大腿骨近位部骨折 大腿骨近位部骨折に対する術後リハビリテーションで有効な介入方法を検討したSR論文 今回は大腿骨近位部骨折に対する術後リハビリテーションで有効な介入方法を検討したSR論文をご紹介させていただきました. これだけ多くのRCTをレビューした論文は貴重ですね. やはり大腿骨近位部骨折の場合には栄養療法と骨粗鬆症へのケアというのがキーワードになりそうですね. 2023.10.18 大腿骨近位部骨折
介護予防 歩きスマホは本当に危険かを考えるうえで参考になる論文紹介 今回は歩きスマホが本当に危険かを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 当然の結果ですが,スマホでのテキスト入力による歩行はパフォーマンスを低下させるということですね. 2023.10.17 介護予防
足関節周囲外傷 扁平足に対して股関節外転トレーニングが有効? 今回は扁平足に対して股関節外転トレーニングが有効である可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると扁平足に対しては足部の運動に加えて股関節外転トレーニングを実施することが有効であると考えられます. やはり足部の運動のみならず多関節運動連鎖を考慮したアプローチが求められるといった結果だと思います. 2023.10.16 足関節周囲外傷
運動療法・物理療法 リハビリ病棟でのパジャマ撲滅で本当にADLは上がるのか? 非常に興味深い結果ですね。 日本では大部分の回復期リハビリテーション病棟でパジャマから洋服へ着替える取り組みが当たり前になっているわけですが,今回の結果から考えるとパジャマ麻痺撲滅活動介入を行っても,対照群と比較して身体機能,ADL・IADLに差はないということですね. 残念ではありますが,こういった結果を見ると生活リハビリと称して理学療法士・作業療法士が更衣に関わるというのもどうなのかと思ったりしますね. もちろん評価で関わるのは良いですが,毎日介入する必要性があるかどうかは怪しいですよね. 2023.10.15 運動療法・物理療法
働き方 理学療法士・作業療法士あいさつあるある 今回は理学療法士・作業療法士あいさつあるあるについて考えてみました. 理学療法士・作業療法士にとって挨拶は基本です. 皆様も挨拶について見直す良い機会になると良いですね. 2023.10.14 働き方
変形性膝関節症 変形性膝関節症例ではVarus thrustの定量的評価が重要 今回は変形性膝関節症例のVarus thrustについて考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 非常に興味深い結果ですね. やはりVarus thrustを改善させることが重要であるといった結果です. 今後はどういった介入で定量的に評価したVarus thrustが改善するのかといった報告が俟たれますね. またLateral thrustを簡便かつ定量的に評価できる方法の登場が俟たれますね. 2023.10.13 変形性膝関節症
運動療法・物理療法 ACL再建術後には筋力トレーニングによって再建靭帯にゆるみが生じるのか? 今回はACL再建術後には筋力トレーニングによって再建靭帯にゆるみが生じるのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. これは興味深い研究結果ですね. OKCトレーニングでも再建靱帯のルーズニングは生じないといった結果ですね. もちろん再建法の種類によってもこのあたりの結果は異なる可能性がありますので,そのあたりを十分に考慮する必要がありますね. 2023.10.12 運動療法・物理療法
介護予防 補聴器の使用が転倒予防につながる? 今回は補聴器の使用と転倒との関連性を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. これは興味深い結果ですね. 補聴器を使用することで社会活動が増え活動性が高くなるといった点が補聴器使用による転倒発生現象の機序でしょうか? いずれにしても聴覚機能に応じて必要な補助具を使用することが勧められますね. 2023.10.11 介護予防
脳卒中 長下肢装具(KAFO)を作製すべきかどうかの判断を行う上で役に立つ研究紹介 今回は急性期の10病日に長下肢装具が必要であった症例を対象として30病日の長下肢装具の継続的な必要性の有無をアウトカムとした場合に関連する因子は何であるかを追求した研究をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると麻痺側下肢筋力をKAFOの必要性を判断するための指標とするとよさそうですね. 2023.10.10 脳卒中
働き方 理学療法士・作業療法士が医師にお願いしたいこと 今回は理学療法士・作業療法士が医師にお願いしたいことについて考えてみました. 皆様もいろいろと医師にお願いしたいことがあると思いますが,医師と連携できると理学療法士・作業療法士にとってもプラスの側面は大きいです. 医師としっかりとコミュニケーションを取って信頼される理学療法士・作業療法士でありたいものです. 2023.10.09 働き方
