理学療法士・作業療法士が大学院で修士号を取得するには?

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 理学療法士・作業療法士が大学院で修士号を取得するには? 

最近は大学院へ進学する理学療法士・作業療法士も増えております.

大学院への進学方法も様々ですが,社会人として病院や施設で働きながら大学院生活をされている方も少なくありません.

でも大学院に進学して修士号を取得することでどんなメリットがあるのでしょうか?

今回は理学療法士・作業療法士の修士課程取得について考えてみたいと思います.

 

 

 

 

 

 

 修士号を取得すると給料が上がるのか? 

残念ながら理学療法士・作業療法士が修士号を取得したからといって,機運噎する病院や施設での待遇,すなわち給与のベースアップが行われることはほとんどないでしょう.

私が知る範囲でも修士号取得や博士号取得を給与面に評価してくれる医療機関もありますが,そういった医療機関は全体の5%未満といったところではないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 修士号を取得すると何が得られるのか? 

大学院では主に学術研究の勉強をすることとなります.

したがって論文を読み解く力であったり,論理的思考であったり,臨床でも必ず役に立つ力が鍛えられるというメリットがあります.

また修士論文を書けば,研究の方法論に関する知識を学べますし,学会発表や論文執筆の経験を積むことができます

職場によっては研究がしたいと思っても,指導してくれる人がいないといった環境が多いと思いますので,お金を払って研究の方法論を学ぶために進学するといった方も多いのです.

さらに大学院へ進学することで新たな人脈を作ることができるといった点も大きなメリットでしょうか.

将来的に大学の先生になりたいと思って修士号を取得される方も増えておりますが,現在のところ修士号の取得では大学講師止まりといったのが普通だと思います.

最終的に教授のポストに就任するためには,修士号の取得はあくまで博士号取得までのステップであって,修士号のみを取得していても,就職に有利になるといったことは少ない状況です.

したがって修士号だけを取得するといった場合には,キャリアアップというよりは,自己のスキルアップを図るために進学するといったことになると思います.

 

 

 

 

 

 

 働きながら修士号を取得できるの? 

理学療法士・作業療法士の場合には,大学を卒業してそのまま大学院に進学する人もいますが,なかには臨床で働きながら大学院へ通う場合もあります.

「フルタイムで働きながら大学院に通う」というのは,医療以外の学問領域ではなかなか見ない例だと思いますが,実現不可能ではありません.

修士課程の場合は,授業に出席して所定の単位数を取得しなければなりませんが,こうした授業は夜間に開講されていることが多いのです.

さらに最近ではe-learningを活用して自宅でも授業が受講できるような大学院も増えておりますので,以前に比較すると時間の管理も行いやすくなっています.

そうはいってもある程度の時間的制約もありますので,働きながら大学院に通う場合には,職場と条件を交渉してから入学に向けた準備をされるとよいでしょう.

 

 

 

 

 

 

 通信制の大学院で学位を取得するという選択肢 

理学療法学修士・作業療法学修士の学位を通信制の大学で取得するという方法もあります.

岡山県にある吉備国際大学は理学療法士・作業療法士の大学院として初めて通信制の大学院を開講しておりますが,既に修士課程を修了した理学療法士・作業療法士が多くいます.

通信制の大学では,年に2~3回程度のかスクーリングを行い,あとはレポート提出と修士論文審査ですので,基本的には自宅でメールやその他の通信手段を使用しながら指導教官の指導を仰ぐこともできます.

実際に大学に通うのは年間で10日前後など限られた期間で済みますので,忙しい臨床家が省エネで修士号を取得するという目的を達成するには良いプログラムだと思います.

 

 

 

 

 

 

 研究論文の作成が大変 

修士課程を修了して学位を取得する上で最も大きな障壁となるのが修士論文の作成です.

修士課程修了要件は大学によっても様々ですが,いずれにしても授業で必要な単位を取得した上で,論文審査をパスする必要があります.

修士論文の研究テーマをどのようなものにするかは,指導教員となる先生の考え方によっても変わりますので,入学前にはしっかりと指導教員を選ぶことも重要です.

特に研究したいテーマが無ければ,指導教官が所属する研究室ですでに取り組んでいる研究をベースに,関連研究ということでテーマを設定することも多いです.

いずれにしても研究の理由が「個人的興味」では意義が薄くなってしまいますので,「社会的にどのようなインパクトがあるのか」「人の健康や暮らしにどう役立つのか」ということを考える必要があります.

 

 

 

 

 

 

 どのくらいお金がかかるの? 

もう1点,気になるのが入学金や授業料です.

私立大学であれば2年間で200万円程度が必要となります.

国公立大学であれば2年間で100万円程度の出費で済みます.

 

 

 

 

今回は理学療法士・作業療法士の修士課程取得について考えてみました.

理学療法士・作業療法士が大学院で修士号を取得するのは,「想像以上に大変そうだ」と感じるかもしれませんが,以前に比較すれば取得しやすくなっていることは間違いありません.

基本的に職場での待遇はあまり変わりませんが,それ以上に得られるものは多いと思いますので,新学を考えておられる方はぜひチャレンジしてみてください.

 

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