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理学療法士・作業療法士の仕事は過酷?
理学療法士・作業療法士の仕事も立派な労働です.
一口に労働といっても労働にもさまざまな形がありますよね.
過酷な労働もあればそうでもないものもありますよね.
今回は理学療法士・作業療法士の仕事は過酷かどうかについて考えてみたいと思います.
労働の種類
一般的に労働は3つの種類に分類できます.
具体的には以下の3つの労働に分類できます.
肉体労働
頭脳労働
感情労働
理学療法士・作業療法士の仕事はいったいどれに当てはまるのでしょうか?
肉体労働
肉体労働というのは文字通り肉体を使った仕事です.
関節可動域運動なんかも肉体労働ですし,下肢ってけっこう重たいですから股関節を動かすのなんかはけっこう大変です.
理学療法士・作業療法士の肉体るうどうの中でも,かなり過酷なのが車椅子移乗です.
重度の運動麻痺を合併したうえに,Pusher症候群を合併していると,かなりしんどいですよね.
車椅子移乗なんかは自分の担当でもないクライアントの移乗を看護師から依頼されることもあります.
また理学療法士・作業療法士の労働の中で過酷を極めるのが,長下肢装具歩行です.
もちろんコツをつかめば負担も少なく行えるのかもしれませんが,けっこうな肉体労働ですよね.
また理学療法士・作業療法士の場合には,病棟とリハビリテーション室の往復したり,クライアントの歩行に付き添ったりと仕事で1万歩以上歩くなんてのが日常的です.
こう考えると理学療法士・作業療法士の仕事というのは肉体を駆使する肉体労働といえるでしょう.
頭脳労働
頭脳労働というのは専門領域の知識を使ってする仕事です.
理学療法士・作業療法士は培った医療の知識をもとにその場に応じた的確な判断が常に求められます.
考えながら理学療法・作業療法を行うと楽しいですが,本当に疲れますよね.
糖分が欲しくなります.
いつも散歩してマッサージするだけで頭を使っていない理学療法士・作業療法士が多いのも実際ですがね…
いずれにしても理学療法士・作業療法士の仕事というのは頭脳労働の要素も大きいでしょうね.
感情労働
理学療法士・作業療法士の仕事はサービス業です.
その場に応じた感情表出が求められます.
場合によってはクライアントが泣き出してしまう場合もありますし,最近はモンスターペイシエントも多いので,急にクライアントが憤慨したりといったことも少なくありません.
理学療法士・作業療法士はクライアントの状況に応じて感情のコントロールやその場に応じた感情を表出することがが求められるわけです.
今回は理学療法士・作業療法士の仕事は過酷かどうかについて考えてみました.
理学療法士・作業療法士の仕事は肉体労働・頭脳労働・感情労働のすべてが該当すると考えられますね.
そりゃ過酷な仕事なわけです.
もちろん世の中に簡単な仕事というのはありませんし,過酷だからこそやりがいの感じられる奥の深い仕事でもありますね.