学会発表・論文投稿 理学療法士・作業療法士がポスター発表でポスター前で写真撮ってSNSへアップする行為が危険 理学療法士・作業療法士がポスター発表でポスター前で写真撮ってSNSへアップする行為が危険だというお話でした. 理学療法士・作業療法士の皆様も写真を撮るならポスターではなく,学会の看板前で撮ってアップするのが良いでしょうね. 症例報告とかだと倫理的な問題も大きいと思いますので… 2023.10.08 学会発表・論文投稿
介護予防 難聴の方に対する認知機能評価ってどうしたらいい? 今回は難聴の方に対する認知機能評価を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとこの研究で開発されたテストは軟調を有する対象にも十分に使用できそうですね. HDS-RやMMSEのような日本で使用されることの多い認知機能評価についてもこういった聴覚障害者用のスコアが開発されることが期待されますね. 2023.10.07 介護予防
脳卒中 運動失調って運動療法で改善するの? 今回は運動失調って運動療法で改善するのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとまだまだエビデンスが不十分というところになるでしょうか. ただ運動療法の効果はそれなりに示されていると考えてもよい結果でもありますね. 2023.10.06 脳卒中
脊椎圧迫骨折 骨粗鬆症性椎体骨折例に対する運動療法の効果に関するSR論文 今回は骨粗鬆症性椎体骨折例に対する運動療法の効果に関するSR論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると骨粗鬆症性椎体骨折例に対する運動療法は転倒リスクを低減させるということになりますね. こういった結果はわれわれ理学療法士・作業療法士にとっても心強いですね. 2023.10.05 脊椎圧迫骨折
大腿骨近位部骨折 大腿骨近位部骨折例における歩行器歩行・杖歩行の自立を判断するためのBBSの有用性 今回は大腿骨近位部骨折例における歩行器歩行・杖歩行の自立を判断するためのBBSの有用性を報告した研究論文をご紹介させていただきました. こういった研究を待っておりました. もちろん環境面やクライアントの性格等も考慮したうえで歩行補助具を選択する必要がありますが,こういったデータも参考にはできそうですね. 2023.10.04 大腿骨近位部骨折
人工股関節全置換術 理学療法士・作業療法士も知っておきたい長内転筋の動態 今回は理学療法士・作業療法士も知っておきたい長内転筋の動態について考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると長内転筋を伸張させるためには屈曲位よりも伸展位での外転で,また内旋を加えることが重要であると考えられます. 2023.10.03 人工股関節全置換術変形性股関節症
肩関節 日常生活に必要な肩関節の可動域は? 今回は日常生活に必要な肩関節の可動域を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきます. この研究の結果から考えると屈曲121°,伸展46°,外転128°,水平内転116°,2nd外旋59°,2nd内旋102°が1つの目標になりそうですね. 2023.10.02 肩関節
働き方 理学療法士・作業療法士労働環境の不満あるある 今回は理学療法士・作業療法士労働環境の不満あるあるについて考えてみました. 労働環境がストレスになっている場合には長期間その環境で勤務し続けることで体調を崩してしまう場合もあるでしょう. そういった場合には労働環境を変えることも考えた方が良いでしょう. 2023.10.01 働き方
変形性膝関節症 膝蓋大腿関節痛に対するテーピングの効果に関するシステマティックレビュー論文紹介 今回は膝蓋大腿関節痛に対するテーピングの効果に関するシステマティックレビュー論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えるとテーピングの使用は有効ということになりますね. 膝蓋大腿関節痛を有する症例に対してはテーピングを治療介入の1つの選択肢として考えても良いでしょう. 2023.09.30 変形性膝関節症
変形性膝関節症 変形性膝関節症例における固有感覚障害はバランスに関連するのか? 今回は変形性膝関節症例における固有感覚障害はバランスに関連するのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると変形性膝関節症例の理学療法評価では固有感覚障害の程度を評価することが求められますね. また変形性膝関節症例の場合には固有感覚障害によってバランス機能が低下するといった視点を持つことも重要ですね. 2023.09.29 変形性膝関節症
