コロナ膝ってネーミングはどうなの?

変形性膝関節症
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コロナ膝ってネーミングはどうなの?

理学療法士・作業療法士の皆様は「コロナ膝」って聞いたことありますか?

私も知らなかったのですが,先日,あるクライアントから「コロナ膝」なる言葉を耳にしました.

今回はコロナ膝ってネーミングはどうなのというお話です.

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「コロナ膝」って?

新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛の長期化で,運動量が減って膝の関節が固くなる症状が高齢者だけでなく40~50代の中年世代にも増えております.

京都大医学研究科の青山朋樹教授(整形外科)はこんな足トラブルを「コロナ膝」と名付け,予防を呼び掛けております.

青山教授によると,歩く時間が少なくなるなど膝を動かすことが減ると関節が固くなり,歩いたときに音がしたり,足の踏ん張りがきかなくなったりといった違和感を覚えるようになる.

悪化すると痛みを伴う変形性膝関節症などを発症する恐れがある.

「これってただの不動による変形性膝関節症の発症や増悪ですよね?」と思われた理学療法士・作業療法士の方がほとんどだと思います.

 

 

 

 

 

 

 

まるで感染が膝関節症状を引き起こすようなネーミング

このネーミングってまるで新型コロナウイルスへの感染が膝関節症状を引き起こすようなネーミングですよね.

紛らわしいことこのうえありません.

一般の方は勘違いしてしまうでしょうね.

またこのネーミングが問題なのは,ウイルスが膝関節症状を惹起することを想起させるといった点です.

こういったネーミングだとワクチン接種で膝関節痛を予防できるなんて考える方もいると思います.

そもそも不動が原因ですので,コロナ禍において身体活動量を維持するといった発想に結び付きにくいと思います.

 

 

 

 

 

 

 

ただの廃用症候群

では不動でなぜ変形性膝関節症を発症したり,変形性膝関節症が増悪するのでしょうか?

基本的なメカニズムとしては以下のようなメカニズムが考えられます.

 

身体活動量が減少

⇒関節運動や荷重機会が減少することで滑液の産生が減少

⇒膝関節症が増悪する

 

これってただの廃用症候群ですよね?

ベッド上安静後に離床を介すると膝関節痛を訴えられるクライアントって多いですよね.

荷重歩行を繰り返していると軽減される場合も多いですが…

 

 

 

 

 

 

 

廃用症候群による膝関節痛をコロナ膝というのはミスリード

この廃用症候群による膝関節痛をコロナ膝と呼ぶのは全くのミスリードですよね.

コロナ膝ではなく在宅膝とかの方がいいのではないでしょうか?

膝が痛いのは新型コロナに感染したからとか勘違いする人が既に多く出てきております.

医師が提唱したのか,番組側が名付けたのかはわかりませんが,こういった高齢者の誤解を招くような表現はいかがなものかと思ってしまいます.

 

今回はコロナ膝ってネーミングはどうなのというお話でした.

コロナ膝ってキャッチーな言葉ではありますが,誤解を招くことも多いでしょうね.

まだまだコロナ禍が続きそうですので,コロナ膝について理学療法士・作業療法士が相談を受ける機会も増えそうですね.

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