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ブランクのあるPT・OTが復職するための方法と求人の探し方
日本理学療法士協会の調査によると勤務している理学療法士の約3~4割が女性であり,作業療法士の約5~6割が女性であるとされております.
女性の場合には,妊娠・出産を機に退職を余儀なくされる場合も少なくありません.
また高齢化に伴い家族の介護のために退職するといったケースも女性の場合には少なくないわけです.
女性の場合は復職の際には,復職を考えているけど,「ブランクがあるし大丈夫かな?」,「いざ職場復帰をするとなると,ほんとに家庭と仕事が両立出来るのか?」という不安を持たれている方も少なくないと思います.
今回はブランクのある理学療法士・作業療法士が復職するための方法と求人の探し方について考えてみたいと思います.
ブランクのある理学療法士・作業療法士の退職理由
はじめに理学療法士・作業療法士の仕事は比較的,社会復帰がしやすい職業なので,深く悩まずに行動してみることをオススメします.
きっとこの記事を読み終わるころには、不安は消えて行動出来るようになっていると思います。
理学療法士・作業療法士にブランクができてしまう原因としては,①結婚・出産・育児による退職,②家族の介護による退職,③病気や怪我による退職,④職場の不満による退職などが考えられるでしょうか?
特に女性に多いのは①や②でしょうか.
①結婚・出産・育児による退職
女性の大きなライフイベントとして結婚・出産・育児が挙げられます.
私の職場でもこれまで何人もいましたが,結婚をすると同時に寿退職をする方も多いわけです.
育児がある方は,子供がある程度大きくなって保育園に行けるぐらいまでは,自分の側で見ていきたいと方も多いでしょう.
そうなると長くて1~3年は休職する方もいます.
②家族の介護による退職
40~50代になると親の介護をしている方もいます.
最近では早い方だと30代で介護をしている方もいます.
介護の対象者は,主に両親のことが多いわけですが,親も人間なのでいつまでも元気ではいません.
男女平等とは言いながらも日本ではまだまだ主介護者は妻となることが多く,夫は仕事を継続するパターンが多いです.
③病気や怪我による退職
このパターンも意外と多く感じます.
元々,持病を持っていて悪化してしまった,仕事をしていて腰を悪くしてしまったというケースです.
他にも職場の人間関係が上手くいかなくて,精神的に病んでしまい鬱状態になってしまい退職されてしまうといったケースもよく耳にします.
いずれにしても回復するまで長い時間がかかってしまうと,復職のタイミングを逃してしまうこともあります.
④職場の不満による退職
職場の不満はいくつか考えられますが,ダントツで上位に挙げられるのは人間関係です.
転職する要因になっている理由のひとつでもあります.
上司と仲が良くない,パワハラを受けている,スタッフやクライアントからセクハラを受けているというケースもあります.
ブランクのあるPT・OTの復職に対する不安
ブランクのある理学療法士・作業療法士が復職を不安に思う理由としては,①専門職としてしっかりと働けるだろうかといった不安,②家庭と仕事と両立出来るかといった不安,③職場や病期の変更に伴う不安等が考えられます.
特に女性の場合には,②の家庭と仕事と両立出来るかといった不安が最も大きな不安になっていることが多いです.
①専門職としての不安
長く臨床の現場から離れてしまうと,クライアントに適切なサービスを提供できるのだろうかと考えてしまいます.
具体的にはクライアントを評価し治療に繋げるための臨床推論がちゃんと出来るのか,触り方,ハンドリングも大丈夫なのか不安になります.
私自身も3連休の直後なんかはちゃんと今まで通り働けるだろうかと不安になることもあります.
また医療やリハビリテーションも日進月歩ですので,昔勉強した情報で対応出来るのかも不安要素になります.
これは休職者に限ったことではありませんが,常に新しい情報に目を向けておくことが重要なわけです.
特に診療報酬・介護報酬制度は数年に1回の頻度で変わりますので,定期的に確認しておくことが重要です.
新しい治療法やパラダイムが出現する一方で変わらないものもあります.