足関節周囲外傷 Kager’s fat padの非対称性に着目せよ!新しいアキレス腱滑走性評価 これは非常に興味深い方向ですね. Kager's fat padの滑走性を評価する際には1つのポイントとしてKager's fat padの非対称性に着目することが重要だと考えられます. エコー非使用下ではこの方法は重宝しそうですね. 2023.09.28 足関節周囲外傷
変形性股関節症 転倒しやすい変形性股関節症例の特徴は? 今回は転倒しやすい変形性股関節症例の特徴を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回明らかとなった女性で,骨盤傾斜があり,Harris Hip Scoreが低い症例については通常より転倒リスクが高いということになりますので,重点的な転倒対策が必要でしょうね. 2023.09.27 変形性股関節症
脳卒中 アームスリーブに関する脳卒中症例の受容はいかに? 今回はアームスリーブに関する脳卒中症例の受容を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回のアームスリーブの装着に関するコンプライアンスは非常に高いですね. やはりアームスリーブのような装着が容易な物が好まれるということでしょうか? ただその亜脱臼予防効果は示されておりませんので,今後はその効果を明確にする必要があるでしょうね. 2023.09.26 脳卒中
大腿骨近位部骨折 大腿骨近位部骨折例に対するリハの量が大腿骨近位部骨折例の再入院リスクと関連? 今回は大腿骨近位部骨折例に対するリハの量が大腿骨近位部骨折例の再入院リスクと関連する可能性を示唆する研究論文をご紹介させていただきました. 本邦とは医療提供体制が異なるため単純比較はできませんが,早期からの集中的なリハビリテーションが再入院を予防するために重要であるといった結果ですね. われわれにとっても心強い結果だと思います. 2023.09.25 大腿骨近位部骨折
書籍紹介 2023年9月以降発刊の理学療法関連書籍5選 今回は2023年9月以降に発刊の理学療法関連のお勧め書籍を紹介させていただきました. 今月も良書が多く発刊されております. 理学療法士・作業療法士の皆様もこの機会に新たな学びに挑戦してみてはいかがでしょうか? 2023.09.24 書籍紹介
肩関節 五十肩に対する関節可動域改善には肩甲骨モビライゼーションと後方関節包のモビライゼーションのどちらが有用? 今回は五十肩に対する関節可動域改善には肩甲骨モビライゼーションと後方関節包のモビライゼーションのどちらが有用なのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると肩甲骨モビライゼーションと徒手的な後方関節包へのストレッチは五十肩症例の関節可動域の改善に有効だということですね. 2023.09.23 肩関節
脳卒中 脳卒中片麻痺症例の上肢の麻痺は近位部よりも遠位部が強いって本当? 今回は脳卒中片麻痺症例の上肢の麻痺は近位部よりも遠位部が強いって本当なのかどうかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. この結果から遠位部障害型が47%,近位部障害型が23%,遠位・近位部障害型が30%に該当すると考えられます. 遠位部障害は一次運動野の病巣に近位部障害は一次運動野運動前野補足運動野線条体の病巣に関連するということですね. この結果は非常に重要ですね. 上肢麻痺は近位よりも遠位が強いなんていってたら問題でしょうね. 2023.09.22 脳卒中
運動療法・物理療法 高齢入院患者への歩行トレーニングは有益? 今回は高齢入院患者への歩行トレーニングの有効性を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 施設入所率には差が見られておりますが,残念ながら転倒発生や在院期間には差が無いといった結果ですね. 理学療法士・作業療法士の職域を拡大するためにもこういったデータが増えることが期待されますね. 2023.09.21 運動療法・物理療法
腰部 頸椎装具でどこまで頸椎の可動域を制限できるのか? 今回は頸椎装具でどこまで頸椎の可動域を制限できるのかを考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. この研究結果から考えるとソフトカラーの場合には頚椎側屈方向の運動はほとんど制限できないと考えた方がよさそうですね. またソフトカラーよりもハードカラーの方が制限を強くできるものの頸胸椎サポートの場合にはハードカラーと比較してあまり大きな効果はなさそうですね. 2023.09.20 腰部
脳卒中 脳卒中片麻痺症例の上肢の痙縮と歩行・バランス機能との関連性 今回は脳卒中片麻痺症例の上肢の痙縮と歩行・バランス機能との関連性を考えるうえで参考になる論文をご紹介させていただきました. 今回の結果から考えると上肢の痙縮は歩行・バランス機能と関連するということになりますね. 歩行やバランス機能を改善するためにも上肢の痙縮をいかにコントロールするかが重要になりそうですね. 2023.09.19 脳卒中