理学療法士・作業療法士の臨床実習ではヘアスタイルにも気を配りましょう

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理学療法士・作業療法士の臨床実習ではヘアスタイルにも気を配ろう

臨床実習ではといいますか,臨床業務に当たる際には,男性でも女性でも理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は清潔感のあるヘアスタイルで仕事をする必要があります.

人は外見ではないと言いながらも,やっぱり第一印象って大切ですよね.

今回は男女別に臨床実習で注意すべきヘアスタイルについて考えてみたいと思います.

 

 

 

男性のヘアスタイル

男性実習生や男性理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の髪型は,基本的にすっきりとした短髪がベストです.

髪は不潔領域に当たりますので,髪に触れた手で患者さんに触れるのはNGです.

前髪などは目にかからない長さにし,施術中は一切髪に触れないですむ長さやヘアスタイルを選ぶ必要があります.

また髪質や癖によるものなら仕方ありませんが,極端に毛先を立たせたり,ワックスなどの整髪料で撫でつけるといった髪型も避けた方がいいでしょう.

例え若い人たちの間で当たり前になっているヘアスタイルであっても,高齢者には受け入れられないかもしれません.

逆にそういった若者スタイルのヘアスタイルを好む高齢者も増えてきてはおりますが,まだまだ高齢者の目は厳しいと認識しておいた方が間違いが無いでしょう.

整髪料を使用してはいけないということはなありませんが,使用する場合にはナチュラルに見えるヘアセットを心がける必要があります.

 

 

 

男性のヘアカラー

男性のヘアスタイルは基本的にはNGです.

クライアントに対して好印象を与えたいのであれば,黒髪にしておくのが間違いがありません

病院既定があればそれに従いますが,規定の有無に関わらず,一番多くの人に好印象を持ってもらえるのは染めていないナチュラルな髪色です.

特に男性セラピストの場合には女性セラピスト以上に明るい髪色がマイナスに見られがちです.

患者さんが高齢の方であればなおさらです.

逆に言えば髪色が黒いだけで「この理学療法士・作業療法士・言語聴覚士さんは若いけど信頼できそうだ」と思ってもらえる可能性が高まるのですから黒髪にしない手はありません.

 

 

 

髭は毎日剃りましょう

また男性の身だしなみで重要なのは髭です.

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の髭が許容されている施設はほとんどないと思いますが,万が一,規定がなくても髭ははやさない方が無難です.

近年はおしゃれで髭をはやす人も少しずつ増えてきているようですが,日本において髭はまだまだ市民権を得ているとはいえない状況です.

医療職に限らず髭を禁止している企業は多いですし,男女問わず髭に対していい印象を持っていない人も多く,髭=不潔とイメージする人も少なくありません.

時折,ドクターが威厳や貫録を演出するために敢えて立派な髭をたくわえているケースはあります.

しかし理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は職種や担うべき役割からいっても威厳や貫録を演出する必要はないはずです.

むしろ患者さんに寄り添うやさしさや「この人となら一緒に頑張ってリハビリを続けたい」と思ってもらえるフレンドリーさが求められる仕事です.

そういった意味でも髭は毎日剃って清潔感を保っておくことが重要です.

 

 

 

女性の髪形

女性の場合も一番重要視されるのは清潔感です.

女性で気になるのは,どのくらいの長さになったらまとめるべきなのか,どんな風にまとめたらいいのかといった点です.

看護師向けの髪型はネットでもたくさん出てきますので,基本的にはそういったものを参考にするとよいと思います.

 

リハビリや医療系の女性学生が臨床実習に行く際に気をつけておきたいのは清潔感があって感染管理上の問題がなく,周囲の邪魔にならない,そして隣にいる患者・利用者さんに表情がみえる髪型にすることが重要です.

説明するまでもありませんが,実習生の髪型がボサボサで,カラーがプリンになっていたり,べたついていたりしては良い印象は持たれないでしょう.

まとめ髪をしていても,普段のおしゃれなまとめ髪のままでは,制服とちぐはぐになって清潔感をそこなう場合もあります.

また長さのある髪の毛は,感染管理上からもまとめておく必要があります.

髪の毛に汚れや菌がついて,不潔な髪の毛が清潔な箇所につくという流れで髪の毛を介して理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が菌を運ぶことがあってはまずいわけです.

知らない間に髪の毛があちこちに触れることがないよう,長い人はきっちりまとめましょう.

 

どのくらいでまとめるべきかということですが,肩についたらアウトです.

ちょっと変でも結ぶか,もしくは切ることをお勧めします.

おしゃれを考えると短い髪なんて嫌だと思いますが,肩に毛先がついたらまとめるべきと考えましょう.

カッコ悪いまとめ髪にするのはイヤなら,素敵なショートヘアにしてもらうのも手です.

 

髪をまとめる際にはポニーテールは厳禁です.

ポニーテールのように毛先がまとまっていないと,あなたが思っている以上に周囲の邪魔になって迷惑です.

振り向いた時に毛先が振られて,近くにいる人の顔に当たったり目に入ったりすることもあるでしょう.

看護師の場合はポニーテール禁止とはっきり決められている病院が多いと思いますが,理学療法士・作業療法士・言語聴覚士に関してはそこまで厳しくされていないところも多いと思います.

実際には看護師以上にクライアントに近く接触するのが理学療法士・作業療法士・言語聴覚士ですから,ルールで決まっていなくても自粛することをお勧めします.

 

前髪にも注意が必要です.

前髪は感染管理の理由以外にも短くする必要がある理由があります.

例えば理学療法士がクライアントと並んで歩いたり座ったりしているときに,あなたの表情が前髪のせいで全く見えなくなるからです.

表情が見えないとクライアントは不安に思ってしまいます.

リハビリ中のクライアントは不安でいっぱいです.

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の表情が見えないと,不安はさらに広がってしまいます.

 

 

 

女性のヘアカラー

男性に比べれば許容されている女性のヘアカラーですが,髪色は伸びても違和感のないようにすることが重要です.

わざわざ明るい色に染めて実習に行く人はいないと思いますが,学校から「黒くしなさい」と指示がある場合もあるようです.

正直なところもともと明るめの色の人が黒く染めるとすごく不自然です.

伸び時に根元の色との違いが目立ってしまい,かえってだらしない印象を与えます.

 

 

今回は男女別に理学療法士・作業療法士の臨床実習で注意すべきヘアスタイルについて考えてみたいと思います.

年度初めから実習開始となる理学療法士・作業療法士の学生さんは早めに自分のヘアスタイルについても対策を進めておきたいところですね.

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