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理学療法士・作業療法士は体調を崩してまで働くべきではない
世間が思っている以上に仕事のストレスや過労によって体調を崩す理学療法士・作業療法士は少なくありません.
皆様の職場にもけっこういませんか?
長期の休暇を余儀なくされている理学療法士・作業療法士…
今回は理学療法士・作業療法士は体調を崩してまで働くべきではないといったお話です.
仕事はお金を稼ぐための一手段
理学療法士・作業療法士にとって仕事の捉え方はさまざまだと思いますし,仕事の仕方もさまざまだと思います.
ただ仕事というのはあくまで生きるための一つの手段にすぎません.
生きるための活動である仕事によって体を壊すのは本末転倒だと思います.
どんな仕事であってもまずは,自分の体を,生きることを第一優先にすべきです.
働けない体になる
体調が悪いまま無理して働き続けていると理学療法士・作業療法士として一生涯働けなくなってしまうことも考えられます.
特に精神疾患には注意が必要です.
ストレスや過労によって精神的にまいってしまって長期離脱を余儀なくされる理学療法士・作業療法士も少なくありません.
同じ苦しみを与えてしまう
無理して働く理学療法士・作業療法士が多い職場では,無理して働くのを美徳・正義ととらえる雰囲気ができやすいです.
あの先輩が頑張って仕事をしているんだから,若い自分が弱音を吐くわけにはいかないなんて雰囲気ができてしまうのはあまり良いこととはいえません.
自分が頑張りすぎる姿を見せることが誰かの悪い見本になってしまうことがあります.
こう考えると理学療法士・作業療法士の中でも年配者ほど頑張りすぎないことが重要です.
責任感が強い人間が多い
理学療法士・作業療法士はクライアントのためにといった一心で仕事をされている方が多いです.
これはこれで良いことだと思いますが,責任感が強すぎることが自分の首を絞めてしまうこともあります.
上述したように過度な責任感が場合によっては同僚や後輩の首を絞めてしまうこともありますので注意が必要です.
犠牲なき献身こそ真の奉仕
これは有名なナイチンゲールの言葉です.
自己犠牲に期待するような医療は真の奉仕ではありません.
体調が悪い中で理学療法士・作業療法士が最良のリハビリテーションを提供することは不可能です.
まずは何よりも理学療法士・作業療法士自身の体調を優先すべきですね.
今回は理学療法士・作業療法士は体調を崩してまで働くべきではないといったお話でした.
命あっての人助け,健康あっての仕事です.
まずは自分の体調を第一優先に考えて,無理をしないことも長く仕事を続けていくには重要です.
時にはしっかりと休暇を取って身体を休めることがクライアントや同僚のためになることもあるんだという認識も必要でしょう.