目次
理学療法士・作業療法士の学生は国家試験後の就職までの期間で何を勉強しておけばいいか?
先日,国家試験が終わりましたね.
国家試験が終わって少し一休みされている学生さんも多いと思いますが,この時期に理学療法士・作業療法士の学生からよく質問を受けるのは就職までに何を勉強しておいた方がよいかといった質問です.
今回は理学療法士・作業療法士の学生は国家試験後の就職までの期間で何を勉強しておけばいいかについて考えてみたいと思います.
とりあえずしっかり遊べ
正しくはこれが正解だと思いますが,就職すると長期的な休暇を取得することが難しくなります.
そのため勉強する暇がったらしっかりと遊びなさいというのが答えかもしれません.
ただ遊びながらでも勉強する人はするんですよね.
また国家試験前に身に付いた学習習慣を継続したいといった思いで就職までの期間も勉強を続けたいといった思いを持たれている方も少なくありません.
一度身に付いた習慣を継続できると入職後も役に立つことは間違いありませんからね.
リスク管理の勉強
まずは就職前にチェックしておきたいのがリスク管理に関する知識の整理です.
リハビリテーション リスク管理ハンドブック
理学療法士・作業療法士にとってのリスク管理に関する書籍と言えばこれですよね.
第4版まで出ていますからね.
理学療法を開始する際に日常遭遇することが多い疾患・外傷を中心に絞って構成し,疾患の概念および特のリスク,その管理について必要な知識や技術,さらには多臓器・他疾患との関連も加えて,最新の知見がスムーズに吸収できるよう分かりやく解説されております.
この書籍は個人的には何といってもコンパクトさがありがたいです.
この書籍を一冊読みこめば,病気を問わずリスク管理に知識がかなり身につくでしょうね.
診療報酬・介護報酬の勉強
理学療法士・作業療法士として勤務し始めたらまず覚えないといけないのが診療報酬や介護報酬に関連する知識です.
これってもちろん養成校時代には習いませんし,2年に1回変わります.
しかしながら仕事をするうえではかなり重要です.
この知識がないといくら理学療法士・作業療法士としての専門的な知識や技術に長けていても専門職として自立することができません.
リハビリテーション診療報酬&介護報酬マニュアル(2021(令和3)年度改定対応)
この書籍がお勧めです.
この書籍は理学療法士・作業療法士の管理者として勤務している理学療法士・作業療法士が所有していることの多い書籍で,診療報酬や介護報酬について詳しく学ぶ上で役に立ちます.
社会人としての基本的なマナー
理学療法士・作業療法士として働くということは社会人として働くということです.
理学療法士・作業療法士って専門的なことは知っていても社会人としての基本的なマナーを知らない方が多いです
社会人1年目の教科書
この書籍は基本的な社会人1年目が備えるべきさまざまなマナーが記述されております.
こういった機会にまずは社会人としての常識を学んでおくと先輩理学療法士・作業療法士の評価が上がること間違いなしです.
今回は理学療法士・作業療法士の学生は国家試験後の就職までの期間で何を勉強しておけばいいかについて考えてみました.
あと数週間で入職という方も多いと思いますが,貴重な時間を大切にしたいですね.