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理学療法士・作業療法士も見直したいリボ払いの利用
理学療法士・作業療法士もクレジットカードのリボ払いを使用されている方は多いと思います.
手元にお金が無い時にはクレジットカードのリボ払いってありがたいですよね.
ただリボ払いって落とし穴がたくさんあるのも実際です.
今回は理学療法士・作業療法士も見直したいリボ払いについて考えてみたいと思います.
リボ払いとは?
簡潔に説明するとリボ払いというのは月々の支払額を決められるクレジットカードの分割払い方法です.
リボ払いを利用することで毎月の支払額(元本返済額+手数料額の合計)を一定におさえることができ,支払い計画が立てやすいというメリットがあります.
分割払いのため手数料の負担がある点に注意が必要
非常に便利なリボ払いですが,一方で分割払いなので利用代金に加えて支払期間に応じた手数料も負担することになります.
そのため総額の支払い額が増え金額によってはかなりの借金を抱える可能性もあります.
したがって利用は計画的に行う必要があります.
主要な2種類のリボ払い方式
リボ払いには大きく分けて支払残高の大きさに関係なく毎月一定額を支払う「定額方式」と支払残高に応じて毎月の支払額が段階的に増減する「残高スライド方式」の2種類があります.
定額方式
定額方式の場合は繰り返しの利用でリボ残高が増えても,毎月の元本返済額は変わりません.
しかしながら支払い期間が伸びることになりますので,手数料の負担が大きくなるといったデメリットがあります.
残高スライド方式
残高スライド方式の場合には,残高が10万円以下の場合は毎月の支払い額が3千円+手数料,10万円~20万円の場合は6千円+手数料といったように増減する仕組みです.
この支払額の基準はクレジットカード会社によってもさまざまです.
リボ払いの手数料はどれくらいなのか?
ここまではリボ払いの仕組みの基本について説明させていただきました.
おそらく理学療法士・作業療法士の皆様が気になるのは手数料はどれくらいかかるのかといった点だと思います.
ここからは具体的な支払いシミュレーションも踏まえながら,手数料額(金利や利子)を想定していきたいと思います.
楽天カードのリボ払いの場合
ここでは楽天カードの例に手数料について考えてみたいと思います.
楽天カードのリボ払い手数料は15%で定額方式(より詳細に言えば、元金定額方式)となっております.
5万円を毎月2万円ずつ返済した場合をシミュレーションしてみると手数料は以下のように想定されます.
【1か月目】
リボ残高:5万円
リボ手数料:5万円✕15%÷12か月=625円
支払額:2万625円
【2か月目】
リボ残高:3万円
リボ手数料:3万円✕15%÷12か月=375円
支払額:2万375円
【3か月目】
リボ残高:1万円
リボ手数料:1万円✕15%÷12か月=125円
支払額:1万125円
すなわち総支払額は5万1125円となります.
毎月の返済額は少なくて済みますが,一括払いに比べると1125円分多く支払う必要があるということになります.
またリボ残高に応じて手数料が発生しますので,支払期間前半のほうが負担が大きくなるという点にも注意が必要です.
結局のところこの1125円を高いと考えるか安いと考えるかですね.
リボ払いは本当に危険なのか?
リボ払いは危険だという意見を耳にされたことがある理学療法士・作業療法士も多いのではないでしょうか?
というのもリボ払いは実質的に借金と同じであり,知らず知らずのうちに支払い残高が膨れ上がる危険性があります.
返済回数や手数料額が業者によって異なりますので,安易にリボ払いを申し込む前にしっかりと確認を行う必要があります.
リボ払いが危険だと言われる理由
リボ払いのデメリットとしては手数料が必要なことも挙げられますが,総額でいくら返済すべきなのかが見えにくいという点もリボ払いが危険だと言われる理由でしょう.
毎月の支払額が一定でもいつまでも支払いを続けていると気付かずうちに手数料の金額が莫大になっていることもあり得ます.
それを防ぐためにも,リボ払いの利用は計画的にそして最小限に留めるほうが良いでしょう.
今回は理学療法士・作業療法士も見直したいリボ払いについて考えてみました.
リボ払いは毎月の支払額を一定にできますので,家計を管理しやすいいというメリットがあります.
その一方で計画的に利用しなければ手数料が膨れ上がってしまい,大きな損をしてしまう恐れもあります.
リボ払いには手数料が発生し実態としては借金に近いことをしっかり意識しておくことが大切でしょう.