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理学療法士・作業療法士は職場に友達関係を求めてはいけない
理学療法士・作業療法士の職場の中で小規模な職場に多いのがアットホームな職場なんて謳い文句です.
クリニックとかに多いですね.
これって響きはよいかもしれませんが,そもそも職場にプライベートな関係なんて持ち込みたくないという理学療法士・作業療法士も多いのではないでしょうか?
今回は理学療法士・作業療法士は職場に友達関係を求めてはいけないというお話です.
職場にあるのは契約関係
チーム医療だとか集学的アプローチだとか聞くと理学療法士・作業療法士も職場のスタッフと人間関係を構築することは重要です.
ただここでいう人間関係というのは友達関係の人間関係ではありません.
あくまで職場の中での契約関係の中での人間関係です.
理学療法士・作業療法士の勤務する職場は個々人のスキルや能力を持ち寄りチームでクライアントの課題を解決して対価を得る場所です.
病院や施設は友達や仲間探しをする場所ではありません.
結果的に友達関係が構築されることはある
友達関係がいけないということではありません.
理学療法士・作業療法士もチームで共通の目標の達成を目指して仕事をしていると,結果的に人間関係が醸成され,それが新たな友達関係に結び付くなんてことはよくあると思います.
これは良いことだと思いますし,否定されるべきものではありません.
関係性を構築するために飲み会?
問題なのは人間関係(友達関係)を構築するための飲み会であったり,プライベートな時間での交流の強制です.
これはナンセンスですね.
前述したように職場の中での人間関係というのは契約関係でしかありません.
プライベートを拘束してまで友達関係を構築する必要は無いのです.
管理者が人間関係(友達関係)を構築するために飲み会を開いたりというのは今の時代に合わないと思います.
繰り返しにはなりますが,共有する目的の中で結果的に友達関係が構築され,そこでプライベートな交流が生まれるというのが理想的な形です.
リハビリテーション部門における派閥
おそらく一定数以上の理学療法士・作業療法士が所属するリハビリテーション部門では大なり小なり何かしらの派閥というのが構築されていると思います.
派閥を作りたがる理学療法士・作業療法士というのは職場を人間関係だと誤解し,仲間づくりを始めてしまってる最悪の状態です.
病院や施設で仕事をする目的が理解できてないばかりか組織を壊してしまう可能性もあります.
変に人間関係を大切にしようなんて強調するから変な派閥が形成されるのです.
今回は理学療法士・作業療法士は職場に友達関係を求めてはいけないというお話です.
職場での人間関係というのはあくまで契約関係です.
皆が友達関係=人間関係を求めているわけではありません.
順番を間違えないようにしたいですね.