行するのかといった期限を設けておくことも重要です.
課題を整理することのメリット
上述したように課題を整理するとどんなメリットがあるでしょうか?
まずはストレスを減らすことができます.
人間は頭の中だけでは多くの課題を整理することができません.
そのため課題が溜まっているとそれだけで今すぐに処理できないけれど気になることがあると脳に記録されてしまいます.
そのため常にストレスにさらされることになります.
課題を整理し仕事の優先順位と締切をきちんと把握することで,目の前の仕事に集中できるようになります.
またうっかりミスを減らすこともできます.
自分がいまどれだけの仕事を抱えていて,複数の課題をいつまでに遂行すべきかが明確になれば,課題の締切を忘れたりということが無くて済みます.
今回は理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)が仕事をテキパキこなすためにはどうすればよいかを考えてみました.
効率的に課題を整理する方法が習慣化すれば,仕事の効率はかなり向上します.
時間に余裕が生まれればその空いた時間を家族と一緒に過ごしたり、あるいは趣味に費やしたり,理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)としての勉強に当てることもできます.
皆さんも課題をきちんと整理して,時間を有効に使いましょう.
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