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理学療法士・作業療法士が学会に参加する時の服装は?
学会というと,専門の分野についての研究者が集まる場というイメージがありますが,医療系の学会は研究者でなくても臨床家の学会参加も非常に多いです.
学会に参加する時の服装って悩みますよね.
スーツが無難ですがクリーニング代を考えると…
今回は学会へ参加する際の服装について考えてみたいと思います.
学会の服装のイメージを掴むには?
ひとことで学会と言ってもジャンルによって服装の傾向も異なります.
清潔感が重視される分野や多くの参加者がスーツを着用している分野,カジュアルめなファッションでも問題がないという分野も中にはあります.
実際に学会に参加してみればわかりますが,スーツを着ている人もいればオフィスカジュアル的な恰好をしている人もいます.
中にはジーパンにシャツなんて方もいます.
実は学会の服装には決められたルールがあるわけではないので,どんな服装でも参加できます.
もしもあなたが,「発表の登壇者ではない」「仕事の業務としての参加ではない」「学会での役割がない」という場合は,それほど服装を気にする必要はないです.
ジーパンはさすがにと思うのであれば,普段お出かけに出かける服装で十分です.
学会参加時の服装を考える上で,最も良い方法は自分が参加する学会に参加したいことがあるという理学療法士・作業療法士に直接どういう雰囲気なのかを質問してみることです.
また受付や会場の整備などの役割を任されている場合や懇親会や交流会にも参加するという場合など,自分の役割や状況に応じて服装を考えることも重要です.
発表をする場合には?
あなたが発表登壇者である場合は多くの人前に立つことになります.
どうしても人は見た目で判断されますので,服装がだらしなくては説得力がありません.
清潔できちんと感のある服装をすることをお勧めします.
男性の場合はスーツを着ていれば間違いなし
発表する際の服装も決まりがあるわけではありませんが,男性が発表登壇者である場合,スーツを着ている場合がほとんどです.
色やデザインにも決まりはありません.
芸術系やクリエイティブな分野の学会ですと,お洒落なスーツスタイルをしている男性もいますが,まずは一般的なスーツを着用すればまず問題ありません.
基本はシャツ・スラックス・ジャケット・ネクタイ・革靴です.
最近はクールビズが当たり前になってきておりますので,夏場はノーネクタイ・ノージャケットでも特に浮くことないでしょう.
心配ならジャケットとネクタイを持参して,発表の時にだけ着用すれば問題ありません.
またスーツでなくてもきれいめパンツとジャケットといった服装の方もけっこういらっしゃいます.
女性はスーツかきれいめスタイル
女性の場合には,男性よりも自由度が高く,登壇者であってもスーツでない方はたくさんいます.
露出が高くなくこぎれいに見える服装であれば問題ありません.
女性の正装というとスカートといったイメージもありますが,スカートである必要もなく,ハイヒールである必要もありません.
女性の場合も,一般的なスーツの方もたくさんいますから,実際にはスーツを着てしまった方が悩まなくてすむかもしれません.スーツを着る場合には,パンツスーツでもスカートでもかまいません.
スーツを着る場合でも,インナーはシャツである必要はありませんので,きれい目なブラウスやトップスで問題ありません.
女性の場合には自由度が高い分,服装に関して悩むことも多いかもしれませんが,相手が不快に思わない服装というのが基本となります.
夜の懇親会・交流会はフォーマルな服装でないと参加できない?
理学療法士・作業療法士の学会でも懇親会や交流会が開催される場合って多いですよね.
こういった懇親会や交流会の服装についてどうしようかと悩む方もおられるかもしれませんが,結論から言えば,フォーマルな服装でないと参加できないといったことはありません.
学会での交流会は気楽なものですから,普段着で交流会に参加される方も沢山います.
女性は特に気になるでしょうが,女性だからと言って特に華やかさを求められることもありません.
パンツスタイルでも構いませんし,ハイヒールである必要もありません.
服装を決める時のもう1つの注意点
意外に思われるかもしれませんが,学会というのは体力が必要です.
万歩計付きのスマホをポケットに入れて,1日中学会に参加していると多い日には15,000~20,000歩も歩いているということもあります.
学会というのは,大抵の場合は2日間や3日間あります.
朝の9時・10時に始まり,夕方まで開催され夜には交流会です.
睡眠をとったら次の日はまた朝から学会参加といった流れです.
発表会場や講演会場・ポスター展示など会場は複数ありますから,移動を何回もすることになります.
また遠方の場合には,新幹線や飛行機の移動時間もあります.
発表や役割がある場合,仕事の場合は仕方ありませんが,本当なら動きやすく楽な服装であるほうがおすすめです.
大きな学会ではクロークが設置されていることがほとんどですので,手持ち鞄には最低限のものを残しておいて,重たい荷物はクロークに預けることをお勧めします.
また靴は歩きやすいものにしておいた方がいいです.
特に女性の場合,スカートにハイヒールでは疲れることは必須です.
パンツ+フラットシューズにする,またはスニーカーを履いておいてハイヒールを持参し,発表や交流会の際に履き替えるという手段もおすすめです.
また会場は暑い場合,寒い場合とあります.
上着などを持参して体温調節できると安心です.
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