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理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が出てくるドラマといえば?
元理学療法士の経歴を持つ榊原有佑監督が自身の経験を元に紡いだ真実の物語『栞』は記憶に新しいところだと思います.
ネタバレになるのでこの映画については書きませんが,理学療法士の現場をリアルに描いたこの映画は,公益社団法人日本理学療法士協会の全面協力を得て制作されており,観客動員数も順調に増えているようです.
これまでにも理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が出てくるドラマ・映画ってありましたよね?
今回は理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が出てくるドラマ・映画について振り返ってみたいと思います.
オレンジデイズ
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士関連のドラマで一番有名なのは,やっぱりオレンジデイズではないでしょうか?
主演が妻夫木聡さん・柴崎コウさんということもあって,ドラマ自体もヒットしましたもんね.
このオレンジデイズの妻夫木さんの役ですが,たしか作業療法士ではなく,社会福祉心理学を専攻しており,作業療法学科に入学することを目指す学生さんの役だったと思います.
主演が妻夫木聡さんということもあり,多くの理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が,どんな風に療法士が表現されるのかと期待をしておりましたが,内容は恋愛ドラマということもあり,リハビリの場面はホンのわずかでした.
ラブソング
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士関連のドラマの中で最も新しいドラマといえば,2016年4月11日~6月13日に放送されたラブソングでしょうか?
主人公は福山雅治・藤原さくらでしたし,月9ドラマでしたので,視聴率もそこそこでした.
主題歌も話題となりましたね.
主人公は44歳で元プロミュージシャンの神代広平でした.この主人公は過去にプロミュージシャンとして活動をしたものの,一発屋として終わってしまい,それから20年の時が流れ神代は企業カウンセラーとして働いていました.そんな日常に,佐野さくらとの出会いを果たすことになるわけです.
この佐野さくらは吃音というコンプレックスを抱えており,孤独を背負って生きていますが,歌うと素晴らしく魅力的な声で吃音など全くあらわれません.
話をすると吃音になってしまうのです.
このドラマの中では,コンプレックスを克服しようと,言語聴覚士である宍戸夏希(水野美紀)の指導でピアノに合わせ思っていることを歌って練習する場面が何度か出てきます.
このドラマをきっかけに言語聴覚士という資格が有名になったのは言うまでもありません.
はつ恋
このドラマは言語聴覚士を主人公にしたドラマです.
主演は女優の木村佳乃さんです.
ドラマでは言語聴覚士として,失語症という障害に対して向きあう様子や,仕事と人の繋がりのエピソードなど魅力的ある言語聴覚士としての仕事が表現されています.
ここまで理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の仕事にスポットライトを当てたドラマは少ないので,当時はとても話題になりましたね.
1リットルの涙
このドラマは理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の日常を描いたものではありませんが,リハビリ場面が多く難病である脊髄小脳変性症をテーマにしたドラマです.
このドラマは,主人公の木藤亜也さん彼女が21歳まで綴った日記,ノンフィクション書籍をもとにストーリー化されております.
木藤亜也さんは15歳のときに難病「脊髄小脳変性症」を発症してしまいます.
主人公の亜也が沢尻エリカであったこともあり,このドラマは何度も再放送がなされる人気ドラマでした.
診断されてからも前向きに生きていく少女を描いたこのドラマでは,理学療法士とともに主人公がリハビリに励む場面が何度か出てきます.
脊髄小脳変性症に対するリハビリだけあって,失調症状に対する4つ這いトレーニングなんかをやってたのを記憶してます.
ミリオンダラーズベイビー
映画にはなりますが,2004年のアメリカ映画「ミリオンダラーズベイビー」と言う映画が理学療法士を扱っていて,超有名俳優の「クリント・イーストウッド」や「モーガン・フリーマン」が出演しています.
監督・製作・主演をクリント・イーストウッドが務めており,第77回アカデミー賞作品賞を受賞している作品です.
その他
理学療法士だと,「長男の結婚~花嫁はバツイチ!年上!子持ち!?~」で長男の結婚相手が理学療法士でしたね.
あとは「港町人情ナース」というシリーズドラマの主人公が看護師と理学療法士の資格を持っています.
他にもドラマではありませんが,井上雄彦先生の「リアル」というマンガに,理学療法士が登場します.この「リアル」に影響されて理学療法士を目指した同僚もたくさんいます.
映画にはなりますが,「海街diary」でも,俳優の鈴木亮平さん演じる井上泰之が理学療法士役で登場しています.
こうしてみてみると理学療法士・作業療法士・言語聴覚士関連のドラマというのはいくつかありますが,理学療法士・作業療法士・言語聴覚士を主人公として,仕事にスポットを当てたドラマって少ないんですよね.
そういった意味からすると今回,榊原有佑監督が脚本監督を務めた栞は画期的ですね.過去にも理学療法士を主役としたドラマってあまりありませんので,今後はドラマ化されることなども期待したいですね.
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