論文内の図表に書かれている「*」って何て読むか知ってますか?何を意味するか知ってますか?

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論文内の図表に書かれている「*」って何て読むか知ってますか?何を意味するか知ってますか?

理学療法士・作業療法士が論文を読む際に表やグラフ中出てくるのが「*」の記号です.

これってなんとなく有意差を表す記号だと認識されている理学療法士・作業療法士が多いと思いますが,そもそも何て読むのかご存じですか?

また有意差を表す時ってこの「*」を用いらなくてはならないのでしょうか?

今回は論文内の図表に書かれている「*」について考えてみたいと思います.

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「*」の正しい読み方知ってる?

「*」はキーボードの「け」のところにある記号です.

Shiftを押しながら「け」のキーをクリックすると「*」と表示されるはずです.

読み方ですが「アステリスク」とか「アスタリスク」

本来の綴りは《asterisk》となります.

「アステリスク」を略して「アステリ」と呼ぶこともあります.

【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】によると33%が「アステリスク」,66%が「アスタリスク」と呼称しており,「アスタリスク」と読む人のほうが多数派なようです.

 

 

 

 

 

 

 

「*」はどういったときに用いられるの?

「*」は記述符号の一つで,注・参照・疑義などを示す印として用いられます.

またコンピューターのプログラミング言語やアプリケーションソフトで乗算を意味する「×」として用いられたり,CUIのオペレーティングシステムなどで任意の文字列を表す記号として使われることもあります.

 

 

 

 

 

 

 

「*」=有意差?

「*」は有意記号として使われる,としばしば言われますが,実際は,参照記号(Reference symbol)として用いられているのです.

ページ脚注などに使われるのと同じ意味で,有意値が参照されます.

したがって,図表に*があれば,*の説明を参照せよ,というのが本来の意味です.

例えば脚注に* p<0.05 のように書かれていれば「*」が有意確率5%未満を意味するということになります.

 

 

 

 

 

 

アスタリスク以外に用いられることの多い記号

アスタリスク以外で,よく使われる参照記号は,短剣符(ダガー,Dagger)†です.

†や††の符号は検定結果の表中に用いられていることがまれにあります.

†は短剣符とも呼ばれます.

†は「*」と同じように危険率の値(p値)を識別するために使われますが,アスタリスクと比べると使い方もさまざまなようです.

ダガーと入力して日本語変換すると,†が出る場合もあります.

sを二つ重ねた,セクションマークもしばしば用いられます.

セクションと入力して日本語変換すると,§が出る場合もあります.

 

 

 

 

 

 

「*」のみならず有意確率を確認すべき

上述したように「*」は検定の有意確率が有意水準を下回ったときに用いられることが多いです.

理学療法士・作業療法士が論文を読む際にもついついこの「*」ばかりを探してしまいますが,実はアスタリスクが付いてないときこそp値をしっかりと確認することが重要となります.

 

今回は論文内の図表に書かれている「*」について考えてみました.

よく用いられる記号ですので本来のその意味をきちんと知っておくことが重要ですね.

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