例えば基本的な解剖学・生理学・運動学といったものは大きく変わるものではありません.
したがって理学療法士・作業療法士としての考え方は大きく変わることはないので,ブランクがある方でも必ず感は取り戻すことは出来ます.
②家庭と仕事と両立出来るか不安
結婚・育児の理由で仕事を離れていた方で最も多いのが,家庭と仕事を両立出来るのかといった不安です.
不安になる理由としては,「子供が病気になったら急な休みはもらえるんだろうか」,「定時に帰れるのだろうか」,「仕事が終わってから家事をする体力はあるのだろうか」などの不安はたくさんあります.
まずはまた家庭と仕事を無理に両立しようとしない意識も重要です.
復職したばかりの方は,仕事に慣れることを優先しましょう.
パートナーがいる方は仕事に慣れるまでの間は家事などを手伝って貰えるようにお願いするのも良いでしょう.
家庭と仕事がほんとに両立出来るか心配な方は,採用条件を正社員ではなく「派遣」または「パート」という形を取るのも良いと思います.
パートだと労働時間も相談しながら時間を決めて自分の生活に合わせられるといった利点があります.
私の周りにも仕事と家庭を両立している女性理学療法士は多くいますが,時間短縮勤務の制度を使ったり,工夫して仕事をされている方が多いです.
ただ職場によっては難しいのが実情でしょう.
職場が育児に対して理解があるところであればよいですが,そうでなければ子供が急に病気になっても早退・休暇を取得しにくい環境もあるわけです.
こういった不安を解消するためにも,子育てに理解のある職場を探すことが大切になってきます.
家庭と仕事の両立を考える上では,転職サイトを利用して,子育てに理解のある職場を探すことが重要です.
こういった情報って普通の求人情報からではわかりませんが,転職サイトに登録してアドバイザーの方から情報を得られれば,自分に合った職場に出会える確率はぐっと高くなります.
今回は私のお勧めの転職サイトを紹介させていただきます.
マイナビ
マイナビは転職サイトの大手ですので知らない方はいらっしゃらないかもしれませんが,理学療法士の求人数も5000件を超えているマンモス人材バンクです.
転職を考えておられるのであれば,ここは確実に押さえておきたいですね.
特にマイナビは離職率が低い就職先を多く扱っているという特徴があり,職場の雰囲気や働きやすさを重要視して転職をしたい人にはお勧めです.
離職率が低いということは,育児に対する理解が良い職場が多いという風にも考えられます.
PTOTSTワーカー
PTOTSTワーカーは業界でもトップクラスの求人数を誇っているのが特徴です.
看護師・医師などの医療関連職の転職をサポートしている医療WORKERグループですので,病院・クリニック・診療所・介護施設・リハビリ施設などの求人の形態も豊富です.
また長年各医療関連施設との人材紹介で培った信頼性から求人数がありますので,他社にはない独占求人,新設などの関係で 一般には公開されない非公開求人も多いです.
またこういった転職サイトって地方求人に対応していなかったりしますがここは地方の求人も豊富ですので地方への転職を考えられている方にもお勧めです.
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の各職種専門のアドバイザーが専任で担当してくださいますので,要望のヒアリングから入職まで トータルで転職をサポートしてくださいます.
アドバイザーは病院・クリニック・リハビリ施設などとも密接な関係なので求人票に載っていない職場関係・一緒に働く人の人柄などの現場の情報を知ることが出来ます.
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今の職場に不満を感じている,すぐではないが将来的に自分に合った職場があれば転職をしたいといった要望をエントリーシートに入力することが可能ですので要望を書き込んでおけば,あなたに合った求人情報を紹介してくださいます.
リハビリ職の転職・求人なら【リハのお仕事】
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今回はブランクのある理学療法士・作業療法士が復職するための方法と求人の探し方について考えてみました.
まずは情報収集のために登録してみるというのもありだと思います.
登録はもちろん無料ですのでブランクのある方で再就職を考えておられる方は登録してみてはいかがでしょうか?
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