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書籍紹介 初心者セラピストのための整形疾患最速マスター
最近は理学療法士・作業療法士向けの書籍も多いですね.
今回ご紹介したいのは理学療法士ブロガーで有名な中尾浩之先生が執筆された「初心者セラピストのための整形疾患最速マスター」といった書籍です.
この書籍とにかくイラストがわかりやすいです.
今回は書籍「初心者セラピストのための整形疾患最速マスター」をご紹介させていただきます.
どんな書籍?
書籍紹介には以下の様に記述がなされております.
整形外科疾患を最速で学ぶためには“選択”と”集中”が必要であり,肩・腰・膝といったベーシックな障害を中心に学ぶことがポイントです.
また治療のためにはテクニックも大切ですが,どこに問題があるかを見つけるということに尽きます.
本書では,臨床で遭遇しやすい障害を中心に紹介し,疼痛誘発組織がどこにあるかを見つけるために必要な知識についてまとめています.
無論,これだけですべてを網羅することは不可能ですが,まずは初学者が勉強していくうえで理解しやすいように,できる限りに平易な言葉を用いてわかりやすく解説していきます.
整形外科疾患のリハビリ治療のわかりやすさナンバー1を目指した解説本です.
著者が記しているようにこの書籍,とにかくわかりやすいです.
日本語がわかりやすいですし,加えてとにかくイラストがわかりやすいので視覚的に理解しやすいです.
リハトラ運営者が出した1冊
理学療法士・作業療法士であれば一度はこのブログにお世話になったことがあるのではないでしょうか?
このブログを見ればなぜこの書籍がわかりやすいのかが理解できると思います.
例えばこちらは脊椎圧迫骨折に関するページですがとても分かりやすいと思いませんか?
こんなわかりやすいページを無料で昔から提供してくれているのがリハトラさんです.
私のテキストばかりのさぼりブログが恥ずかしくなるような質の高いページばかりです.
取り扱われている疾患も多岐にわたっており,私が知る限り理学療法士・作業療法士が作成したブログの中では最強のブログと言えると思います.
実は昨年Kindle版が出版されているわけですが,今回は書籍版の発行ということで期待していたファンにとって嬉しい出版となりました.
気になる内容は?
臨床推論の3つの軸
1 力学的推論
2 組織学的推論
3 時間的推論
非特異的腰痛症の種類
1 椎間板性腰痛
2 腰椎椎間関節障害
3 仙腸関節障害
4 筋・筋膜性腰痛
椎体圧迫骨折
腰椎椎間板ヘルニア(LDH)
腰部脊柱管狭窄症(LCS)
頸痛の種類
1 椎間板性頸痛
2 頸椎椎間関節障害
3 筋・筋膜性頸痛
4 頸椎症性神経根症
肩痛の種類
1 筋・筋膜性肩痛
2 腱板損傷
3 肩関節内インピンジメント
4 五十肩(肩関節周囲炎)
膝痛の種類
1 筋・筋膜性膝痛
2 膝蓋大腿関節症
3 大腿脛骨関節症(変形性膝関節症)
4 内側半月板損傷
痛みの定義
侵害受容性疼痛のメカニズム
疼痛へのアプローチ
疼痛の誘発組織について
1 組織リリース(マッサージ)の種類
2 ストレッチングの種類
3 筋力トレーニング
4 関節可動域運動(ROMex)の種類
5 関節モビライゼーション
6 アライメント矯正
目次だけ見てもワクワクしてしまうような内容です.
今回は書籍「初心者セラピストのための整形疾患最速マスター」をご紹介させていただきました.
初心者セラピストのためのという名の通り,初学者向けの内容となってはおりますが,初学者向けにどういった伝え方をすればわかりやすいのかといった視点を学ぶ上でも役に立つ一冊だと思います.
養成校の授業の資料作成に研修会の資料作成にも役立つ一冊になりそうですね.